歌謡曲レーベル物語(2)・クラウン




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      クラウンレコード(19〜)





クラウンレコード(10)

昭和39(1964)年11月のレコード月報はコロムビアから移籍した小林旭が
表紙を飾り、3枚のシングル盤がほぼ同時に発売されて期待の大きさがうかがえます。

私生活ではこの年の6月に美空ひばりとの離婚という出来事があり、同じ会社には
居づらくなったこともあってか、昭和33(1958)年のレコード・デビューから
小林旭を担当した馬渕玄三ディレクターが移籍しているクラウンに移ってきたのは
9月のことです。

「意気込みも新たに大いにハッスして歌う、小林旭が全国のファンに贈るニューヒット!」
という宣伝コピーで紹介された3枚のシングルは、いずれもキリ番が採番された注目盤で、
日活映画「渡り鳥シリーズ」からの「宇宙旅行の渡り鳥/ギターかかえたひとり旅」、
ナンセンスなコミック・ソングの「自動車ショー歌/ほらふきマドロス」と、
一転して抒情歌ともいえる佳曲「歩道/若き旅人」という強力なラインナップでした。


昭和39(1964)年10月15日発売新譜追加分

番号 曲目 作詞/作曲 演奏者
CW-160 宇宙旅行の渡り鳥 水島哲/叶弦大 小林旭
ギターかかえたひとり旅 沢ノ井千江児/サトウ進一 小林旭
CW-170 自動車ショー歌 星野哲郎/ 叶弦大 小林旭
ほらふきマドロス 南沢純三/叶弦大 小林旭
昭和39(1964)年11月1日発売新譜
番号 曲目 作詞/作曲 演奏者
CW-161 男の日記 有近朱美/島津伸男 北島三郎
さいはて航路 八反ふじを/新井利昌 北島三郎
CW-162 哀愁芸者 星野哲郎/越純平 五月みどり
お近いうちに又来てね 稲葉爽秋/只野通泰 五月みどり
CW-163 男の舞台 星野哲郎/越純平 一節太郎
浪曲流し 小松崎正平/越純平 一節太郎
CW-164 花嫁姉ちゃん ふじとたかし/米山正夫 葵ひろ子
純情牧場 米山正夫(詞・曲) 葵ひろ子
CW-165 悲しみの中に微笑を 滝口暉子/宮川としを 山田太郎
ふるさとの別れの日 北村武文/宮川としを 山田太郎
CW-166 前髪剣法 斎藤貞夫/正木よしお 江島新太郎
恋の鼓 斎藤貞夫/正木よしお 江島新太郎
CW-167 弾丸列車 のぶひろし/岩河三郎 若山彰
この手に太陽を のぶひろし/藤井次郎 若山彰
CW-168 スキーで行こう 有田めぐむ/米山正夫 守屋浩
銀色のバレエ 有田めぐむ/冨田勲 高石かつ枝
CW-169 赤い橇 米山正夫(詞・曲) クラウン・ポニー・ボーイズ
古い時計台 米山正夫(詞・曲) クラウン・ポニー・ボーイズ
CW-171 お地蔵さんと烏 仁村美津夫/杵屋栄三郎 杵屋栄基衛
おみやげ 星野哲郎/杵屋栄三郎 渡辺恵美
CW-172 軒端の雨 芳村伊十七(詞・曲) 今藤長之
CW-180 ジングルベル 高田三九三/J. ペエーアポント 西郷輝彦
きよしこの夜 並木祐一/F.グルーベ 西郷輝彦
CW-200 歩道 米山正夫(詞・曲) 小林旭
若き旅人 米山正夫(詞・曲) 小林旭


(注)原則として表記は当時のまま。 小林旭が表紙を飾った昭和39(1964)年11月のレコード月報・表紙


クラウンレコード(11)

前年の第1回新譜からちょうど1年目をむかえ、昭和38(1963)年12月の新譜は
クラウンレコード発売一周年シリーズと銘打って、シングル盤21枚(流行歌以外も含む)
のほかに、LPアルバムが12枚も発売されるという豪華な内容でした。
ただし、この月に発売されたアルバムは洋楽ポピュラー曲の演奏や邦楽・童謡・浪曲などが
中心で、純粋な流行歌のアルバムは1枚のみでした。

「クラウンヒットパレード」題されたこのLPアルバムには、当時の人気曲・注目曲の中から
A面にポップス調の6曲、B面には演歌調の6曲の、合わせて12曲が収録されていました。


