2016-05-28

広告で稼げなくなったインターネットのその後を見てみたい

ご存知の通り、無料で利用できる多くのオンラインサービスは、広告収益の柱に立てている。

ところで最近広告は(倫理手法など様々な理由により)ヘイトを集めており、私も広告ブロック機能積極的に導入している。

広告ブロックブロックするシステムもあるらしいが、少なくとも私にとって「無料で利用できる」というのは遠巻きに「広告ブロック機能使用していても無料で利用できる」という意味であり、広告ブロックブロックするサービスはもはや「無料」ではない。よって使わない…が、そんなことはどうでもいい。

思考実験はここからであるオンライン広告ビジネスとして成り立たなくなったら、オンラインサービスはどうなるのだろう?

まず、これまで広告収益の柱にしていたサービスは軒並み終了する。ここまでは誰でも予想できるだろう。

では、その後代替サービスは現れるのだろうか?個人的には難しいと思っている。代替サービスだって、何らかの方法お金を稼がないと維持できないのだ。広告以外の方法お金を稼ぐことができるなら、前のサービスは潰れなかったはずであろう?

つまるところ、インターネット上のサービスお金を払わなければ何もできない空間になっていくであろう。

そうなったとき、「無料からインターネットを利用していた層はインターネットのものを切り捨てる。

この事象は「インターネットの質を担保する」という意味では歓迎するべき流れである。というのも「無料からインターネットを利用していた層はオンラインサービスをしている限りでは通信回線以外に一切お金を払うつもりがない、見込みすら無い客であり、この(一切見返りがない)層のためにサービス側はリソースをドブに捨て続けなければならなかったからだ。

…さて、平凡な私に思いつく「広告で稼げなくなったインターネットのその後」は、この程度のものだ。あなたはどうなると考える?

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