NHKニュース おはよう日本 2016.05.24


おはようございます。
7時になりました。
東京・小金井市で、芸能活動をしていた女子大学生が刃物で刺されて重体になっている事件で、逮捕された男と見られる人物から、女子大学生に宛てたツイッターの書き込みが、4か月の間に300件以上に上ることが分かりました。
警視庁は、男が書き込みをエスカレートさせたと見て、捜査しています。
今月21日、東京・小金井市で、芸能活動をしていた大学3年生の冨田真由さんがナイフで刺され、意識不明の重体になっています。
警視庁は京都市の会社員、岩埼友宏容疑者を逮捕し、殺人未遂などの疑いで調べています。
これまでの調べで、事件前の今月9日、冨田さんは、ツイッターなどで執ように書き込みをされているのでやめさせてほしいと、地元の武蔵野警察署に相談していたことが分かっています。
その後の調べで、岩崎容疑者と見られる人物から冨田さんに宛てたツイッターの書き込みが、ことし1月から4か月の間に、300件以上に上ることが分かりました。
内容も徐々に批判的になっていたほか、先月末以降は、舞台で共演した人に宛てても冨田さんを批判する書き込みが行われていたということで、警視庁は岩崎容疑者が次第に書き込みをエスカレートさせたと見て捜査しています。
一方、冨田さんから相談を受けた武蔵野警察署は、相談内容がファンからの執ような書き込みをやめさせてほしいというものだったため、ストーカー被害の相談として扱っていませんでした。
加害者の危険度を判定するためのチェックシートも使わなかったということです。
ストーカー犯罪に詳しい、常磐大学の諸澤英道元学長は、今回はストーカー規制法ではボーダーラインかもしれないが、警察の動きがマニュアル化している。
法律ありきではなく、相談者の安全を考えて行動しないと、被害は防げないと指摘しています。
さて、きのうは暑かったですね。
そうですね。
ついつい日陰を探して歩いてしまいましたね。
そういう人も多かったでしょうね。
きのう、東京ではことし初めて30度以上の真夏日になったほか、各地でも真夏日を記録しました。
そしてこちらは現在の東京都内の様子です。
都心の気温は22度1分と、すでに20度を超えています。
暑いですね。
きょうも引き続き、東京や長野などで真夏日が予想されていて、引き続き熱中症に注意が必要です。
きのうは、全国の929の観測地点のうち214地点で、気温が30度以上の真夏日となりました。
東京都心のほか、大阪市などでも、ことし初めて真夏日になりました。
北海道では5日連続の真夏日。
5月としては初めてです。
その熱中症に引き続き注意が必要です。
きのうは東京・大田区の中学校で、体育の授業中の女子生徒6人が、熱中症と見られる症状で病院に搬送されました。
NHKのまとめでは、昨夜8時の時点で、全国38の都道府県で、少なくとも148人が、熱中症と見られる症状で病院に運ばれました。
熊本地震の被災地でも、きのうは厳しい暑さに。
梅雨入りが近づく中、復旧作業を急ぎました。
一方、きょうは湿った空気の影響で、局地的に雷を伴って雨が降るおそれがあるほか、今週は前線や気圧の谷の影響で、雨が降りやすい天気が続くと予想されています。
では、これからの暑さや雨の見通しについて、気象情報担当の平井さんです。
きょうも東北から近畿にかけて、真夏日が続きそうです。
それではきょうの予想最高気温、見ていきますと、山形など東北南部でも30度、真夏日となりそうです。
山形、ことし初めての30度以上の真夏日となるでしょう。
このように東北から近畿にかけて30度以上の真夏日となりまして、特に西日本は湿気が加わって蒸し暑くなりそうです。
さあ、湿気が加わるということは、雨が降ってきます。
雨の見通し、見ていきましょう。
動かしますと、九州や中国、四国地方など、午後になると、雨が降りだす予想です。
さらに今夜になりますと、発達した雨雲がかかって、雨が強まりそうです。
局地的には九州、熊本、大分など、雷を伴って雨が強まるおそれがあります。
