鍛冶屋が「アリス マッドネス リターンズ」のヴォーパルナイフを制作
包丁のようでいて、大振りで凝った装飾が特徴です。
「不思議の国のアリス」に登場する「ジャバウォックの詩」で語られるヴォーパルの剣。これはエレクトロニック・アーツのアクションアドベンチャーゲーム「アリスインナイトメア」および「アリス マッドネス リターンズ」でアリスがブン回す代表的な武器としても知られています。
そんなヴォーパルナイフを、これまでにも数々のフィクションの武器を具現化してきたAWE meの鍛冶屋チームが制作しました。
毎回なにかしら新しい鍛造を見せてくれる鍛冶屋チームですが、今回は熱した鉄の真ん中に隙間を作り、冷めた鉄板を間に挟む「ホットドッグ・イン・ザ・バンズ」方式を採用。これは日本とスイスで行われている作り方なのだとか。
確かにホットドッグみたい
先ほど挟んだ核の鉄板が歪まないよう注意しながら、グラインダーで研ぎに研いでいき、薄い鉄板を筒状にした柄の制作も同時進行。さらには刀身にネイル・ポリッシュを用い、エッチング用の模様を描き、それを酸に1時間ほど浸します。
溶かしたくない部分をマスキング
最後は柄を彫金の要領で模様を刻んでいき、合体させれば完成です。
この作業が一番大変そう
とんでもなく恐ろしい包丁に仕上がりました。次は誰のどんな武器が再現されるのか、楽しみです。
source: YouTube
(岡本玄介)
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