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 羽田空港などの液状化防止工事で東亜建設工業(東京都)が施工データを改ざんしていた問題に絡み、成田国際空港会社(NAA)は26日、東亜建設工業などの企業共同体に発注した千葉港の地盤強化工事で施工不良があったと発表した。

 25日に同社からNAAに連絡があった。NAAによると、千葉港にある航空燃料輸送用施設で液状化防止のために薬液を地中に注入する工事をしていたが、施工不良の発覚で中断したという。詳しい状況は分かっておらず、NAAの担当者は「現段階ではデータに偽りがあったかどうかは不明」としている。工事は2014年8月に着工し、17年3月の完成予定だった。