HN読谷人さんのコメントに答えて 「琉球王」は朝日新聞がつけた名前です
HN読谷人という人から、このようなコメントが来ています。
「琉球王」にでもなったのか、と言われるのです。
↑産経新聞、幸福実現党以外の誰が翁長を「琉球王」と呼んでいるんだよ(笑)。
自分のお仲間だけで通用する呼称が一般的だとはあまり思わない方が良いですよ今度からブログタイトルは下記に改めたらどうかね?
「基地と原発、自民党プロパガンダのありんくりん」
「琉球王」がけしからんということですが、あなた知らなかったんですか。このネーミングの名付け親は、全国応援団長の朝日新聞がつけたのですよ(爆笑)。
※http://dot.asahi.com/aera/2015052500057.html?page=5
朝日新聞が発行するAERA(2015年6月1日号)が、翁長知事誕生の集会についてこんな思い入れたっぷりな記事を書いています。
あのね読谷人さん,、こういうのを「プロパガンダ」記事とか、提灯記事って呼ぶのですよ。
しかし、すげぇな、ここまで書くか。まるで朝鮮中央通信のキム総書記の記事みたい。
「スタンドの人々の目がパッと見開かれ、さざ波が広がるように全員が立ち上がり、指笛と拍手が1分ほど鳴り響いた。
いささか大げさとのそしりを覚悟して言えば、「新しい琉球の王が誕生した瞬間ではないか」と感じられた。」
というわけで、「琉球王」とはもちろん私の発案でもないし、本土ではこの人が思い描くような「一定の極右勢力」が隠語了解圏の中でコソコソ使っているものではないのですよ。
少しは調べてからいいなさい。
ワシントンに「大使館」を作り、独自に政府の頭越し外交をしていて、「民族自決」を主張すれば、そういうニックネームをもらっても当然です。
翁長氏については、HN読谷氏が読んだら確実に気分が悪くなるような、こんな記事まで書いています。よかったらどうぞ。
※関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-1.html
さて、私の「お仲間」?一体なんのことでしょうか。
私は個人のブロガーとして発言しているだけで、何かに属したことはないし、今後もないでしょう。
青春時期には左翼運動の経験がありますが、今は左右いずれの運動にも関わることはありません。正直、運動はもうこりごりです。
要するに、私はただの「発言する人」なのです。
「基地と原発、自民党プロパガンダのありんくりん」にしろ、と言われています。
この拙いブログにおつきあいいただいている読者の皆さんはご存じでしょうが、私がもっとも嫌うのはプロパガンダ、即ち教条に基づいた宣伝・煽動です。
私はブロガーとして主張や批判はしますが、一度たりとも根拠なきレッテル貼りをしたことはありません。
つねに相応の資料とデータを提示しています。いつもさらと書き流したいと思っていますが出来ません。
それは決めつけとレッテル貼りは恥ずかしい行為だと思っているからです。なぜなら、それは言論に対する棄損行為だからです。
この人でいえば、悪玉は「産経や幸福実現党」のことのようです。
嫌いなのは勝手ですが、保守の一部が、自分の意見と違うと、「お前はアカだ」というのと一緒で、自分の憎悪対象になぞらえて批判した気になっているというメンタリティが劣化しています。
実に安直かつ、卑劣な言い方ですが、あんがい効果的な攻撃方法なのでよく使われます。
ただし、濫用すると品性下劣なことがばれてしまいますから、常識人はあまり使いません。
ところで私は保守です。特に隠してはいません。もっと厳密に自己規定すれば、「リベラル保守」です。
ただし、お断りすれば、私は右翼ではありません。
左翼とリベラルが違うように、保守と右翼は思想的にかぶる部分もありますがまったく存立基盤が異なっています。
左翼と右翼は共に、社会を変革する「革命」勢力だからです。
リベラルが左翼革命を否定するように、保守もまた右翼革命を否定します。
私は自民党に対しては消極的支持をしていますが、かつては嫌悪していました。いまでも本質において利権集団だと思っています。
ただ、その利権を保全するための知恵が、結果として今の日本を作ってきたことは事実です。
日米同盟にしても、沖縄政策にしても、場当たり的な理念なき政策でしたが、リアリズムであるが故に、空論に堕することなく済んできました。
薄ら甘い理想論ほど困るものはありませんからね。鳩山氏を思い出せばわかるでしょう。
彼は、カオスと失望しか生み出しませんでした。
というわけで、消去法で自民以外残らないから、とりあえず支持しているにすぎません。もっとましな保守政党ができてほしいものです。
今、自民を支持しているのは、最大野党が共産党と手を組むという悲惨な現状では支持しようがないからです。
共産党とは、日米地位協定や消費税などところどころ意見が一致する場合があって苦笑していますが、彼らが政権の座に着くことは、自由を失う最短距離だと思っています。
産経ですか。ひとことで言えば、「右の朝日」でしょうね。
私は思春期に朝日と赤旗で育ったので、産経を中年になって読んだ時のショックは、今でも忘れられません。こ、こんな新聞があったのかぁっ、てかんじ。
政治的主張は置くとして、外信部に傑出した特派員が沢山いるのが財産でしょうね。
幸福実現党のような特定の宗教保守に対しては、勧誘されたくないので、できるだけ距離をあけるようにしています。
ただし、個人として発言される場合には、どこに属していようと関係なくお話するようにしています。
私のブログは、原則として意見が異なっても、このHN読谷人氏のような中傷でない限り、真正面から議論することにしています。
ですから、過去記事を見ると「○○さんのコメントにお答えして」という記事が大変に多いはずです。
それが私の発言者としての、ささやかなプライドです。
安倍氏に関しては是々非々としかいいようがありません。ただ首相のリアリズムと行動力が歴代総理の中で傑出しているのは確かです。
私は原発は漸減すべきだと思っていますし、その方法については何度も書いています。私の原発に対する意見は煎じ詰めれば二つです。
