京都市左京区の京都大学医学部附属病院で、母体と胎児を集中的にケアする治療室が新設され、きのう公開されました。京大病院では、切迫早産など、重症妊婦の受入れ件数が、2005年からの10年間で2倍以上に増加していてこの治療室の開設で、診療体制がより充実するとしています。新設された母体・胎児集中治療室=MFICUは、施設基準を上回る17から19㎡の個室6室で、来月1日から稼働する予定です。室内には、血圧や脈拍などを測る母体バイタルサインモニターや、胎児心拍数モニターなどを備えていて専従の産科医師が365日24時間体制で勤務し、容体の急変時にも迅速に対応ができます。また、壁紙などは心安らぐ柄がしつらえられていてお母さんと、赤ちゃんへ最大限の安心や安全が提供されています。
日時: 2016年5月27日 12:00