さらにこのあとの熊本、大分、鹿児島の天気と最高気温です。
しばらくは曇りや雨、まるで梅雨のような天気が続きそうです。
最高気温も25度を超える日が多くて、湿気は多く、蒸し暑いです。
熱中症だけじゃなく、食中毒などにも注意してください。
さて、この雨の原因ですが、きょうは湿った空気が九州から流れ込んで雨になります。
ですが、このあとは梅雨前線が北上しそうなんです。
きょうの段階でいきますと、梅雨前線は沖縄付近にあります。
この梅雨前線、今週末になりますと、九州の南部に北上してきそうです。
ちなみに梅雨入りは九州の南部では5月31日ごろ。
雨の季節が近づいてきています。
雨への備えをお願いしたいと思います。
次は、480万人余りの難民を出しているシリア問題です。
23日もシリア北西部の2つの町で爆弾テロが相次ぎ、140人以上が犠牲となるなど、混乱が続いています。
地中海に面した2つの町、タルトゥースとジャブラで23日、合わせて7回の爆発が、同じ時間帯に連続して起きました。
シリアの内戦の情報を集めているシリア人権監視団によりますと、一連の爆発による死者はこれまでに145人に上り、多くは女性や子どもだということです。
現場はバスの停留所や病院など、人の多く集まる場所で、このうち2か所は、止めてあった車を爆発させたあと、集まってきた人たちを狙って、自爆テロを起こしたと見られています。
激しい内戦とテロによって増え続ける難民。
こうした紛争や自然災害に伴う人道危機への支援の在り方を話し合う世界人道サミットが23日、始まりました。
初日の議論では、各国やNGOが、シリア難民への支援などで連携を深める必要性を強調しました。
23日から始まった世界人道サミット。
世界各国の代表やNGOなどが初めて一堂に会し、紛争地や自然災害の被災地などでの人道支援の在り方について議論を交わします。
初日は第2次世界大戦後、最も多くなっている難民への支援や、人道支援の資金の確保などについて話し合われました。
大きな焦点が、シリアです。
トルコやヨルダンなどの代表が、シリア難民の受け入れが重い負担になっているとして、国際社会の支援を求めました。
これに対し日本を含む各国は、資金面などで協力していく方針を示しました。
では、トルコで取材に当たっている鴨志田記者に聞きます。
今回、初めてとなる世界人道サミットですが、なぜ今、このような会議が開かれることになったんでしょうか。
これまでにない深刻な事態が相次いでいるからです。
世界では今、シリアの内戦のように、収拾が困難な紛争や、地球温暖化の影響を受けた大規模な自然災害が相次いで起きています。
この結果、今世界で人道支援を必要としている人は、日本の人口とほぼ同じ1億2000万人に上っているんです。
国連では3年前から加盟国や一般市民から意見を募り、紛争の防止や市民の保護といった、国際社会が取り組むべき5つの大きな課題をまとめてきました。
そしてこの人道サミットでは、ここ、トルコが最も多く受け入れているシリアの難民への支援が最大のテーマとなっているんです。
そのシリア難民。
あまりの数の多さに対応しきれないとして、ヨーロッパ各国が流入を制限する中、トルコにとどまる難民たちは、先の見えない日々に不安を募らせています。
イスタンブールの一角にあるモスク。
金曜日の礼拝には、地元の市民に混じって、大勢のシリアからの難民が訪れます。
シリアから隣国トルコに逃れた難民は、270万人以上。
先の見えない暮らしを強いられています。
激しい内戦が続くシリア。
480万人余りが難民として、国外に脱出しました。
多くの難民が、隣国のトルコからギリシャ経由でヨーロッパを目指しました。
しかし先月、EUは難民の送還を始め、流入を抑える措置を強めています。
このため、先にヨーロッパに渡った家族と、合流できなくなっているケースが増えています。
2年前、シリアから逃れ、トルコで避難生活を送るタミムさん夫婦も、そうした家族の一つです。
6歳と7歳の2人の孫と暮らしています。
一家の大黒柱だった、息子のムハンナドさん。