「クラウンヒットパレード」収録曲

曲順 曲目 作詞/作曲 演奏者 発売年月
A1 十七歳のこの胸に 水島哲/北原じゅん 西郷輝彦 昭和39(1964)年8月
A2 自動車ショー歌 星野哲郎/ 叶弦大 小林旭 昭和39(1964)年10月
A3 明日を信じよう 中山淳太朗/三和完児 山田太郎 昭和39(1964)年8月
A4 ギターかかえたひとり旅 沢ノ井千江児/サトウ進一 小林旭 昭和39(1964)年10月
A5 明治大恋歌 星野哲郎/小杉仁三 守屋浩 昭和39(1964)年8月
A6 星空のあいつ 水島哲/北原じゅん 西郷輝彦 昭和39(1964)年6月
B1 ソーラン仁義 畔田耕吉/成田武夫 北島三郎 昭和39(1964)年1月
B2 熱海で逢ってね 有近朱美/越純平 五月みどり 昭和39(1964)年6月
B3 喧嘩辰 有近朱美/関野幾生 北島三郎 昭和39(1964)年4月
B4 涙を抱いた渡り鳥 有田めぐむ/いづみゆたか 水前寺清子 昭和39(1964)年10月
B5 浪曲子守唄 越純平(詞・曲) 一節太郎 昭和38(1963)年12月
B6 残侠の唄 八反ふじを/島津伸男 北島三郎 昭和39(1964)年10月
昭和39(1964)年11月10日臨時発売新譜
番号 曲目 作詞/作曲 演奏者
CW-210 スキー小唄 星野哲郎(補詞)/叶弦大(補曲) 小林旭
そんなにお前は 星野哲郎/叶弦大 小林旭
昭和39(1964)年12月1日発売新譜
番号 曲目 作詞/作曲 演奏者
CW-173 与三郎さん 八反ふじを/サトウ進一 木更津次郎
帰ってきた男 八反ふじを/サトウ進一 木更津次郎
CW-174 あばよ東京 太刀戸要/継正信 北島三郎
艶歌船 松坂直美/継正信 北島三郎
CW-175 すずらんはあの時の花 松坂直美/越純平 高石かつ枝
高原の人 上尾美代志/木村狐童 高石かつ枝
CW-176 虹がよんでる 星野哲郎/叶弦大 船橋浩二
人生船唄 ふじとたかし/叶弦大 船橋浩二
CW-177 人生峠 八反ふじを/関野幾生 大川ひろみ
お琴ひとすじ 中野惣太郎/三木かをる 大川ひろみ
CW-178 裏町ワルツ 上尾美代志/木村狐童 橘恵子
夜にかくれて 継正信(詞・曲) 橘恵子
CW-179 元気いっぱい 星野哲郎/望月弘 進一彦
幸せはまるいもの 鈴木敏夫/萩敏郎 進一彦
CW-181 ゲイシャ小唄 星野哲郎/作曲者不詳 赤坂まり江
いい人みつけた 米山正夫(詞・曲) 赤坂まり江
CW-182 十代の夢 八反ふじを/梶原誠二 鹿島一朗
誰も知らない 八反ふじを/梶原誠二 鹿島一朗
CW-183 星かげの町 星野哲郎/島崎純 城春太郎
送りましょうか 石川潭月/三和完児 城春太郎
CW-184 連絡船は故郷へ 上尾美代志/坂春夫 南蘭子
桜の国に憧れて 星野哲郎/竹山荘一 南蘭子
CW-185 夜のせりふ 時枝文雄/梶原誠二 永井江利子
赤坂タウンの女 時枝文雄/梶原誠二 永井江利子
CW-186 慕情の波止場 八反ふじを/梶原誠二 宮島安子
通り雨だよ 中山大三郎/梶原誠二 宮島安子
CW-187 恋ざめ 星野哲郎/関野幾生 山下洋治とムーディスターズ
もういちど 星野哲郎/萩敏郎 山下洋治とムーディスターズ
CW-188 我が青春 水島哲/北原じゅん 西郷輝彦
あゝ故郷 水島哲/北原じゅん 西郷輝彦
昭和39(1964)年12月10日臨時発売
番号 曲目 作詞/作曲 演奏者
CW-189 東京スカ娘 星野哲郎/小杉仁三 中川ゆき
スカで踊ろう 星野哲郎/小杉仁三 黒田ゆかり
CW-190 東海節 星野哲郎/叶弦大 小林旭
グングン節 星野哲郎(補詞)/叶弦大(補曲) 小林旭
CW-208 娘田原坂 星野哲郎/いづみゆたか 水前寺清子
女のれん 星野哲郎/いづみゆたか 水前寺清子
CW-209 愚かなわたし 杉野まもる/小杉太一郎 岬エリ
待っているわたし 杉野まもる/小杉太一郎 岬エリ


(注)原則として表記は当時のまま。 レコード発売一周年記念、昭和39(1964)年12月のレコード月報より


クラウンレコード(12)

昭和40(1965)年の冒頭を飾る1月1日付新譜は全部で16枚、32曲でしたが、
このすべての曲が昭和40(1965)年度クラウン歌謡コンクールの課題曲として
発売されたものでした。

新人発掘目的で始まったこのイベントですが、前年の第1回ではミスクラウンに東京出身の
柴山桃子、ミスタークラウンには鹿児島出身の坂本満の二人が選ばれ、一般公募で芸名を募って、
柴山モモ子、坂本竜彦としてデビューしました。

第2回目の課題曲32曲を歌っている歌手は当時のクラウンで活躍していた中の28人。
そのため、北島三郎・西郷輝彦・小林旭・五月みどりの4人以外の12枚のシングル盤は、
A面・B面が異なる歌手でカップリングされるという変則ラインナップでした。

なお、この年の3月に東京新宿・厚生年金会館で行なわれた第2回コンクール全国決勝では、
ミスクラウンに名古屋代表の近藤弘美、ミスタークラウンには岬淳一の二人が選ばれて、
富士ひろみ、津軽一郎として8月にデビューを果たしています。



