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【プロ野球】

DeNAは今季初4連勝!! 石田が5連勝でドラ&トラに1差

2016年5月26日 紙面から

7イニング1失点で5連勝のDeNA・石田(武藤健一撮影)

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◇DeNA4−1中日

 中日はDeNA先発の石田の前に打線が沈黙。暴投で1点を奪うのがやっとで石田に5勝目を許した。中日先発の若松は2回に戸柱に適時打を浴びると、梶谷のソロなどで3失点。中日は貯金がなくなった。DeNAは今季初の4連勝。

 思わぬ形で記録が途絶えた。7回無死二、三塁でDeNAの石田が痛恨の暴投。中日打線を圧倒していた真っすぐが高めに抜け、捕手戸柱のミットをはじく。「一発のある打者(ビシエド)だったので、慎重になり過ぎた。悔しい」。5月に入って初めて、実に27イニングぶりの失点だった。

 それでも、すぐに「無失点より勝ちが大事」と気持ちを切り替えた。味方の援護が3点あり、「2点までならOK」と落ち着いていた。後続を断ち、セットアッパーの三上、クローザーで同期の山崎康につなぐ。5月4勝目を手にし、今季のセ・リーグの先発投手では最長となる5連勝を飾った。

 月間MVP最有力候補の2年目左腕と歩を一にするように、チームも「ゼッコーチョー」(ラミレス監督)だ。4月までに3連勝が1度もなかったが、今季初の4連勝。5月は7カードを戦い、1勝1敗1分けだった13〜15日の阪神戦を除き、すべて勝ち越している。

 キャンプ中の左脇腹負傷から5月4日に復帰した梶谷は「雰囲気の良さは感じる。みんな試合前に殻を破って声を出したり、いろいろ変なことをやったり。とくに筒香がキャプテンとして頑張ってくれている」と明かす。ベンチ裏の明るさがグラウンドの好結果につながっている。

 借金は4月2日以来の2まで減り、交流戦前の返済も視野に入った。順位は5位ながら首位とは4ゲーム差、阪神と中日には1差だ。台風の目になったチームを率いるラミレス監督は「1カ月前を考えたら信じられないね。でも近いうちにトップに立てると信じているよ」と不敵に笑った。(小林孝一郎)

 

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