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【プロ野球】

ヤクルト・バレンティンは2ラン&3ラン!! 最後はサヨナラで虎を振り切る

2016年5月26日 紙面から

1回裏、2ランを放ち喜びながら生還するヤクルトのバレンティン(田中太一撮影)

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◇ヤクルト9−8阪神

 ヤクルトがサヨナラ勝ちで連敗を3で止めた。8−8の9回1死二、三塁から代打今浪が中堅にサヨナラ犠飛を放った。バレンティンが2本塁打で5打点。好救援のオンドルセクが今季初勝利。粘って追い付いた阪神は藤川が捕まった。

 バレンティンが、また一つ歴史を塗り替えた。お立ち台こそサヨナラ犠飛の今浪に譲ったが、13号&14号の2打席連続本塁打で湿りがちだったヤクルト打線に火を付け、チームの4連敗阻止に貢献。いずれもバックスクリーンを超える推定140メートルの特大弾で、先発・横山を3イニングでマウンドから引きずり降ろした。

 これで、2011年の来日以来6年目で、24度目の1試合複数本塁打。アレックス・ラミレス(現DeNA監督)を抜いて球団新記録だ。「そうなの? その記録は知らなかったけど、更新できたことはうれしい。それよりチームが勝つことが1番うれしいけどね」

 昨年は左太もも肉離れで長期離脱。本塁打は1本しかなく、1試合マルチ弾は2014年8月3日中日戦(神宮)以来約2年ぶりだった。

 前日(24日)の最終打席は、1発出れば逆転サヨナラ勝ちの9回2死満塁。右翼フェンスにギリギリ届かず最後の打者になった。その悔しさを晴らすかのように第1、第2打席で完璧な一撃。15日の巨人戦(東京ドーム)での12号以来、7試合アーチがなく打率も1割6分7厘と不振で、打率3割を切っていた。

 「技術的に変えたことは特にない。パワーヒッターというのはこういうもので、打てない間があっても、1発出るとポンポン出たりするもの。これがいいきっかけになってくれれば」。復調した60発男が、ここから量産態勢に入る。

  (竹村和佳子)

 

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