昭和40(1965)年1月1日発売新譜

番号 曲目 作詞/作曲 演奏者
CW-191 にしん場育ち 星野哲郎/関野幾生 北島三郎
海の鉄火場 八反ふじを/島津伸男 北島三郎
CW-192 青年おはら節 星野哲郎/米山正夫 西郷輝彦
薩南哀歌 星野哲郎/米山正夫 西郷輝彦
CW-193 早春譜 星野哲郎/赤倉正人 小林旭
行こうぜここが別れ道 星野哲郎/赤倉正人 小林旭
CW-194 シガレット小唄 水島哲/北原じゅん 五月みどり
あなたって人にくい人 石川潭月/叶弦大 五月みどり
CW-195 君の町 星野哲郎/前田利克 高木たかし
九十九島恋しや 宇山清太朗/竹田喬 高石かつ枝
CW-196 一本杉とちぎれ雲 浜口庫之助(詞・曲) 守屋浩
港はママ 星野哲郎/関野幾生 大川ひろみ
CW-197 浪曲おけさ 太刀戸要/継正信 一節太郎
赤い涙の渡り鳥 稲葉爽秋/越純平 橘恵子
CW-198 潮騒の町 上尾美代志/継正信 坂芳子
その時僕は考えた 星野哲郎/叶弦大 船橋浩二
CW-199 東京の仲間たち 星野哲郎/山崎正清 山田太郎
お日さまお早うございます 星野哲郎/川田はじめ 東山明美
CW-201 愛してる愛してる 能勢英男/米山正夫 坂本竜彦
涙とあるく 星野哲郎/関野幾生 永井江利子
CW-202 名古屋駅前 英玲二/サトウ進一 鹿島一朗
雨の長良川 松坂直美/前田利克 藤原良
CW-203 みかん便り 斎藤政美/山口進 葵ひろ子
貝殻乙女 石川潭月/福田正 和気安子
CW-204 また逢う日まで 萩敏郎(詞・曲) 若山彰
青いブルース 石川潭月/前田利克 愛田栄美
CW-205 ママがお出かけした留守に 漣健児/福田正 後藤久美子
ウェディングドレス 青島幸男/服部克久 佐々木功
CW-206 あの娘は三番目 星野哲郎/山崎正清 進一彦
ヤングヤングボレロ 中山大三郎/小杉仁三 柴山モモ子
CW-207 祇園のあめ 石川潭月/細田義勝 城春太郎
瀬戸の夕焼 英玲二/梶原誠二 宮島安子
昭和40(1965)年1月15日臨時発売
番号 曲目 作詞/作曲 演奏者
CW-212 口笛の凍る町 米山正夫(詞・曲) 小林旭
ウィンチェスター73 良池まもる/米山正夫 小林旭


(注)原則として表記は当時のまま。


クラウンレコード(13)

昭和40(1965)年2月のレコード月報の中に当時の流行歌ベストセラーとして
20曲が掲載されています。

昭和40(1965)年2月のレコード月報に掲載された当時のベストセラー

コロムビアからの移籍組は、小林旭(4曲)、北島三郎(4曲)、五月みどり(2曲)、
守屋浩(1曲)、高石かつ枝(1曲)、の5人で計12曲。

クラウンからデビューした新人では、西郷輝彦(5曲)、一節太郎(1曲)、
山田太郎(1曲)、水前寺清子(1曲)、の4人で計8曲。

多少宣伝色もあるかと思われますが、コロムビアの名残りを残しながらも、
大型新人・西郷輝彦を中心にクラウン独自のスターが育ちつつある状況が窺えます。


昭和40(1965)年2月1日発売新譜

番号 曲目 作詞/作曲 演奏者
CW-211 南国エレジー 谷元義男、八反ふじを(補詞)/竿田富夫 高石かつ枝
えらぶ小唄 伊集院邦夫/宗鳳悦 高石かつ枝
CW-213 北風吹いても 見尾田瑞穂/石松晃 山田太郎
明るいあしたがあるんだね 有近朱美/山崎正清 山田太郎
CW-214 花の都の渡り鳥 星野哲郎/叶弦大 水前寺清子
母情のギター 南鏡太郎/叶弦大 水前寺清子
CW-215 若い落葉 大竹ゆきを/柳田光義 藤原良
紀子よ幸せか いさごのぶひろ/柳田光義 藤原良
CW-216 苦労に耐えて なかじまきよじ/平柳晴司 津田耕次
笑って暮そう なかじまきよじ/平柳晴司 津田耕次
CW-217 ありがとうさようなら 星野哲郎/小杉仁三 東山明美
そのなかの一人 星野哲郎/小杉仁三 東山明美
CW-218 想い出三味線 八反ふじを/関野幾生 下村洋子
嫌じゃありませんか 八反ふじを/関野幾生 下村洋子
CW-219 北海慕情 上原尚/井上由紀夫 千代川八千代
月の波止場 上原尚/井上由紀夫 千代川八千代
CW-221 あゝ初恋よどこへゆく 星野哲郎/前田利克 岡本利久
恋人よしあわせに 星野哲郎/前田利克 岡本利久
CW-222 チャオ チャオ バンビーナ E.VERDE/D.MODUGNO 平田夕子
夢みる想い PANZERI/NISA 平田夕子
CW-223 愛の水音 星野哲郎/前田利克 山下洋治とムーディスターズ
みやこ小唄 星野哲郎/前田利克 山下洋治とムーディスターズ
CW-224 夜は恋人 梶鶴雄/H.GIRAND 寺部震
あの日は帰らない 梶鶴雄/L.ESCUDERO 寺部震
CW-225 東京巡礼 星野哲郎/川田はじめ 宮川晴美
お花ちゃんの青春 有近朱美/いづみゆたか 宮川晴美
CW-226 娘の縁談 星野哲郎/萩敏郎 柴山モモ子
としごろ 星野哲郎/萩敏郎 高石かつ枝
CW-240 君の夢、僕の夢 佐藤澄江/富田勲 山田太郎
東京の空だって 二条冬詩夫/中村貞夫 山田太郎

