宇宙ホテルの試験機 空気注入しても膨らまず
一般の人でも宇宙に滞在できるいわゆる、宇宙ホテルの試験機に空気を注入して膨らませ、居住空間を広くする作業が行われましたが、試験機は計画どおりに膨らまず、NASA=アメリカ航空宇宙局は作業を中止して、原因を調べています。
アメリカの民間企業、ビゲロー・エアロスペース社が開発した「BEAM」と呼ばれる宇宙ホテルの試験機は先月、無人の宇宙輸送船に収納されて打ち上げられ、国際宇宙ステーションに取り付けられました。
この試験機は、輸送時には全長と直径がいずれも2メートル余りの円柱形ですが、国際宇宙ステーションに取り付けられたあと、空気を注入することで風船のように膨らみ、全長が2倍近い4メートルに、直径も1.4倍近い3.2メートルまで広がります。
日本時間26日夜、試験機に少しずつ、空気を注入して、内部の居住空間を広くする作業が始まりましたが、試験機は一定量の空気を注入しても、計画どおりに膨らみませんでした。このため、NASAは作業をいったん中止し、データを解析して膨らまなかった原因を調べています。
試験機は計画では膨らませたあと、2年にわたり、宇宙飛行士が定期的に中に入るなどして、宇宙を飛び交う放射線を防ぐ性能や内部の温度変化など、安全性を検証することになっています。
この試験機は、輸送時には全長と直径がいずれも2メートル余りの円柱形ですが、国際宇宙ステーションに取り付けられたあと、空気を注入することで風船のように膨らみ、全長が2倍近い4メートルに、直径も1.4倍近い3.2メートルまで広がります。
日本時間26日夜、試験機に少しずつ、空気を注入して、内部の居住空間を広くする作業が始まりましたが、試験機は一定量の空気を注入しても、計画どおりに膨らみませんでした。このため、NASAは作業をいったん中止し、データを解析して膨らまなかった原因を調べています。
試験機は計画では膨らませたあと、2年にわたり、宇宙飛行士が定期的に中に入るなどして、宇宙を飛び交う放射線を防ぐ性能や内部の温度変化など、安全性を検証することになっています。