アドラーが読み解く「悩み」の正体
人間、必ず1つや2つの悩みはあるものです。
ときには悩み、ときには苦しむ。
そして実際、楽しみよりも苦しみの方が多いというのも事実。
これからの人生も「悩み」と付き合っていく私たちが、「悩み」について少しでも知っていたらラクになれるのではないかと思い、書いてみました。
アドラーは、人間のあらゆる悩みは対人関係にあると定義した。
失礼かもしれませんが、あなたが現在直面している悩みはきっと対人関係の悩みだと思います。
そしてそれはおそらく当たっていると思います。
なぜなら人間のあらゆる悩みというものは、人間関係と密接な関わりがあるからです。
例えば、
- 転職の悩みは「今いる現状に刺激を与えてくれる人がいない。そして新天地候補の会社人事にどうやってアピールしようか」のような悩みは人間関係に関わりあっていますよね。
- 資格試験の悩みは「この資格を取って世間から良い目で見られたい。または資格をとって良い会社に入りたい=良い会社のニーズに合わせている」といったように相手の心理を感じ取っているのです。
つまり何がいいたいのかというと、あらゆる悩みというのは掘ってみるとわかりますが、人間の評価を非常に気にしているのだ。ということ。
だからといって、全ての人が当てはまるわけでもありません。この仕組みを理解している人はきっと世の中にいるはずです。少なくともアドラー心理学を読んでいる人は。
そしてこの記事を読んだみなさんは、自分の進むべき道を明確に理解して行動しようという心構えが働いているのです。
対人関係の中でも3つの悩みがある。
1つ目は、仕事関係の課題。
3つの悩みの中でもっとも簡単に解決できるのが仕事関係です。意外かもしれませんが、正直言ってこれはスペックの問題で解決することがあるからです。そして商談や交渉ごとは極端に言ってしまえば感情までは使わずとも成立可能です(ほんとに極端ですが)
もしあなたが仕事関係の悩みを持っているのだとすれば、本気で取り組めば解決する糸口が案外すんなりと見つかる可能性があります。
2つ目は、友人関係の課題
友情や友人とのトラブルは意外とやっかいです。なぜなら友人関係というのは、仕事関係以上の密接な関係を持っているからです。そして人間には煩悩があるから。
さらに「自分が親切にしたのに、向こうは何も返してくれない」といったギブアンドテイクにまつわる考え方が非常にやっかいです。別に返してくれる権利をもっているわけではないのに見返りを期待してしまうのが人間の心理です。だからといって、相手に要求をすれば自分があざとい人だと思われ、向こうも恩を返す行動を億劫に思ってしまう。そんな悩みが友人関係にあります。
3つ目は、愛の課題
アドラーは、愛に関する悩みが一番困難であると言及しています。愛は形となって現れるものではないし、そもそも結婚が幸せかといえば疑問をもつのも事実。未婚者は結婚を羨ましく思い、既婚者は不平を頭の中に思い浮かべる。既婚者は十中八九結婚を後悔しています。そしてこの悩みは人類が誕生してから現代にまで浮かんできてしまっています。
またアドラーはこんなことも言っています。
遠くからみているうちは良い面が目につくものですが、いつも一緒にいると、相手の嫌な面ばかろが目についてしまうのです。
まさに言い得て妙。恋は盲目ともいいますが、冷静になって(飽きてきて)初めて見えてくるものもあるのです。