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【大相撲】

志摩ノ海が十両昇進 地元へ吉報

2016年5月26日 紙面から

新しいしこ名の書かれた紙を手に、笑みを浮かべる浜口改め志摩ノ海=東京都墨田区の木瀬部屋で(永井響太撮影)

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 日本相撲協会は25日、大相撲名古屋場所(7月10日初日、愛知県体育館、中日新聞社共催)の番付編成会議を開き、近大出身の浜口改め志摩ノ海(26)=木瀬=と元学生横綱で日体大出身の大輝(23)=八角=の新十両昇進を決めた。

 伊勢志摩サミットで注目を集める地元に吉報を届けた。「サミットのタイミングで上がったら『すごい面白いよね』って話していたら、言ったとおりになっちゃった。一緒に取り上げてくれたらいいですね。みんな(警備が)厳重だって言ってるんで」。厳戒態勢でピリピリムードも漂う地元にとっては、心和む志摩ノ海の新十両昇進。入門4年でつかんだ関取に26歳は目を細めた。

 新しいしこ名は地元・三重県志摩市と師匠の木瀬親方が現役時代に名乗った「肥後ノ海」から取った。「家族から『志摩』を付けてほしい願望があった」と志摩ノ海。

 目指すのは武双山(現藤島親方)や琴奨菊のような、前に出て圧倒する相撲だ。「体を生かした大きい相撲、相手を全部押し出すような相撲を取りたい」と力を込める志摩ノ海に木瀬親方も「けがをしてからの稽古量は部屋で一番。どうなったら勝てるかを研究して上に上がってほしい」と期待を寄せる。下の名前の航洋には「海を渡る大きな子になれ」との意味が込められている。名古屋から関取としての新たな“航海”に出る。 (永井響太)

 

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