さて、昨日のブログ記事でプログラミングで挫折しないためには自分が何を作りたいのかを明確にすることが重要という記事を書きました。
しかし、「作りたいサービスとか特にないしどうすればいいの」と面倒くさくなってしまう方も多くいるでしょう。
そこで今回は、そんな時にどうすればいいのかの方法を挙げてみます。
1.あなたがスタートアップ志向の方の場合
スタートアップ志向の方の場合、小さなツールを作るよりは継続的に拡大していけるようなサービスを作りたいと考えるでしょう。
それならやるべきことは自分の興味の持てる分野をまずは意識してみましょう。またはこれまでの自分の経験も重要です。これまでBtoBのサービスに関わる機会が多く社会人経験が長い方ならBtoBのサービスがいいかもしれません。社会人経験が短くて若いならBtoBでもBtoCでもどちらでもいいかと思います。
現在の僕の場合、興味の持てる分野は大きく分けて、料理、旅行、教育の3つですが、この分野でやりたい
業界ごとのマーケット規模なんかを考える方もいるかと思いますが、対してFinTechに興味ないのにFinTechの会社を作ろうみたいなことになると興味が途中で無くなるのでやめた方がいいかと思います。
といってもリンガルボックスはまだ成功してないので説得力に欠けるかと思いますので、既に成功しているけんすうさんの記事を引用すると、
自分が得意なこと、自分とマッチしそうなもの、自分が根源的に欲しいと思うもの、というのをやったらいい気がします。
そして、その自分の好きな分野、興味の継続する分野を絞ったら情報を収集しましょう。情報収集するならAngelListを使うのがオススメです。AngelListのStartup Jobsのページでは業界、資金調達段階、企業規模などでしぼり込めます。ここでシード段階やシリーズA段階のサービスを自分の興味のある業界で絞って見ていけば業界の傾向がつかめるはずです。最近の教育業界だとAI関連やVR関連、WebRTCを利用したサービスなどが増えてきてるなー、というようなことが分かるはずです。
シリコンバレーでこれから出てくるサービスをそのまま日本に持ってくるのもありだと思います。日本のスタートアップ業界で有名なサービスの結構な割合は海外のものをローカライズしたものだったりします。
後は、そうしたこれから出てきそうなサービス(シード段階)や既にある程度マーケットフィットが確認出来てるもの(シリーズA段階)に足し算、引き算、掛け算をして行けば自分の作りたいサービスが見えてくるはずです。
僕の場合は、次作るとしたら「小規模グループでの学習マーケットプレイス」かなー、とか「プロの料理人と一般料理愛好者」を結びつけるサービスかなーとかということを考えたりします。
料理に関して言えば最近はYouTubeのファウンダーだったスティーブ・チェンがNomという食特化型のYouTubeみたいなサービスを始めていて個人的に興味を持ってみていたりします。
2.小さなツールを作りたいという場合
継続的なサービスよりも、特定の人に気に入ってもらえるようなツールや小規模なサービスを作りたいという方もいるでしょう。(実はこっちの考え方からスタートしているスタートアップのほうが大きく成長してたりします。)
この場合だったら何よりも自分が面倒だな、嫌だなと思っていることや普段からこういうのあればいいのにと思うことを周りから発見するのが大事だと思います。
それが現状思い当たらないという方や、考えられないという場合は、まだ引き出しが少ないということだと思うので1の場合と同様にどんなサービスが具体的に現状あるのかというのを調べてみて何かきっかけがあった時に、その自分の持っている知識ときっかけが合わさるような状態にしましょう。
1の中では簡単に書きましたが、世の中にあるほぼ全てのサービスというのは既にあるものに対する引き算、足し算、掛け算で出来ています。それをするためには土台になる知識があった方がいいということですね。調べてる中で自分がほしいなと思っているものが実は既にあった、と気づいたりするかもしれません。
まとめ
総じていえば、新しいサービスを作るにはアンテナを張っておくことが重要だと思います。
僕の場合は既にリンガルボックスを運営してはいますが、例えばEdSurgeの記事や、TechCrunchのUS版の記事、HackerNewsの主要記事などを追いかけて業界の最新トレンドが常に頭のなかにある状態にしています。
もちろん、それだけで上手くいくとはいえないと思いますが意識しないで毎日過ごすよりは自分の作りたいものが見えてくる可能性は格段に高まるのかなと思います。
プログラミングやりたいけど、特に作りたいものが思い浮かばないなぁ、という方の参考になれば嬉しいです。
オンライン英会話のリンガルボックスは僕が企画、開発、運営まで全て行っているWebサービスです。英語を身につけたい方、実際独学でどんなサービス運営出来てるのか気になる方は是非ご覧になって下さい。