ひとつは「社会経済を傷つけないために段階的に減らせ」ということ。
もうひとつは、「再稼働についての判断は、政治が介入せずに規制委員会に主導させよ」ということです。特に奇抜な意見じゃないと思いますが。
この人は私がひょっとして再稼働を支持しているから、イコール原発推進派ていどに思っているのでしょうか。こまったもんだ。
また、沖縄の米軍基地は一日も早くなくなれという立場です。そう書いて、常連コメンターから非現実的だと批判されています(苦笑)。
※関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/post-ae80.html
ただ、今の中国の軍事膨張の時期に、安易にそれをするのは大変に危険だと書き続けてきました。
ここは私が私の責任で作っている発言媒体にすぎません。
ですから県内の「狼魔人」さんブログが、私の記事を無断転載していることに対しては、少々困っています。
ブログという媒体は、しょせん自分に責任を持って発言しているだけで、転載された先にまでの無限責任はもてないからです。
「狼魔人」さんの地道な言論活動には敬意を表しますが、あちらのブログがどのような人たちなのか調べようがないし、私は彼らとは一緒ではありません。
というか、どのような人たちなのか知りません。
とまれ、私は何者にも属していないし、極右呼ばわりされるのは大変に不愉快かつ迷惑です。
繰り返しますが、ここはただの「私」が、私の責任において、書いているだけのサイトです。
その「私」とは、かつて沖縄に骨を埋めようとして渡り、農民となってやんばるの赤い土の上で汗をかき、そして挫折した経験を持つ、市井の中で生きる「ただの人」です。
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[蛇足]
ああ、1週間の終わりをこういう記事で締めくくりたくはなかった。なにも新しいものを生み出さない、不毛そのものの議論だよなぁ。
今日は、このオバマ広島訪問をテーマにしようと思っていたんです。
タックスヘイブンも資料がっぽり貯めたし、米国の格差社会についてや、トランプ後の世界についても書きたいことばかり。
で、来週からテーマを沖縄から変えるかもしれません。
それにしても、昨日オバマの被爆者への抱擁という美しい光景を見て、心が清められたのに。
演説はダメだったが、あのシーンは心に残りました。
あ、こういうこと書くから、山路氏に「だからあんたは甘い」と叱られるんだよなぁ(笑)。
私、元々無理やりリアリストやっているような甘い人間なんですよ。
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コメント
久々にコメントさせてもらいます。
ナントカさん・コメントへの対応ごくろうさまでした。「時間と労力の浪費」ほんとご苦労さまでした。次からこの「コメントへの対応」を貼り付けて「ヘボ・コメントへの応答」に使われては、いかがでしょうか?・・・余計なお世話??
⭕️「サハ・洋一」
⭕️「オール左翼・沖縄」
⭕️「辺野古住民・VS・ヘノコ左翼」
⭕️「共産+オナガ ⇨ 政府・タテツキ隊」
⭕️「防衛とは、必要なモノを・必要な場所に・必要な量・設置して成り立つするもので、値切ってなんぼの代物ではない!」
⭕️「沖縄は・中共よりも情報僻地」
⭕️「国場・新報・豊見城」 ⇨ 今後のキーワード
・・・こんなスローガンを考えていた。のですが、ブログ主が言うように「レッテル貼り」は、しないほうが、よさそーなので、今後改めます。
投稿: 譲二 | 2016年5月28日 (土) 07時25分
初めまして。
以前からこのブログの拝見させて頂きましたが、以前から疑問に思っていたことと今回の記事の内容が重なったので書き込みをさせて頂きます。
では、「琉球王」という表現ですが朝日新聞のAERAより先に、あなた自身が書かれた2014年11月14日の記事『「信」なき背信政治屋翁長氏に一票を入れるな!』の中で、すでに用いています。
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/post-73d6.html
下記に管理人さんの文章を引用しておきます。
”「翁長党」が唯一誠実なのは、ひと握りの沖縄財界の面々に対してだけです。その裏切りを代償として翁長氏は「琉球王」の座につく野望を持ったのです。”
要するに産経やAERA云々は関係なく、翁長氏が知事になる以前からあなたは「琉球王」という呼称を翁長氏に対して使用していたというこです。
またAERAの「新しい琉球の王が誕生した瞬間ではないか」という表現と、産経新聞などのメディアが揶揄的に呼称する「琉球王」では言葉もニュアンスが違うと思いますよ。
また「私がもっとも嫌うのはプロパガンダ、即ち教条に基づいた宣伝・煽動です」とありますが、なぜプロパガンダの申し子の様な我那覇真子氏をたびたびブログで好意的に紹介しているのか不思議に思います。
『私は沖縄の勇敢な抵抗者たちを応援します』
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/post-0234.html
ご存知かとは思いますが彼女は統一教会が母体の世界日報系のサイトでライターをしていますし、「狼魔人」の江崎孝氏と一緒にチャンネル桜の「沖縄の声」でキャスターもしていました。
そして幸福実現党の矢内筆勝氏とも家族ぐるみの付き合いがあるようです(下記の矢内氏ブログに我那覇氏が矢内氏とご家族で写っている写真があります)。
http://yanai-hissho.hr-party.jp/activity/1057.html
彼女のような胡散臭い人間が「勇敢な抵抗者」として白バラ抵抗運動のメンバーと同列に扱われているのには鼻白むものがあります。
以上のことからしても管理人さんが、その手合いの連中のシンパだと一部の人に認識されるのも無理からぬことではないのでしょうか?
投稿: ガーボルグ | 2016年5月28日 (土) 07時34分