(注)原則として表記は当時のまま。

レコード月報の裏表紙はデビュー曲、「涙を抱いた渡り鳥」が好調な水前寺清子


クラウンレコード(14)

昭和40(1965)年3月の新譜にはキリ番の規格番号が4枚含まれています。
CW-220 は西郷輝彦の10枚目にあたる「から松林の別れ道」、CW-230 が小林旭の
「いろ町小唄」、CW-260 は美樹克彦のデビュー盤「俺の涙は俺がふく」、そして
CW-270 は企画盤で「スポーツ音頭」と「スパットリンリン」のカップリングでした。

「いろ町小唄」は元歌が昭和29(1954)年にテイチクから鈴木三重子の歌唱で
発売された「籠の鳥エレジー」で、昭和41(1966)年には同じ小林旭によって
「旅の灯り」と題された台詞入りの映画主題歌に生れ変わっています。

美樹克彦は映画やテレビを通じて子役で活躍し、歌手としても「トランジスター・
シスター」など数曲をビクターに吹き込んでいた旧芸名・目方誠の再デビュー盤で、
後年は小林幸子への提供楽曲「もしかして」のヒットで再び脚光を浴びることになります。

この月、3枚発売された北島三郎盤のうち「兄弟仁義」は、ほぼ同時期に公開された
高倉健主演の東映映画「網走番外地」が大ヒットしたという背景もあって、現在でも
任侠歌謡の定番曲として人気の高い作品ですが、元々は作詞者である星野哲郎が
クラウン創立時の男同志の友情を描いたもので、作者自身も自著の中で次のように
語っています。

「『兄弟仁義』は、当時北島の所属していた新栄プロの西川幸男社長と、斎藤さんと
北島三郎と私の四人のクラウンでの再出発の誓いの歌として書いた。
それがやくざ映画の主題歌に度々使われているうちにソレモノの歌のようになって
しまったが、それは私のこころではない。」(「紙の舟」1990年、マガジンハウス)

(註)「斎藤さん」とは、元コロムビアのディレクターでクラウン発足時に星野哲郎や
北島三郎らとともにクラウンに移籍した斎藤昇のことで、後のクラウンレコード社長。


昭和40(1965)年3月1日発売新譜

番号 曲目 作詞/作曲 演奏者
CW-220 から松林の別れ道 水島哲/北原じゅん 西郷輝彦
赤い花 水島哲/北原じゅん 西郷輝彦
CW-227 乙女の園よさようなら 星野哲郎/北原じゅん 高石かつ枝
お姉さんママ 星野哲郎/北原じゅん 高石かつ枝
CW-228 哀愁切符 上尾美代志/継正信 坂芳子
初恋 星野哲郎/継正信 坂芳子
CW-229 青春前期 星野哲郎/北原じゅん 高木たかし
泣かないよ 星野哲郎/北原じゅん 高木たかし
CW-230 いろ町小唄 不詳、星野哲郎(補詞)/陸奥明、叶弦大(補曲) 小林旭
青春哀歌 佐藤たどる/首藤正毅 小林旭
CW-231 男の子守唄 星野哲郎/継正信 一節太郎
ごめんよおッ母さん 星野哲郎/継正信 一節太郎
CW-232 ロマンス波止場 星野哲郎/川田はじめ 岬エリ
昆虫ブルース 星野哲郎/川田はじめ 岬エリ
CW-233 静かな男 八反ふじを/福田正 坂本竜彦
別れのグラス 中山大三郎/萩敏郎 坂本竜彦
CW-234 浮かれ船頭さん 八反ふじを/サトウ進一 木更津次郎
ほろよい節 八反ふじを/サトウ進一 木更津次郎
CW-235 夜泣き虫 中山大三郎/梶原誠二 橋本一夫
愛ある限り 松坂直美/三木かをる 橋本一夫
CW-236 お姉さん 中山大三郎/前田利克 名取ただし
折鶴の塔 星野哲郎/前田利克 名取ただし
CW-237 村の三年橋 星野哲郎/関野幾生 青田一生
俺の涙はまっかだぜ 二条冬詩夫/関野幾生 青田一生
CW-238 希望の虹の立つ日まで 米山正夫(詞・曲) 新郷みどり
浅草カンカン 米山正夫(詞・曲) 新郷みどり
CW-239 マンマ あらかわひろし(訳詞)/C.A.BIXIO 平田夕子
コメプリマ 水野汀子(訳詞)/D.TACCANI 平田夕子
CW-242 殿さま小唄 星野哲郎/米山正夫 五月みどり
花吹雪 星野哲郎/山崎正清 五月みどり
昭和40(1965)年3月10日臨時発売新譜
番号 曲目 作詞/作曲 演奏者
CW-252 アリューシャン小唄 星野哲郎/不詳 永井江利子
先斗町ブルース 本城さとる/関野幾生 山下洋治とムーディ・スターズ
CW-253 ぬかづけ、ふるづけ、いちやづけ 星野哲郎/萩敏郎 北島三郎
俺らとチーコ 二条冬詩夫/関野幾生 北島三郎
CW-254 兄弟仁義 星野哲郎/北原じゅん 北島三郎
つらい恋だよ 八反ふじを/島津伸男 北島三郎
CW-260 俺の涙は俺がふく 星野哲郎/北原じゅん 美樹克彦
霧の峠 星野哲郎/北原じゅん 美樹克彦
CW-270 スポーツ音頭 乗田正美/米山正夫 北島三郎
スパットリンリン 本間一咲、星野哲郎(補詞)
/北原じゅん
守屋浩、高石かつ枝
昭和40(1965)年3月20日臨時発売新譜
番号 曲目 作詞/作曲 演奏者
CW-256 空よりも高く 飯塚芳郎/三和完児 若山彰
愛し子と共に 五味久夫/三和完児 高石かつ枝