おととし、密航業者のボートでヨーロッパにわたり、イギリスにたどりつきました。
落ち着いたら家族を呼び寄せるつもりでした。
しかし、ヨーロッパ各国が難民の受け入れを大幅に制限するようになり、家族の渡航許可は望めなくなっています。
今は時折、イギリスにいるムハンナドさんとテレビ電話で話をしています。
2年も続く親子離れ離れの暮らしは、幼い子どもたちの心にも重くのしかかっています。
幼い孫を抱えながらの、いつ終わるとも分からない避難生活。
祖国で続く戦乱と、受け入れを拒む国々のはざまで、難民たちは翻弄され続けています。
再び鴨志田記者に聞きます。
人道サミットは、難民が置かれた厳しい状況の改善につながるんでしょうか。
容易なことではないと思います。
サミットに参加した各国の代表やNGOは一様に難民の支援に取り組む姿勢を強調していますが、難民の受け入れともなりますと、具体的なことばは聞かれませんでした。
トルコとドイツの首脳はサミットのかたわら、首脳会談を行って、ヨーロッパに渡ってきたシリア難民をトルコに送還する条件について話し合いました。
それぞれ国内の事情や世論を優先して、政治的な駆け引きを続けています。
また紛争をどう防止していくのかという議論では、シリアやウクライナなどを巡って、各国はそれぞれの立場をむき出しにして、互いを非難し合う場面も見られました。
紛争地などで医療活動に当たっている国境なき医師団は、この人道サミットにどれほどの意味があるのか疑問を呈し、今回、参加を見合わせています。
シリアをはじめ、かつてない規模で、人々が国を追われる世界。
あさってから始まる伊勢志摩サミットでも、各国に突きつけられる課題となります。
そのG7伊勢志摩サミットがいよいよあさって開幕します。
東京や開催地の三重県では、警備が本格化しています。
羽田空港に到着したのは。
カナダのトルドー首相です。
海外の首脳の中で最も早く来日しました。
都内でも警備が強化されています。
不特定多数の人が集まる、いわゆるソフトターゲットの警戒が強化されています。
東京の表参道では、臨時の防犯カメラ10台が設置されました。
首脳会議が開かれる志摩市の賢島周辺の英虞湾などでは、海上保安庁がおよそ100隻の巡視船や小型ボートを配備。
最高レベルの厳重な警戒態勢を取っています。
首脳会議が開かれる賢島では、立ち入り規制が行われています。
このため、離島に住む人たちの生活に影響が出ています。
英虞湾にある間崎島の住民のほとんどは、スーパーや病院などがある志摩市の中心部へ向かうのに賢島を経由しています。
しかし、規制のため賢島に入れなくなり、臨時に移された対岸のリゾート施設の船着き場を利用しています。
臨時の船着き場から、市の中心部に向かうバス乗り場に行くためには、急な坂道や階段を通る必要があります。
こちらの女性は、足が悪いこともあり、サミットの期間中は、定期船を使って市の中心部に買い物へ行くことを諦めました。
規制が始まる前に買いだめした1週間分の食料が蓄えられています。
島では買い物ツアーも行われます。
地元の社会福祉協議会が用意した車で、一斉にスーパーに買い物に行くのです。
さらに、こんな人たちもいます。
臨時の船着き場がリゾート施設に設けられたことから、施設内のレストランで初めて女子会を開くことにしました。
賢島周辺の船の航行規制は、サミット終了翌日の28日まで続く予定です。
伊勢志摩サミットで、G7・主要7か国がまとめる首脳宣言のうち、貿易に関する分野の宣言案が明らかになりました。
貿易を成長や繁栄などの原動力だと位置づけるとともに、TPP・環太平洋パートナーシップ協定の重要性についても盛り込む見通しです。
明らかになった宣言案によりますと、G7各国は、貿易と投資を成長や繁栄、世界の持続的な発展の原動力と位置づけ、働く人や消費者、企業に経済的な機会をもたらすために貿易を活用していくことで一致するとしています。
またG7各国のうち、日本、アメリカ、カナダが参加するTPP・環太平洋パートナーシップ協定については、アジア太平洋地域の共通の貿易ルールの基礎を作るうえで、署名は重要なステップだとする文言を盛り込む見通しです。
