どうも、hashiken(@conteanime)です。
婚約指輪
言葉としては知ってるけど、意外と知識はあやふやで正確な情報を知らないものですよね。まあ普段の生活にあまりなじみあるものでもないんで、知らなくても困ることはほぼ無いでしょうが・・・(笑
ただ、いざ婚約指輪を「渡す」「つける」その時になって・・・どの指につけるんだっけ? なんて迷ってしまうのもいまいち格好悪いですよね。
今回は指輪を選ぶ際にも知っておくと話が早い、婚約指輪の常識や定番などを色々まとめてみました。
- 婚約指輪をはめる指って右手?左手?何指?
- 婚約指輪と結婚指輪って何が違うんだ?
- プロポーズの予定はあるけど婚約指輪の事は何も考えてませんが、何か?
基本的なことから割とだれも知らないような雑学めいたことまでてんこもりですので、ぜひ参考にしてみてください。
※以下のサイトを参考にまとめました。
目次
婚約指輪とは?
一般的に言う婚約指輪とは、エンゲージリング・エンゲージメントリングとも呼ばれ、婚約成立の証として男性から女性へ贈られる指輪のことです。
今では結婚の意思を表すプレゼントとしても認知されていて、男性側からのプロポーズの際に贈られることが多くなりました。
婚約指輪の意義
古くは婚約は「家と家との契約」を意味したことから、男性の家から女性の家への「手付金」の意味で高価な指輪が贈られましたが、現代では個々の恋愛観や家族観の変化もあって、男性からの「愛情の証」として用いられるようになっています。
元来婚約指輪は結納における婚約記念品でしたが、最近ではプロポーズなどの結納以前の機会に渡すことも多く、また女性の意向を尊重して二人でデザイン等を決めてつくるなど結納以前に準備されることも一般的になっています。
結婚指輪との違い
婚約指輪
エンゲージリング。結婚の約束をした記念・証しとして男性から女性に贈られる指輪メインストーンに、固い絆と純真無垢を象徴するダイヤモンドなどをあしらい、華美な装飾が施されたものが多い
一般的に婚約指輪は平均30万円程度、20万~40万円ぐらいの幅とされる
結婚指輪
マリッジリング。結婚式で新郎新婦が誓いの品として交換し、その後は夫婦がお揃いでつけるペアの指輪。日常的に着用するものであるため、プラチナや金でできたシンプルなデザインのものが一般的
一つ10万~15万円が相場で、ペアで10万~30万円程度が平均とされる
婚約指輪・結婚指輪のルーツ・歴史
丸い輪はとぎれることがない永遠を意味し、また魔を防ぐものともいわれていました。
婚約指輪の起源は、古代ローマ時代に誓約の印として使われていた”力の象徴である「鉄のバンド」”を結婚の指輪として用い婚姻の誓約の証しとして使われたのが始まりといわれ、男性による”永遠に変わらない保護”を意味するものでした。
やがてローマ法王により、「結婚の前にもっとお互いを知るべきだ」として婚約期間が奨励されたことから婚約指輪という概念が生まれました。
9世紀になると結婚を神聖視していたローマ教皇ニコラウス一世により、「婚約発表には指輪が必要である。夫となるものは、高価で経済的な犠牲を払うような指輪を妻に贈らなければならない。」という旨の命令が出されます。これにより、現代の価値観に近い形で婚約(結婚)指輪での誓いがなされるようになります。
11世紀頃、教会が結婚指輪に祝福を与えるようになり、13世紀にはヨーロッパ各地で結婚指輪を交換する風習が一般的になりました。こうして、婚約指輪と結婚指輪という2種類の誓約の証が根付いていきました。
日本で結婚指輪の風習が一般に広まったのは戦後のことで、西洋文化の普及に伴い、教会での結婚式が一般化したことから、結婚指輪交換の慣習が広く受け入れられました。
婚約指輪の普及はさらに遅れ1960年頃で、当初は結納の品の一つとして贈られるものでした。
1970年代、『ダイヤモンドは永遠の輝き』でおなじみのDE BEERS社のテレビキャンペーンにより、”ダイヤモンドでプロポーズを”というイメージが普及しプロポーズに婚約指輪、婚約指輪にはダイヤモンド、という考え方が日本にも根付いたといわれています。
ちなみに、「婚約指輪はお給料の3か月分」というのも同じDE BEERS社のキャンペーンから生まれたキャッチフレーズです。
婚約指輪の実態
どの指につける?
結論からいうと、正式に”何指に”とは決まっていません。というのが正確です。
結婚指輪は「左手薬指に」というのは既に常識となっていますが、なぜ左手薬指なのでしょう?
古代ギリシャでは「左手薬指から心臓にかけて1本の血管が通っている」と信じられ、心臓とつながる指に交換した指輪をはめることでお互いの心をつないでおくという意味であるというのが有力な説です。
また左手薬指は日常生活を送る上で一番動きが少ない指であるため、指輪を落とす心配が少ないという現実的な理由もあります。
神聖な指輪をつけるには神聖な左手薬指が一番まっとうな場所であるわけで、婚約指輪も同じように考えればいいのでしょう。
つまり婚約指輪をつける指は、左手薬指が正解。と言ってもいいと思います。
結婚式の最中は?
ただし、結婚式の当日だけは例外となります。式当日は結婚指輪の交換の儀に向けて左手薬指を空けておく必要があるため、婚約指輪は右手薬指につけるのが一般的です。
式後は、結婚指輪と重ねて婚約指輪を左手の薬指にはめることになります。重ね着けは結婚指輪が根元側、婚約指輪が指先側という順番です。
いつからつけ始める?