(注)原則として表記は当時のまま。



クラウンレコード(15)

昭和38(1963)年12月の第1回新譜から約1年半を経て、クラウンの名前も
世間に認められて浸透してきた頃ですが、このあたりまでに発売されたシングル盤は
約260枚。これを歌手別に多い順に整理してみると以下のようになります。


発売枚数の多い歌手とその作品
(昭和38(1963)年12月〜昭和40(1965)年4月)
枚数 歌手 番号 曲目
15枚 高石かつ枝 1 CW-50 おとめの像
2 CW-60 夢みるころ
3 CW-82 赤いすももの歌
4 CW-111 旅愁の丘
5 CW-123 若いその日がやって来た
6 CW-133 てんてこママさん
7 CW-146 そよ風デイト
8 CW-168 銀色のバレエ
9 CW-175 すずらんはあの時の花
10 CW-195 九十九島恋しや
11 CW-211 南国エレジー
12 CW-226 としごろ
13 CW-227 乙女の園よさようなら
14 CW-270 スパットリンリン
15 CW-256 愛し子と共に
14枚 北島三郎 1 CW-2 銀座の庄助さん
2 CW-27 ソーラン仁義
3 CW-54 喧嘩辰
4 CW-69 やん衆かもめ
5 CW-99 三郎太鼓
6 CW-125 想い出ギター
7 CW-144 男の情炎
8 CW-161 男の日記
9 CW-174 あばよ東京
10 CW-191 にしん場育ち
11 CW-253 ぬかづけ、ふるづけ、いちやづけ
12 CW-254 兄弟仁義
13 CW-270 スポーツ音頭
14 CW-276 帰ろかな
13枚 西郷輝彦 1 CW-35 君だけを
2 CW-55 チャペルに続く白い道
3 CW-80 星空のあいつ
4 CW-110 十七歳のこの胸に
5 CW-123 青空の下夢がいっぱい
6 CW-145 君と歌ったアベマリア
7 CW-180 ジングルベル
8 CW-188 我が青春
9 CW-192 青年おはら節
10 CW-220 から松林の別れ道
11 CW-250 十代の涙
12 CW-262 俺らは九州っ子
13 CW-275 涙をありがとう
11枚 守屋浩 1 CW-4 後姿
2 CW-28 くちなしの花が咲く頃
3 CW-57 おとぼけ美代ちゃん
4 CW-70 別れの夜
5 CW-83 恋のティー・パーティー
6 CW-98 磐梯山の智恵子
7 CW-127 明治大恋歌
8 CW-168 スキーで行こう
9 CW-196 一本杉とちぎれ雲
10 CW-270 スパットリンリン
11 CW-243 幸せをさがそう
10枚 小林旭 1 CW-160 宇宙旅行の渡り鳥
2 CW-170 自動車ショー歌
3 CW-200 歩道
4 CW-210 スキー小唄
5 CW-190 東海節
6 CW-193 早春譜
7 CW-212 口笛の凍る町
8 CW-230 いろ町小唄
9 CW-255 遠い旅
10 CW-258 アングスティア
10枚 五月みどり 1 CW-3 温泉芸者
2 CW-20 籠の鳥ワルツ
3 CW-56 温泉旅行
4 CW-81 熱海で逢ってね
5 CW-101 女ざかり
6 CW-128 恋愛歌げんか
7 CW-162 哀愁芸者
8 CW-194 シガレット小唄
9 CW-242 殿さま小唄
10 CW-241 うれしいねうれしいね
10枚以上発売されたのは上記6人の歌手ですが、このうち最も枚数の多い高石かつ枝は 昭和39(1964)年3月から約1年で14枚、また小林旭はコロムビアから移籍した 第1回発売が昭和39(1964)年10月ですから、約半年で10枚という驚くべき ヘビーローテーションでシングル盤がリリースされていたことが判ります。 なお、これを作家という切り口でみてみると、ダントツで多いのが作詞家の星野哲郎で 初期の変名・有田めぐむ名義のものを含めて、このころまでに発売された約260枚の 3分の1以上にあたる90枚にその名前を見ることができます。(補作詞も含む) 昭和40(1965)年4月1日発売新譜
番号 曲目 作詞/作曲 演奏者
CW-241 うれしいねうれしいね 星野哲郎/叶弦大 五月みどり
おんなよさこい節 星野哲郎/叶弦大 五月みどり
CW-243 幸せをさがそう 浜口庫之助(詞・曲) 守屋浩
紅茶で乾杯 浜口庫之助(詞・曲) 守屋浩
CW-244 いち抜けた 海老沢孝一、星野哲郎(補詞)/北原じゅん 山田太郎
下町の朝 宇山清太朗/竹田喬 山田太郎
CW-245 明日子ちゃんと今日子ちゃん 星野哲郎/小杉仁三 東山明美
恋のお手伝い 星野哲郎/小杉仁三 東山明美
CW-246 哀唱 中山大三郎/萩敏郎 三島たけし
涙と俺の首かざり 中山大三郎/島崎純 三島たけし
CW-247 涙の夜明け 米山正夫(詞・曲) 愛田栄美
貴方だけなの 米山正夫(詞・曲) 愛田栄美
CW-248 浜辺の詩集 八反ふじを/関野幾生 浅野順子
ふしぎなオルゴール 八反ふじを/関野幾生 浅野順子
CW-249 梨花をたずねて 星野哲郎/中島孝 白浜章
ふるさとの星 中山大三郎/中島孝 白浜章
CW-250 十代の涙 水島哲/北原じゅん 西郷輝彦
若い慕情 水島哲/北原じゅん 西郷輝彦
CW-251 お夏恋慕笠 片山宏海/島津伸男 芝ひろみ
天竜別れ唄 海原光/島津伸男 芝ひろみ
CW-255 遠い旅 星野哲郎/前田利克 小林旭
恋の挽歌 星野哲郎/前田利克 小林旭
CW-257 喜びも悲しみも幾歳月 木下忠司(詞・曲) 若山彰、ミュージカル・アカデミー
空がこんな青いのは 楠田芳子/木下八郎 ミュージカル・アカデミー
昭和40(1965)年4月10日臨時発売新譜
番号 曲目 作詞/作曲 演奏者
CW-258 アングスティア シン寺部/ヨリ寺部(採譜) 小林旭
バラ色の初恋 ホセしばさき/ヨリ寺部 寺部震
CW-259 博多どんたく 竹若啓次郎(補詞)/関野幾生(採譜) 下村洋子
博多子守唄ニュー・ソング 時枝文雄/関野幾生 下村洋子
CW-262 俺らは九州っ子 星野哲郎/島津伸男 西郷輝彦
博多よかとこ 星野哲郎/梶原誠二 進一彦、宮崎寿子
CW-275 涙をありがとう 関根浩子/米山正夫 西郷輝彦
君はピンクのカーネーション 米山正夫(詞・曲) 西郷輝彦
昭和40(1965)年4月20日臨時発売新譜
番号 曲目 作詞/作曲 演奏者
CW-276 帰ろかな 永六輔/中村八大 北島三郎
誰も 永六輔/中村八大 北島三郎
CW-277 青空にらくがきしよう 星野哲郎/渡辺岳夫 太田博之
友情万歳 星野哲郎/渡辺岳夫 太田博之

