交付金を積み立て 安倍首相に“血税1500万円”ネコババ疑惑
約400万円の政党交付金をネコババし、舛添都知事は大炎上だが、さすが一国のトップとなると、スケールが違う。安倍首相に約1500万円の税金ネコババ疑惑が浮上だ。舛添知事がかすめ取った金額の実に3倍強に上る。
疑惑の舞台は、安倍首相が代表を務める政党支部「自民党山口県第4選挙区支部」(第4支部)だ。
政党交付金使途等報告書によると、2010~14年にかけて党本部から毎年600万~1900万円の政党交付金を受領してきたが、例年のように余剰金が発生。そこで「党勢拡大基金」という名称の基金を第4支部内に立ち上げ、使い切れなかった交付金をセッセと積み立ててきた。
首相就任を挟み、残金の推移は激変している。野党時代の10年末の残金は141万5036円に過ぎなかったのに、首相就任2日後の12年12月28日に694万6168円を積み立てて以来、毎年末に羽振りよく交付金を積み立て続け、残金は飛躍的に増加。13年末は966万3460円、14年末には1445万5238円と、4年前の10倍に増やしたのだから、恐れ入る。