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【プロ野球】

コイがセ界の貯金を独り占め!! 4連勝で3.5差首位ガッチリ!!

2016年5月27日 紙面から

広島−巨人 2回裏1死、鈴木は左越えに勝ち越しソロを放ち、笑顔で九里(右)とタッチ=マツダスタジアムで(吉澤敬太撮影)

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◇広島3−2巨人

 広島が競り勝って4連勝。0−1の1回に菊池が同点ソロを放ち、2回は鈴木の2試合連続となるソロで加点。6回に追い付かれたが、その裏に安部の犠飛で勝ち越した。九里は6イニング2失点で2年ぶりの勝利。巨人は5連敗で勝率5割に逆戻り。

     ◇

 広島は今季2度目の4連勝。決勝点は3四球から安部の右犠飛と、無安打で奪い取ったものだ。相手は逃げの投球。序盤に放った2発の特大弾が効いていた。12球団トップの本塁打数を誇る最強打線が、データ通りに2発で同点、勝ち越しに成功。菊池が、鈴木が試合の流れを呼び込んだ。

 2回だ。1死から打席に立った鈴木は2球目、外寄り144キロの速球を狙った。バットいっせん。打球は弾丸ライナーで左翼バルコニー席の前看板に直撃。グラウンドに跳ね返った打球は、推定120メートルの特大弾となった。

 「シュートとスライダーがいい投手。どっちつかずにならないように心掛けた。いいスイングができました」

 大竹寛とプロ初対戦で2戦連発6号ソロ。7試合連続安打と好調が続く。石井打撃コーチは「将来的に3番を打ってほしい」と理想像を描く。4番につなぎの打者を置くことで、求めるのは3番打者としての役割。下位打線の充実が、チームの好調を支えている。

 初回、1点先制された直後には、菊池の5号ソロで同点に追い付いた。「たまたま。狙ってなかった」と謙虚に振り返った菊池。「首位攻防戦を3タテできたのは、すごく大きい」と笑みがこぼれる。2本のアーチで決めて貯金は7でセ界で独り占め、首位での交流戦突入を決めた。チーム本塁打数は12球団ダントツの53本となった。最強打線がまだ、まだ連勝街道を支えていく。 (田中政行)

 

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