その上で、各国が国内手続きを完了することをG7として後押しするとしています。
一方、WTO・世界貿易機関で交渉を進めてきた、太陽光パネルや風力発電など、環境保護に寄与する製品の関税撤廃については、ことし9月に中国・杭州で行われるG20サミットまでに合意を目指すことが初めて打ち出されます。
G7としては、環境に関する製品の貿易自由化を通じて、温暖化対策を主導するねらいがあるものと見られています。
次です。
今、ある心理学が話題になっています。
書店の一角を埋め尽くすのは。
なぜか難しそうな心理学の本。
仕事から子育て、そして人生の悩みまで。
今、アドラー心理学が人気を呼んでいます。
アドラーとはこの人。
1870年生まれの精神科医、アルフレッド・アドラーです。
なぜ今、時代を超えて注目を集めているのか、その背景は。
アドラーが注目されるきっかけとなったのがこちら、130万部を超える本、嫌われる勇気です。
自分らしい人生を送るためには、八方美人にならず、嫌われる勇気も必要だとして、大きな話題を呼びました。
この本が伝えているのが、アルフレッド・アドラーの思想です。
19世紀のオーストリアに生まれ、心理学の分野で功績を残したアドラーですが、日本では詳しい思想はあまり知られてきませんでした。
その基本的な考えがこちらです。
人間の悩みはすべて対人関係の悩みであるというものです。
私たちが感じるさまざまな悩みは、人との関わりの中で生じるものであり、周りに振り回されずに生きることが大切だとしています。
その考えが今、若い世代の共感を得ています。
東京・渋谷区にある進学塾。
高校生たちを前に、この日、講演を行うのは。
バトンタッチいたします。
長年、アドラーを研究してきた岸見一郎さん。
嫌われる勇気の著者の一人として、全国から講演依頼が相次いでいます。
受験を控え、将来を真剣に考えている高校生たちに、アドラーのことばを贈りました。
多くの人が抱える、人からもっと認められたい、周りの目が気になるといった悩み。
これに対して、アドラーはこう言います。
ほかの人にどう思われても、自分の価値は変わらない。
人からの評価にとらわれないことこそ、よりよい人生を生きる第一歩だと考えたのです。
孤立を恐れるあまり、人に合わせ、空気を読んでしまう。
SNSでは、いいねの数が気になる。
岸見さんは、そうした今どきの風潮が、アドラーが注目されている背景にあると分析しています。
アドラーのことばをきっかけに、仕事との向き合い方が変わったという人がいます。
通信会社で働く長島史知さん。
顧客からの電話に対応するリーダーを務めています。
かつては、周りから認められたいという気持ちに縛られていたという長島さん。
仕事から充実感を得られず、転職もしました。
どうしたら仕事で満足感が得られるのか。
150冊ものビジネス書や自己啓発本を読みましたが、答えは見つかりませんでした。
そんなときに出会ったのがアドラー。
承認を得るのではなく、貢献するという考えです。
人から認められたいという気持ちは、自分にしか関心が向いていない、自己中心的な考えだとしたアドラー。
周りに承認を求めるのではなく、ほかの人を信頼し、貢献することこそ大切だと説きました。
誰かの役に立っているという思いを持てたとき、より確かな幸せを感じられるというのです。
長島さんは、認められたいという欲求が、自己中心的だという考えに、はっとさせられたといいます。
どう評価されるかではなく、顧客や同僚のために何ができるのか。
周りへの貢献を意識することで、仕事に手応えを感じられるようになってきました。
こんにちは。
アドラーを知ったことで、子育てが変わったという人もいます。
2人の小学生を育てている、今榮悠美子さんです。
子どもを強くしかるものの、言うことを聞いてもらえず、さらに叱りつけるという悪循環に陥り、思い悩んできました。
以前のお母さんについて聞くと。
