南宏美
2016年5月27日02時24分
質のいいiPS細胞を効率よく作製することに成功したと慶応大などの研究チームが発表した。米科学誌ステム・セル・リポーツ(電子版)に27日、論文が掲載された。
iPS細胞などの万能細胞は通常、マウスの受精卵に移植して、どれだけ様々な組織になれるか「多分化能」を確かめる。iPS細胞では細胞によって多分化能にばらつきがあることが課題の一つだった。
慶応大の福田恵一教授(循環器内科)らは、iPS細胞の作製に使う三つの遺伝子に、卵子のもとになる細胞にあるたんぱく質「H1foo」の遺伝子を加えて、iPS細胞を作った。
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