(注)原則として表記は当時のまま。



クラウンレコード(16)

昭和40(1965)年5月の新譜には3組の新人のデビューシングルが含まれています。
1枚目は、中学生の時に日本舞踊の名取りになり、当時17歳でテレビ映画「女の舞台」に
半玉役で出演していた笹みどりのデビュー盤「女の舞台」。彼女はこのあとテレビ主題歌を
数多く吹き込むことになります。

つぎは、前年の昭和39(1964)年に日活より映画女優としてデビューし、
青春映画を中心に活躍していた西尾三枝子の歌手としてのデビュー盤「スカーレットの花」。
クラウンでは唯一のシングルですが、このあとローヤルレコードや日本コロムビアに
数曲の作品が残されています。

そして最後は、クラウンのGS第1号となった田辺昭知とザ・スパイダースによる「フリフリ」。
日本の3・3・7拍子をヒントに作られたといわれる、かまやつひろし作詞・作曲による
楽曲ですが、翌年の昭和41(1966)年に巻き起こったGSブームの先駆けとなった作品で、
写真撮影に遅刻した かまやつひろしがジャケット写真に写っていなかったり、
B面「モンキー・ダンス」が阿久悠の作詞家としての処女作だったりと、いろいろな意味で
記念碑的作品といえます。

なお、この月の月報からポピュラーの4曲入り盤シリーズである「ハイクラウンシリーズ」が
始まり、その中には田辺昭知とザ・スパイダースによる「リバプール サウンズ」と題した
1枚があって、そこには「太陽を探せ」、「アイドルを探せ」、「ダイアモンド・ヘッド」、
「恋する二人」の4曲が収録されていました。
(蛇足ながら、厳密な意味でリバプール・サウンズと呼べるのは「恋する二人」のみです)

またこの月には、昭和38(1963)年12月に発売された「クラウンヒットパレード」の
続編にあたる「クラウンヒットパレード 2」が掲載されており、当時の人気曲の中から
以下の12曲が収録されていました。


