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北海道放送の元事業部長、1億円着服で懲戒解雇
北海道放送は26日、外部業者に架空請求させた経費約1億1500万円を着服したとして、メディアビジネス局の元事業部長の男性(50)を懲戒解雇したと発表した。管理責任を問い、同局長ら3人も譴(けん)責(せき)などの処分とし、社長と常務2人の計3人は役員報酬の一部を自主返納する。
北海道放送によると、男性は平成20~23年に同社が主催したゴルフイベント4回と、昨年2月の「さっぽろ雪まつり」で、架空のプレハブ施設費用などをイベント関連会社3社に請求させ、3社の口座に入金された金を着服した。
今年2月の札幌国税局の税務調査で不正が発覚。男性は「大変な迷惑をかけて申し訳ない」と認めた。着服した金の使い道は不明。