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クリントン氏とトランプ氏の好感度、歴代候補中で最低

2016/5/26 21:40
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 【ワシントン=川合智之】私用メール問題などが響いて支持率が低下するクリントン氏と、共和党候補指名を確実にした勢いで逆転したトランプ氏。11月の大統領選本選で雌雄を決する両氏はしかし、米国民からの好感度では、過去30年余りの二大政党の歴代候補中では最下位だ。

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 米紙ニューヨーク・タイムズなどが実施する好感度調査は、その候補者を「好ましい」と感じる人から「好ましくない」と感じる人を引いた数字を集計している。今年3月時点の調査では、トランプ氏はマイナス33ポイント、クリントン氏はマイナス21ポイントと低迷しており、好ましくないと考える人の割合が大きく上回る。

 民主党予備選で健闘するサンダース氏は、クリントン氏を「ワシントンの支配階級」と批判して喝采を浴びている。背景には貧富の格差が広がるなど米社会に根差す政治不信があり、弁護士からファーストレディー、上院議員とエリート街道を歩んできたクリントン氏は「傲慢」「強欲」といったイメージを払拭できていない。

 逆に既存政治への不信を集票の原動力とし、共和党の主流派を抑えて候補指名を確実にしたトランプ氏だが、一部の有権者に熱狂的に支持される過激な表現は、国民の多数派には不快感を与えているようだ。

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