謝罪しなければ、構わない…トランプ氏
【サンディエゴ(米西部カリフォルニア州)長野宏美】11月の米大統領選で共和党の候補になることが確定している実業家ドナルド・トランプ氏(69)は27日、サンディエゴの集会で支持者を前に、オバマ大統領が広島を訪れたことについて「謝罪しない限り、まったく構わない。誰が構うものか」と語った。
一方で、米国は安全保障面で日本や韓国など他国を防衛しているが、「彼らは支払うべき軍事費を負担していない」とこれまでと同様の批判を繰り返した。
さらに、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)について、「彼女は私が日本に核兵器を持ってほしいと言っていると言うが、そんなことは言っていない。彼女はうそつきだ」と本選で戦うことが予想されるライバルを攻撃した。
トランプ氏はこれまでの対話集会などで「北朝鮮が核兵器を持っている以上、日本も持った方がいいのではないか」と独自の主張を展開している。