読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

元塾講師だったけど適当にやっていた生徒の学習計画を今さら見直す

column

社会人8年目になった僕が学生の時代のバイトを振り返ってみる

僕は学生時代、個別指導塾で講師のアルバイトをしていた。

今は某Benes○eに

 

吸収された割りと大きめの塾。(卵かけご飯!【暗号】)
 f:id:Udonya:20160526192041j:plain
そこでは、夏休みの夏期講習や冬期講習などかきいれ時の前に保護者と面談をする。
面談では講師(アルバイト)がエクセルで作った学習計画書を使って『○○ちゃんは数学が苦手なので通常に+して○回多く授業をして苦手を克服しましょう!』的なお話をします。
 
若干偏見もありますが、個別指導塾にくる子ってやや勉強についていけないタイプの子が多かった、そしてお家は割りと裕福な家庭が多かった。
 
そうすると面談に来たママたちはほぼほぼ提案通りの受講を決めて帰るわけです。
 

 

f:id:Udonya:20160526192138j:plain

もちろん、個別でやってる手前、生徒との距離は近く信頼されてる感もあります。別に手を抜こうとしてるわけでもありません。
ただ提案は眼前の目標だけをターゲットにしてる講師が多かったかな、と今になって思うわけです。
 
定期テストや受験の出題範囲は通常であれば学校がペース配分してくれているので学校の補講、予習復習(眼前の目標)をやっていれば外れはないと思っています。
しかし、あくまでベター。
せっかく個別指導塾に来てるメリットを提供しきれなかったかなと。
 
なのでその後悔をどうすれば改善できたか今さら書いてみるので塾講師を今されてる方は少し考えてみてくれると嬉しいです。
 
そんな当たり前のこと今さら言うなよって方は素晴らしい講師の方だと思います。頑張って!(適当)
 

目標を掲げよ!

 

1.目標を共有する

長期、中期、短期の目標を共有するといいと思います。
長期目標はその子の目指すゴールでいいと思います。
志望校はどこか、が分かりやすいかな。

f:id:Udonya:20160526192317j:plain

 
中期目標は模試とかかな。
短期は期末試験とか。
ここらへんは点数、偏差値という数値が返ってきます。
小学生だと模試ぐらいしか客観的な判断ができないので計画的に受験を提案しましょう。
 
目標を設定したら、結果が見れた方がよいです。
社会人で目標を数値化するのは難しいけど学生のテストは数値しか出ません。
わかりやすい。
 

2.目標を達成するためのステップを考える

f:id:Udonya:20160526192852j:plain

講師の仕事で期待されるところです。
目標のために、何を、いつ、どのくらいやればよいかを決めます。
テストの出題範囲や傾向をみて、学習内容を決めていけばよいと思います。
 
適当に「英単語1日○ページ」と進めてもふたを開けてみたら「全然終わってない」なんてことにもなりかねないので「あと○日で○ページ覚えなくちゃいけないから1日○ページづつやっていこうか」と生徒と認識合わせをするのもよいと思います。
 

3.各達成度合いを見て軌道修正

f:id:Udonya:20160526192439j:plain

実践で小テストや期末テスト、模試等があります。

その結果を見て、理解度が足りないところ、十分理解できている等が判断できます。

長期目標(志望校)に対して、現在の学習進度が十分であれば志望校をより上位変更するなんてことも考えてもよいです。

志望校を下げることはぎりぎりまで考えたくないので、足りていないところがあればそれを補足してあげるのが大事だと思います。

 

4.勉強するのを楽しくしてあげる

f:id:Udonya:20160526192357j:plain

所詮子供は勉強なんてしたくないです。
塾に「こさせられている」子はいっぱいると思います。
「勉強」だけガンガンにやるよりも、コミュニケーションを取ってあげるのが大事だと思っています。
塾は分からないところを聞く場所でよいので、宿題、自習をメインに出来る子にしてあげると成果も出やすいと思います。 
 
 

つまりはPDCAサイクル

そんなある日、「ウェブDBプレス」っていうソフトウェア開発に関する雑誌を手に取ったんですよね。その中に、「視点を変えてみよう」というコラムがあって、今回は「学びのサイクルの最初の一歩は?」というテーマだったんですけど、その中にPDCAの話があったんです。

でそこに書かれていたのは何かっていうと、

サイクル型のモデルの中で一番有名なのはPDCAサイクルでしょう。これは

「計画」(Plan)を

「実行」(Do)し、その結果を

「チェック」(Check)して結果を

「修正」(Adjust)する、

というモデルです。

Adjust!!!!!

「Action(行動)」ではなく「Adjust(調整)」なんだと。行動ではなく調整するんだと。これならDoとかぶらなくてとてもしっくりきます。

PDCAサイクルという言葉があります。
KEISUKE.comさんでも紹介してる通り、
PLAN , DO , CHECK , ACTION(AJUST)を繰り返して目標に向かって軌道修正なりをしていく方法です。
 
目の前の「小テスト」だけでなく、大目標であるゴール地点を見据えてプランを立ててみてください。
 
 

 まとめ

 

 今思えば「こんな簡単なことも教わらなかったの?」って塾の本質を疑いますが(笑)、学生のPDCAサイクルは実践しやすいのではないかと思います。
 
たとえば、今、賞与の前の面談で「目標は?」なんて聞かれて、営業さんでもなければぶっちゃけ数値目標なんてなんとなくでしか出せません。
効率的に作業するために○○をして作業時間を○時間削減します。とか。
 
今、もう一度塾講師をしたら前ほどゆるゆるにはやらないで結構スパルタンな指導になってしまうんだろうなぁと思いつつ。
 
ま、こんなことしても時給は発生しないブラックなところだったんですけどね。
学習計画書1枚で500円。
バイトにどこまでを求めるかは置いておこう…
 今だったらアプリとか出来てるのかな?
標準化で、計画書が自動生成とかだったら悲しいね!(楽だけど。)
 
そいでは、あでゅ~!