【阪神】岩貞、憧れの高橋由伸率いる巨人を3安打完封「1点守れば勝てると思って投げた」
2016年5月28日6時0分 スポーツ報知
◆巨人0―1阪神(27日・東京ドーム)
阪神・岩貞が、自己最多の126球を投げ、菅野に投げ勝った。9回2死、代打・相川を左飛に打ち取ると、笑顔で両手を突き上げた。「初回に1点を取ってもらったので。1点を守りきれば勝てると思って投げました」。散発の3安打完封で4勝目。巨人戦初登板初完封は球団では1994年の藪以来の快挙だった。
140キロ台後半の直球と変化球を有効に使った。4回2死一、三塁では岡本をチェンジアップで空振り三振。5回2死二塁では大田を外角直球で見逃し三振。「際どいところがボールになったので。(ストライク)ゾーンの中で勝負できた」。ピンチでも動じない度胸満点の投球で、凡打の山を築いた。
投げる度に進化を続ける。今季は広島・黒田と3試合、DeNA・今永とは2試合、ヤクルト・小川など、エース級と投げ合い自信をつけた。チーム初完封で3位に浮上させた3年目左腕に、金本監督も「素晴らしいピッチング。参りました。ありがとう、おめでとう…言葉がありすぎてね」と最敬礼だった。
熊本出身。幼い頃はテレビで巨人戦を見るのが日課だった。憧れだった高橋由伸が指揮を執る巨人戦での快投に「投げられたことがうれしい。でも、それが当たり前と思えるようにしたいですね」。防御率は菅野に次ぐリーグ2位の0.88。昨年まで通算2勝の左腕は、今や金本阪神の柱だ。(橋本 健吾)