最近時間もあったので タイトル通りです
僕は昔から透き通ったものや水・反射するものを描くのが好きで時々、水彩・日本画・油絵・デッサンなど描いています
描いたからと言って特に何もないんですが、ただ描くのが趣味なだけです
今回はグラスの絵を描きました
制作過程の写真を撮ったので完成までを順に載せていきます
その前に、僕は油絵を描くときには一般的なキャンバスというものは使いません
昔からそうしているんですが、あの布の柔らかい感じが苦手で常にベニヤ板に直接描く派です
まずは薄く下描きをした白いベニヤに少し着色が入った画像です
初日はこんな感じで終了
2日目は次の画像↓ 自分の描き方の特徴は全体的に色を塗っていくというものです まずは色を塗っていない部分を無くし、全体のイメージをつかみながら描きます とにかく細かい部分は後回しします
そして次の日↓ あまり進んだような感じはありませんが
チョットづつ進んでいます
ちなみに使っている筆は100均の筆です 4本で100円のやつを使っています 安いので気にせず使えるし、これが意外と使いやすい(^ー^)ノ
だんだんと濃い部分を増やしていきます
まだまだ描いていきます
地道な作業は続きます
ここで手を抜くと仕上げが全然変わってくるのであきらめず気合いで描き続けます!
ここまでくると毎日同じものを見続けるので、何を描いてるんだろうという感覚になりながら描いています
目の感覚がおかしくなる
グラスの縁をグレーで囲います
背景はグラデーションにしようと思いましたがグレー一色で統一する事に! テカって見えるのはパンドルという油を混ぜているからです 完全に乾いてもツヤツヤした感じが出ます
塗り終えて最後に額に入れて完成です
暇な時間を見つけて描き、この作品は3週間ゆっくりと完成させました
そのほかの作品を少し紹介
■まとめ
これを機会にまた絵を描いてみようかなと少し思いましたが、絵画は地道で単調な仕事です
書き終えたときの充実感が好きで今までやってきましたが、最近はiPadで絵を描いたほうが「きれい」で「速く」て「楽」だしということでデジタルのほうがとにかくいいことだらけ
そんな理由でなかなかアナログで絵を描く機会が少なくなってきました
イメージするものを形にするという一連の作業と、一つの作品を完成させるという目指すゴール地点は同じだということに気づき、今後はもしかしたら筆を持つことはないかなぁって思います
iPadやフォトショップの登場って過去の写真が出てきたころの衝撃に近いと思うんです
カメラの登場で精密に絵を描くことの価値が失われ、悩みに悩み抜いた当時の芸術家たちは見たままを描くのではなく抽象的な絵を描くことで新たな仕事を得ていました
時代の変化に柔軟に対応できる者こそ生き残れるという形は現代にも当てはまるような気がします
今までこだわってやってきたものを捨てることって勇気がいるものだと思いますが、やはり便利で使いやすくていいものが作れるなら新しい技術を使うことが最良かなぁと思いました
今までの努力を捨てるような気もしますが、やっぱりデジタルのほうがいいです