このページの情報は、警察庁が発表している以下の資料を主な参考データとして利用しています。
交通事故の発生件数と死傷者数
項目 | 数値 |
---|---|
交通事故発生件数 | 62万9021件 |
負傷者数 | 78万1494人 |
死亡者数 | 4373人 |
平成25年度の交通事故発生件数は62万9021件でした。1日当たりに換算すると、毎日約1723件の交通事故が全国で起きている事になります。中には警察に報告されていない交通事故もありますので、実際の件数はもっと多くなります。
交通事故が起きてから24時間以内に亡くなった人の数は4373人ですが、交通事故発生から30日以内に亡くなった人も合わせると5152人となります。交通事故発生件数に対する死亡者の割合は、交通事故が122件あったら1人が死亡している事になります。
危険運転致死傷・自動車運転過失致死傷等の検挙人員
検挙項目 | 検挙人員 | |
---|---|---|
危険運転致死傷 | 337人 | |
自動車運転過失致死傷等 | 全体 | 62万1717人 |
うち危険運転致死 | 28人 | |
うち自動車運転過失致死および業務上過失致死 | 3608人 | |
うち過失致死 | 36人 |
交通事故発生件数の62万9021件に対して、危険運転致死傷・自動車運転過失致死傷等で検挙された人員数は約98.9%に当たる62万2054人となりました。
検挙率は毎年高い水準をキープしていますので、さすがは日本の警察と言う感じがします。このまま手を緩めずに高い検挙率を維持してくれる事を願います。
ひき逃げ事件の発生件数・検挙率
項目 | 発生件数 | 検挙率 | |
---|---|---|---|
ひき逃げ事件 | 全体 | 9699件 | 52.0% |
うち死亡事故 | 151件 | 92.7% | |
うち重傷事故 | 776件 | 67.3% | |
うち軽傷事故 | 8772件 | 50.0% |
平成25年度のひき逃げ事件検挙率は、昨年よりも0.5%増加して52.0%となっています。ひき逃げ死亡事故と重傷事故の検挙率は昨年よりも下がっているのですが、軽傷事故の検挙率が1%上がった事により、全体的な検挙率の増加につながっています。
道路交通法違反の取り締まり件数
取締項目 | 取締件数 |
---|---|
総数 | 708万1632件 |
うち速度超過 | 205万2719件 |
うち携帯電話使用等 | 121万4738件 |
うち一時停止違反 | 116万3453件 |
うち通行禁止違反 | 78万5250件 |
うち信号無視 | 72万1898件 |
うち駐停車違反 | 31万1030件 |
うち追い越し・通行区分違反 | 26万8049件 |
うち踏切不停止等 | 10万5975件 |
うち免許証不携帯 | 7万7619件 |
うち整備不良 | 4万2582件 |
うち酒気帯び・酒酔い | 2万8869件 |
うち無免許 | 2万5746件 |
うち積載違反 | 1万3455件 |
平成24年度における告知事件および送致事件の道路交通法違反の取り締まり件数は、昨年よりも32万6502件少ない708万1632件となっています。
それにしても、交通違反のTOP3は毎年「速度超過」「携帯電話使用等」「一時停止違反」という同じ顔ぶれです。平成25年度も、この3つで交通違反件数の50%以上が占められています。
速度超過の反則金は最低でも6000円ですので、低く見積もっても年間で120億円のお金を支払っています。全ての交通違反も合わせると、反則金だけで年間500億円ぐらい(もっとあるかも)のお金を支払っている事になります。
まとめ
ほとんどの項目で昨年よりも良い結果になっています。取り締まり件数が少ないのは、ドライバーがルールを守っている事のあらわれだと思います。
多くのドライバーがルールをきちんと守りだすと、いつの間にかそれが当たり前となり、子供の頃から常識として備わってきますので良いサイクルが出来上がります。
今後もこの調子でいけばますます良い結果になりそうなので、道路の安全性向上に期待が出来ます。
[…] 予測の根拠としては、あて逃げよりも罪の重いひき逃げの検挙率の確かなデータです。法務省による平成25年度の交通犯罪統計データによりますと、ひき逃げ死亡事故の検挙率は92.7%、重傷事故67.3%、軽傷事故50.0%となっています。 […]
[…] ⇒平成25年度の交通犯罪統計データの抜粋 […]