「クラウンヒットパレード  2」収録曲

曲順 曲目 作詞/作曲 演奏者 発売年月
A1 男の情炎英玲二/関野幾生北島三郎昭和39(1964)年10月
A2 グングン節星野哲郎(補詞)/叶弦大(補曲)小林旭 昭和39(1964)年12月
A3 我が青春水島哲/北原じゅん西郷輝彦 昭和39(1964)年12月
A4 南国エレジー谷元義男、八反ふじを(補詞)/竿田富夫高石かつ枝 昭和40(1965)年2月
A5 東京の仲間たち星野哲郎/山崎正清山田太郎昭和40(1965)年1月
A6 私の恋人星野哲郎/ 川田はじめ 東山明美昭和39(1964)年10月
B1 青年おはら節星野哲郎/米山正夫西郷輝彦昭和40(1965)年1月
B2 シガレット小唄水島哲/北原じゅん五月みどり 昭和40(1965)年1月
B3 浪曲おけさ 太刀戸要/継正信一節太郎昭和40(1965)年1月
B4 花の都の渡り鳥星野哲郎/叶弦大 水前寺清子昭和40(1965)年2月
B5 北風吹いても 見尾田瑞穂/石松晃山田太郎昭和40(1965)年2月
B6 あばよ東京太刀戸要/継正信 北島三郎 昭和39(1964)年12月
昭和40(1965)年5月1日発売新譜
番号 曲目 作詞/作曲 演奏者
CW-261 男の旅路 星野哲郎/北原じゅん 小林旭
東京の子守唄 星野哲郎/北原じゅん 小林旭
CW-263 度胸船 星野哲郎/関野幾生 北島三郎
男の涙 星野哲郎/島津伸男 北島三郎
CW-264 燃えろ青春 星野哲郎/北原じゅん 美樹克彦
東京は宝島 星野哲郎/北原じゅん 美樹克彦
CW-265 女黒田節 星野哲郎/叶弦大 水前寺清子
涙売ります 星野哲郎/叶弦大 水前寺清子
CW-266 新聞少年 八反ふじを/島津伸男 山田太郎
憧れは雲に乗って 八反ふじを/島津伸男 山田太郎
CW-267 一筆啓上参らせ候 荒木町男/前田利克 津田耕次
シンピン紳士 なかじまきよじ/平柳晴司 津田耕次
CW-268 ドッキンコンね 星野哲郎/米山正夫 赤坂まり江
三味線ブルース 石川潭月/米山正夫 赤坂まり江
CW-269 新徳山音頭 星野哲郎/中村貞夫 橋本一夫、山口佳代子
周南総踊り 星野哲郎/梶原誠二 橋本一夫、山口佳代子
CW-271 やとさ踊り 石川潭月/岡山県民謡 和気安子
さばね節 石川潭月/山形県民謡 葵ひろ子
CW-272 女の舞台 継正信(詞・曲) 笹みどり
逢いたいわ 笹本健男/木村孤童 笹みどり
CW-280 始めからもういちど 星野哲郎/米山正夫 西郷輝彦
海の子守唄 水島哲/北原じゅん 西郷輝彦
昭和40(1965)年5月10日臨時発売新譜
番号 曲目 作詞/作曲 演奏者
CW-291 フリフリ かまやつひろし(詞・曲) 田辺昭知とザ・スパイダース
モンキー・ダンス 阿久悠/脇野光司 田辺昭知とザ・スパイダース
CW-292 赤い水着のかわいい娘 中山大三郎/萩敏郎 進一彦
恋のクロール 中山大三郎/萩敏郎 進一彦
CW-293 スカーレットの花 星野哲郎/小杉仁三 西尾三枝子
ここにも同じ空がある 星野哲郎/小杉仁三 西尾三枝子
昭和40(1965)年5月20日臨時発売新譜
番号 曲目 作詞/作曲 演奏者
CW-294 雲を呼ぶ講道館 星野哲郎/関野幾生 大川ひろみ
深川育ち 星野哲郎/関野幾生 大川ひろみ

(注)原則として表記は当時のまま。

「ハイクラウンシリーズ」の第1回発売


クラウンレコード(17)

昭和40(1965)年6月の新譜では、現在ビッグスターとなっている2人の新人のデビューシングルが
発売されました。

ひとりは日活の映画スターとしてデビューしていた渡哲也。第3作目の映画「真赤な海が呼んでいる」の
主題歌「純愛のブルース」がレコード歌手としてのスタートになり、翌年には映画主題歌「東京流れ者」が
ヒットします。

もうひとりは大映のニューフェースから歌手になり、「だけどだけどだけど」がデビュー盤となった
美川憲一。翌年には「柳ケ瀬ブルース」の大ヒットで俄然注目を集めることになります。



