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ネットイヤーグループとNTTデータ、共同でオムニチャネル構築支援
デジタルマーケティングのコンサルティングを手がけるネットイヤーグループとNTTデータは2016年5月27日、デジタルマーケティングの手法の一つであるオムニチャネルを実現するSIサービスを共同で提供することで合意した。コンサルティングからシステム構築、運用までトータルで支援する。2016年6月から両者が窓口となって販売する。価格は個別見積もり。
オムニチャネルとは、実店舗やEC(電子商取引)、通販などの販売経路(チャネル)を融合させることによって、どのチャネルで購入したのかを顧客に意識させない仕組みを指す言葉である。チャネルにまたがって顧客情報や在庫情報を一元化することによって、在庫の最適化や顧客に合わせたキャンペーンなどを実現する仕組み。デジタルマーケティングの世界では、複数のチャネルを使うマルチチャネルやクロスチャネルの次に来る形態である。
サービスは、(1)「準備フェーズ」、(2)「基本構想フェーズ」、(3)「導入・運営フェーズ」の三つのフェーズで構成する。
(1)の準備フェーズでは、セミナーやワークショップを提供する。これにより、オムニチャネルへの理解を深められる。経営層やステークホルダーとの認識の共有もできる。(2)の基本構想フェーズでは、商品/サービスと顧客の接点においてどのような体験を提供したいかを描き、具体的な実現方法と計画を策定する。(3)の導入・運営フェーズでは、システムを実際に構築し、アクセス解析を行い、改善案を提案する。
ネットイヤーグループは、どのようなオムニチャネルにすべきかという、顧客体験設計に強みを持つ。一方のNTTデータは、システム構築に強みを持つ。両者が協業し、コンサルティングからシステム構築、システム運用における情報解析などをユーザーに提供し、企業が求めるオムニチャネルを実現するとしている。
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