けっこうたくさんある気がします。
文豪ストレイドッグス/朝霧カフカ・春河35
登場人物の名前が、中島敦や太宰治などの文豪からとられた能力バトルもの。
作中では作家というわけではない。
「異能」と呼ばれる能力やキャラの性格・言動が元ネタになった文豪に由来している。
例えば、梶井基次郎の能力は、レモン型爆弾に関するもの。
中身は王道の異能力バトルで、文豪要素がなくともそれなりに楽しめる。
リィンカーネーションの花弁/小西幹久
才能を前世から引き出せる「輪廻返し」による能力バトル。
偉人や大罪人を前世に持つキャラが登場し、前世に関係する能力を使う。
登場する偉人・罪人は、石川五右衛門、宮本武蔵、ジョン・フォン・ノイマン、ニュートンなど。
テンポは良いけど、良キャラがあっさり退場していって大丈夫なんだろうか。
ドリフターズ/平野耕太
偉人たちが中世ファンタジー的な世界に召喚される。
登場するのは、島津豊久、那須与一、織田信長、ハンニバル、ジャンヌ・ダルクなど。
単なるバトルだけではなくて、時代や国による文化・技術・思考の違いが描かれていて面白い。
ハイファイクラスタ/後藤逸平
偉人・永遠の「才能ラベル」によって戦う能力バトル的な漫画。
登場するラベルは、ソクラテス、宮本武蔵、ニュートン、聖徳太子など。
面白くなる要素はありそうだけど、あえなく打ちきり。
ジャンプじゃなければもう少し続けられたかも。
ノブナガン
歴史上の偉人の遺伝子を改良した遺伝子(E遺伝子)を持つ者たちが、宇宙怪獣(進化侵略体)と戦う。
登場するのは、織田信長、切り裂きジャック、ニュートン、ガンジー、ベーブ・ルースなど。
タイトルといい、作中の用語といい、ダサかっこいい感じ。
同じ作者の「ジャバウォッキー」にも偉人が出てくる。
第9のマギア
音楽家の魂を持った退魔師たちが、悪魔や降魔師と戦う。
登場するのは、ベートーベン、バッハ、モーツァルト、ブラームス、シューベルト、リストなど。
バトルは大味で、あんまり面白さが分からなかった。
キャラの関係性に注目すると楽しめるのかも。
感想など
ニュートンの登場率が高いのは、知名度に加えて、重力と能力バトルの相性が良いこと、リンゴという分かりやすいモチーフがあることからでしょうか。
偉人がからむ漫画だと、名前が出てきただけで盛り上がるのが良いところかも。
定番どころだけじゃなくて、ややマイナーな人だったり、ジャンルだったりすると読んでいて楽しいですね。
バトル以外だと、偉人のクローンが集まる学園ファンタジー「放課後のカリスマ」もなかなか面白いです。