貰ってすぐ、からでOKです。厳密な決まりは何もありません。
結納以前の着用も問題はないですが、結納の際には身に着けるか改めて贈る形をとるかでしっかりお披露目をしましょう。
いつつける?
基本、受け取ったその日から結婚式の当日まで身に着けるもの、として考えられています。
結婚の意思を周囲に伝えるためのものでもあるので、常に身に着けておきたいところです。
しかし、婚約指輪は装飾が華美のものが多く、職場や家事の場では不釣合いであったり、作業の邪魔になったりします。ですので、仕事中や自宅でははずして、休日の外出などで着用するというやり方でも問題ないでしょう。
結婚後の扱い方は?
決して婚約期間だけのものではなく、結婚後の使用にも制約は何もありません。
ドレスアップした外出の際のアクセサリーとしてつけてもいいですし、結婚指輪との重ね着けも自由です。
高価なものなので使いづらいのではという方は、カジュアルなものにリフォーム・リデザインしてもいいですし、あらかじめメンテナンスをしやすいものを選んでおくなどすれば使い勝手もいいでしょう。
婚約指輪の定番あれこれ
定番はダイヤモンド?
婚約指輪のセンターストーンは、90%を超えるシェアをダイヤモンドが占めています。
ダイヤモンドはその硬さと無色透明さから、“硬く永く続く不滅の愛・純真無垢な花嫁に”という意味をもち、婚約指輪に多く使用されるようになりました。
また愛を射止めるといわれているキューピットの矢の先には、どんなかたくなな心も突き通すという意味からダイヤモンドがついていたとも言われています。
定番のリング素材は?
リングの定番素材は主に2種類となります。
プラチナ
ダイヤモンドの輝きを引き立てる特徴があるとされる。酸化しにくいのでく、白い輝きが持続すやすい
柔らかさとしなやかさが特徴で、曲がる特性を生かした宝石のセッティングやデザインが可能
ゴールド
指輪の定番素材。ホワイトゴールドやピンクゴールド、イエローゴールドなど様々な種類の加工がある。
プラチナよりも硬く、輝きが強い。硬さと加工のしやすさを生かした繊細なデザインができる
人気・定番のデザイン(スタイル)は?
婚約指輪の基本デザインの種類は主なもので以下の4つです。
ソリティア
メインの宝石が一粒のみセットされたシンプルなデザイン
何にでも合わせやすい。一粒石を立て爪(4本か6本)で支えるタイプが根強い人気
メレ
メインの宝石の周囲にメレダイヤ(0.1カラット以下の小粒ダイヤ)が添えられたデザイン。
様々なデザインのバリエーションが可能で、オリジナリティあるデザインにしやすい
パヴェ
メインとなる宝石が一つで、リング(アーム部分)にメレダイヤが敷き詰められたデザイン
ボリュームがあり、華やかでゴージャスな印象であることが特徴
エタニティ
特定のメインの宝石がなく、同じサイズの宝石がリング部分に並べられたデザイン
同じサイズの石を並べたデザインが、終わりのない永遠の愛のイメージをつくる
知っておきたい豆知識
お手入れ方法は?
婚約指輪はしっかりお手入れも行いましょう。せっかくの品ですし、いつまでも輝きを保てるようにしましょう。
ダイヤモンドやプラチナは皮脂や化粧品油などの油脂や埃がたまりやすい素材です。いくら硬い素材といっても、メッキ加工などはどうしても傷がついてしまいます。
日頃のお手入れとしては、メガネふきでふき取るなどして、汚れがたまらないように。付いてしまった汚れは、ぬるま湯に中性洗剤を数滴入れて、柔らかい歯ブラシなどでやさしく磨きましょう。
セットリングとは
簡単にいうと、婚約指輪と結婚指輪を重ね付けできるリングのこと、です。
1本づけと重ね着けの2つのデザインが楽しめることでアレンジのバリエーションが増え、重ね着けしてもゴテゴテせず見た目もシンプルでオシャレなので、しまわれがちな婚約指輪の活躍の場も増えます。
別々に買うより金額的なメリットも大きく、近年人気が増しているようです。
婚約指輪のお返しは?
婚約指輪は元々結納の婚約記念品ですから、そのお返しであれば「結納返し」ということになります。
最近では結納をしないカップルも少なくなく、「婚約指輪のお返し」という形で返礼をすることもあります。
男性へのお返しで人気なのは腕時計・タイピン・財布などで、相場は「半返し」といって指輪の半額程度、平均すると10~20万円です。
婚約指輪代を誰がもったか、両家の事情、結納金の有無や結納のしきたりの違いなどで返礼の有る無しも変わってくるので、指輪の購入時同様にカップルで十分に相談の上決めることが大事でしょう。
男性用婚約指輪って?
婚約指輪は女性だけ、結婚指輪は夫婦でというのが一般的ですが、最近では男性用の婚約指輪というのもあるそうです。
リザーブドリングといって男性が自ら購入し、「自分は婚約済み(予約済み)」であると力強く宣言するためのものだそうです。
女性の婚約指輪と違い華美な装飾はなく、シンプルで普段使いできるデザインになっています。
さいごに、
婚約指輪のアレコレ、あまり身近なことではないだけに初見の情報も結構あったんじゃないでしょうか。
婚約指輪をこれから買うのであれば、どうか幸せな結婚へ向けて素敵な指輪と共に輝きのある婚約期間をお過ごしください。