蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】若ゴイの季節!!鈴木、田中が3ラン 首位抜け出た2.5差2016年5月26日 紙面から
◇広島9−3巨人広島が3連勝を飾った。1回に丸、新井の連続適時二塁打で2点を先制。2−1の6回には田中、鈴木がともに3ランを放つなど7点を加えた。野村が6回途中1失点で5勝目。巨人は拙攻が目立ち、救援陣も崩れて今季初の4連敗。 田中の放った打球は大歓声の後押しを受け、左翼席に届く。1点リードの6回1死一、三塁で出た価値ある3号3ラン。左腕・山口の145キロ直球を完璧に捉えた打球が打線を目覚めさせ、打者10人の猛攻で一挙7点を奪った。 「まさか本塁打になるとは思っていなかった。追い込まれていたので犠飛でもいいと思っていた」。3日・巨人戦(東京ドーム)以来、19試合ぶりの一発で試合の流れを呼び込んだ。 開幕から全49試合に不動の1番として出場する切り込み隊長は「僕の中で当然、引っ張って打ちたい思いもある。でも、チーム方針として徹底してきた。物足りない感を持ちながら、逆方向に強い打球を心がけている」と胸の内を明かした。 その後2死二塁とし打席に迎えたのは、頼れる4番・新井だ。追い込まれながらもしぶとく右前にはじき返した。二走・菊池が快足を飛ばし本塁へ生還し6点目。続くエルドレッドも中前打で続いた。 2死一、二塁。トドメを刺したのは鈴木だ。左翼ネット直撃の特大5号3ラン。「広輔(田中)さんが打ってくれたので気持ち的に楽になった。少し泳がされて前でさばけた感じ。今までとは違ったホームランだったと思う」と納得の表情だ。 緒方監督は「6回はビッグイニングになったね。広輔(田中)があそこで本塁打を打つからびっくりしたよ。誠也(鈴木)も試合を決める本塁打を打って自信になったのではないか」と若コイの奮闘に目を細める。 「みんなそれぞれの役割を果たしている。いい攻撃ができている。巨人にはまだまだ負け越しているので明日も気持ち引き締めてやっていきたい」。田中はチームの思いを代弁した。 今季初の巨人戦に勝ち越し、ゲーム差を2・5と広げて貯金は今季最多の6。好調ビッグレッドマシン打線で、このまま首位を固める。(井上慎也) PR情報
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