昭和40(1965)年6月1日発売新譜

番号 曲目 作詞/作曲 演奏者
CW-273 蒙古放浪記 作者不詳、仲田三孝採譜・採曲 小林旭
たすけられたりたすけたり 星野哲郎/北原じゅん 小林旭
CW-274 東京ッペ 星野哲郎/前田利克 高木たかし
月曜の朝 星野哲郎/前田利克 高木たかし
CW-278 恋の終りの霧の町 笹本健男/木村孤童 坂芳子
恋とは知らず 星野哲郎/継正信 坂芳子
CW-279 出世子守唄 継正信(詞・曲) 一節太郎
三味線峠 星野哲郎/越純平 一節太郎
CW-281 風の中をひとり 水島哲/小杉仁三 東山明美
女の子だもん 水島哲/小杉仁三 東山明美
CW-282 だけどだけどだけど 星野哲郎/小杉仁三 美川憲一
ひとりになると 星野哲郎/小杉仁三 美川憲一
CW-283 街角 緒方優/継正信 橘恵子
女のさかりに何をしよう 有田めぐむ/越純平 橘恵子
CW-284 並木のいちばん星 星野哲郎/山崎正清 芝本紀夫
ロマンス・ドライブ 星野哲郎/山崎正清 芝本紀夫
CW-285 (民謡)
(民謡)
CW-286 (民謡)
(民謡)
CW-287 (民謡)
(民謡)
CW-288 (民謡)
(民謡)
CW-289 (民謡)
(民謡)
CW-290 (民謡)
(民謡)
CW-295 6番のロック 星野哲郎/北原じゅん 美樹克彦
信じあう星 星野哲郎/北原じゅん 美樹克彦
CW-300 純愛のブルース 星野哲郎/叶弦大 渡哲也
真赤なドラム 星野哲郎/叶弦大 渡哲也
CW-307 甲州ばやし ひがしやまときわ/北原じゅん 御坂しげる
黒駒の勝蔵 ひがしやまときわ/北原じゅん 御坂しげる

(注)原則として表記は当時のまま。

青春を叩きつける新星・渡哲也 デビュー盤!


クラウンレコード(18)

昭和40(1965)年7月の新譜では、7月20日の臨時発売新譜の中にホキ徳田の名前があります。

ホキ徳田は昭和13(1938)年生れ。幼い頃から音感教育を受け、海外留学を経て女声3人組の
コーラス・グループ「スリー・バブルス」の結成に参加。初期メンバーとしてテレビ草創期のCMソングや
番組テーマなどを歌って活躍しましたが、その後ソロ・シンガーとして2年間のアメリカでの活動のあと
日本に帰国して吹き込んだのが、漣健児訳詞によるカバー・ポップスの「涙のダイアリィ」と「別離(わかれ)」
のカップリングでした。

このあと2年後に再び渡米し、翌年には米国の文豪ヘンリー・ミラーと結婚して話題を呼びました。
現在でもピアノの弾き語りでジャズ・シンガーとしての活動を活発に行なっているようです。


昭和40(1965)年7月1日発売新譜

番号 曲目 作詞/作曲 演奏者
CW-296 恋人ならば 米山正夫(詞・曲) 西郷輝彦
白いヨットの想い出 米山正夫(詞・曲) 西郷輝彦
CW-297 嘘と知りながら 比良九郎/脇野光司 守屋浩
長い旅 萩原俊重/前田利克 守屋浩
CW-298 娘ざかり 中山大三郎/関野幾生 水前寺清子
女の戦い 星野哲郎/梶原誠二 水前寺清子
CW-299 高校生マーチ 米山正夫(詞・曲) 山田太郎
吹きならそうよ草笛を 米山正夫(詞・曲) 山田太郎
CW-301 男女ぶし 継正信(詞・曲) よつば姉妹
おけさ送りの船が出る 星野哲郎/継正信 よつば姉妹
CW-302 真夜中のパンチ 星野哲郎/小杉仁三 黒田ゆかり
平凡なあいつ 星野哲郎/小杉仁三 黒田ゆかり
CW-303 東京とんび 星野哲郎/川田はじめ 村田元三
母ちゃん 星野哲郎/川田はじめ 村田元三
CW-304 海が泣くばかり 二条冬詩夫/関野幾生 宮崎寿子
おわかれ松原 星野哲郎/関野幾生 宮崎寿子
CW-305 別れ 星野哲郎/島津伸男 山崎史郎
妹よ帰っておいでよ 二条冬詩夫/島津伸男 山崎史郎
CW-306 (民謡)
(民謡)
CW-308 恋のホニカウア 南鏡太郎/モレナパペーナ 永井江利子
ホイホイ節 南鏡太郎/海野緑樹 永井江利子
CW-309 ひなげし小唄 星野哲郎/坂口ふみ緒 永井江利子、山下洋治とムーディスターズ
ブンガチャ 星野哲郎/不詳 山下洋治とムーディスターズ
CW-310 ほおづきの唄 仲田三孝/前田利克 藤原良
北国旅情 八反ふじを/梶原誠二 藤原良
CW-311 ロバータさあ歩きましょう 佐々木たづ/岩川三郎 高石かつ枝
ふるさとのロバータ 佐々木たづ/岩川三郎 高石かつ枝
CW-312 忙がしもんだときたもんだ なかじまきよじ/平柳晴司 津田耕次
どうすべヤ なかじまきよじ/平柳晴司 津田耕次
昭和40(1965)年7月20日臨時発売新譜
番号 曲目 作詞/作曲 演奏者
CW-327 スウィート・シャーロット 加茂亮二(訳詞)/F.DEVOL 由起真
ブルー・レディに紅いバラ 羽柴秀彦(訳詞)/R.BRODSKY 由起真
CW-328 涙のダイアリィ 漣健児(訳詞)/G.LOOSE ホキ徳田
別離(わかれ) 漣健児(訳詞)/フェレール ホキ徳田
CW-330 妻の日の愛のかたみに 池上三重子/渡辺浦人 苅田千賀子、池上三重子(ことば)
亜麻色の髪 池上三重子/渡辺浦人 苅田千賀子
CW-331 南国哀歌 若山かほる/三木あきら 岬エリ
初恋の小径 星野哲郎/新井利昌 岬エリ

(注)原則として表記は当時のまま。

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