そこまで子どもたちをしかっていたのは、将来が見えにくい時代だからこそ、いい大学やいい会社に入ってほしいという思いからでした。
そんなときに出会ったのが、このことば。
他者はあなたの期待を満たすために生きているのではない。
人に自分の考えを押しつけず、相手を尊重すれば、よりよい人間関係が築けるという考えです。
今榮さんは、このことばと出会ったことで、自分の価値観を押しつける子育てをしていたと気が付いたといいます。
自分は自分、子どもは子ども。
そう考えることで、これまで思いどおりにならず、自分や子どもを責めていた気持ちから解放されたといいます。
相手の声にじっくり耳を傾け、気持ちを尊重することで、子どもたちにも変化が出てきました。
取材に当たった伊藤ディレクターです。
アドラーのことばは、さまざまな立場の人の心の支えになっているんですね。
取材の中で、周りの評価を気にする必要はないということばに、共感したという声が多く聞かれました。
今はフェイスブックやツイッターなどのSNSによって、自分がどう思われているのか、人からの評判がどうしても気になってしまう時代です。
思うように評価されず、自信がもてない、自己肯定感がないと悩む人も少なくありません。
そんな中で、肩の力を抜いて、自分らしく生きればいいのだというアドラーのことばが響いているのだと思います。
ただですね、人の目を気にするなとか、貢献することの大切さなどは、よくいわれていることではありますよね。
そうですね。
アドラーはこれまでにない斬新な考えを言っているわけではないんです。
ただ、対人関係という枠組みの中で悩みを解決するシンプルさが受けて、ブームともいえる状況を生んでいるのだと思います。
アドラーが生きたのは、第1次世界大戦もあった閉塞感の強い時代でした。
先が見えず、混とんとした状況の中でも、アドラーは、周りに流されず、人を信頼することの大切さを訴えました。
そういうメッセージだからこそ、100年という時を超えて、現代の人にも受け入れられていると感じました。
ここまで、注目を集めるアドラーのことばについてお伝えしました。
スポーツ、森アナウンサーです。
おはようございます。
テニスの錦織圭選手ですね。
全仏オープンに出場している錦織選手。
2日がかりの試合となった1回戦にストレート勝ちし、2回戦進出です。
錦織の1回戦、前日、2セットを取りましたが雨で中断し、翌日に再開されました。
この日はサーブに苦労します。
カバーしたのは、好調のストローク。
継続的な体力強化で、安定感が増しています。
最後は苦しんだサーブでもエース。
2日がかりの難しい試合を制しました。
2日にわたる試合でしたが、錦織選手、好スタートですよね。
そうですね、試合後にテニス解説でおなじみ、辻野隆三さんにお話を聞いたところ、まずは試合を終えられてよかったとしたうえで、このように話しています。
雨でボールが重くなる中でも、プレーを工夫して、短いラリーで勝負を決めるなど、錦織選手の隙のない戦いぶりが光ったと、今大会も好調を保っていると分析していました。
ここからの快進撃にも期待したいですね。
そうですね。
2回戦の相手は世界40位、ロシアのクズネツォフ選手です。
辻野さん、1回戦の相手とタイプが似ているので、同じようなプレーができれば自然に勝利が近づくと話していました。
期待しましょう。
さあ、次はサッカー23歳以下の日本代表ですね。
リオデジャネイロオリンピックに向けて、より多くの実戦経験を積もうと、フランスで行われている国際大会に出場しています。
第2戦の相手はヨーロッパの強豪、ポルトガルです。
初戦は敗れた日本。
立て直しを図るための一戦です。
前半22分。
ポルトガルの素早い攻撃をしのげず、先制を許します。
それでも38分、フォワードの浅野。
これは惜しかったですね。
チャンスを作り、チームをもり立てます。
後半も積極的にゴールに迫りました。
15分は再び浅野。
しかし、ゴールは奪えませんでした。
日本、初戦から2連敗です。
2連敗ですが、オリンピックに向けては、いい実戦経験を積んでいるといっていいんですかね。
手倉森監督のインタビューにもありましたけれども、監督の求めているプレー、それに加えて、前へ出る姿勢というのがプレーに表れているようですね。
第3戦ですが、日本時間のあさって未明の試合開始で、ギニアと対戦します。
ここで取ってほしい。
そうですね。
ここまでスポーツでした。
さて、続いて健康のための情報をお伝えするけんコン!柴崎アナウンサーです。
おはようございます。
皆さんの中には、同じ時期にいくつもの病院に通ったりとかですね、またあちこちの病院で同じ検査をしたり、同じ薬を処方されたりした方もいらっしゃるかもしれません。
今回、ご紹介するのはそのようなわずらわしさを解消し、また医療を効率化させる取り組みについてなんです。
始まったのはこちらです。
東日本大震災の被災地、岩手県の2市1町です。
震災によって医療態勢も大きな被害を受けたんですよね。
それを機に、ITを使って全く新しい地域医療の仕組みを作り上げようとしています。
その名も、未来かなえネットです。
一体どんな仕組みなんでしょうか。
岩手県陸前高田市です。
ここ、県立病院なんですが、5年たった今も、仮設の建物を使用しています。
震災によって医療を取り巻く環境の厳しさが浮き彫りました。
この状況を打開しようという試みが先月から始まっています。
震災によって診療所は減少。
県立病院に患者が集中するようになりました。
限られた施設やスタッフを最大限活用し、効率的な医療を目指す。
それが未来かなえネットのねらいです。
先月から各医療機関には共通の情報端末が置かれています。
画面を見ると、患者が過去に受診した施設や診療の中身が一覧で表示。
別々に保管されていた情報を見ることができるんです。
治療暦を知ることで、診断や薬の処方の参考にできます。
この端末はこのように、地域の介護施設や医療機関、薬局などに整備されています。
データベースに蓄積された情報を、厳格なルールにのっとって必要な場合に参照できます。
医師会や福祉法人などが連携して、1つの病院のように情報を共有しているんです。
住民は、自分の医療情報が共有されることに同意し、申し込みます。
参加費は無料です。
データ化するのは、会計のときにもらう、この診療明細書。
検査内容や薬などが記載されています。
この情報が共有されることで、住民にはさまざまなメリットが生まれます。
例えば、お薬手帳を忘れても、過去の履歴を見ることで処方された薬が分かります。
薬の重複を防ぐことができるのです。
複数の病院の検査情報も共有されます。
医師は、ほかの病院の検査画像とも比較しながら診断することが可能になるのです。
さらに、救命救急にも生かそうとしています。
救急車にも情報端末を搭載し、活用することを検討しているのです。
アレルギーなどの体質や病歴を知ることで、より速く適切な処置を施すのがねらいです。
患者にとっても医療機関にとってもメリットがありそうですね。
そうなんですよね。
こちらの図になりますけれども、医療情報をデータベース化しますよね。
そうすると、症状が軽い場合は地域の診療所に行きます。
それでも病院からの専門医のアドバイスで見てもらうことができるんですよ。
こういった取り組みというのは、全国のほかの地域でも進んでいるんですよね。
そうですか。
今後、これからいろんな効果が期待できそうな取り組みですね。
そうなんですよ。
ただまだ始まったばかりということもあって、ご紹介した2市1町では、例えば医療機関ですと、まだ3割しか参加していないんです。
これ、自主参加なんですね。
これから参加した数が増える、そしてどんどん情報が蓄積されていけば、よりその情報の価値というのは高まりますから、本当にこれからに期待していきたいと思います。
ここまでけんコン!でした。
続いて気象情報です。
きょうも熱中症に注意が必要ですね。
酒井さん。
そうですね。
特に5月というのは熱中症になりやすいですからね、無理をせずに、エアコンなどを使ってくださいね。
朝の時間、この時間帯から気温がかなり高いんです。
東京都心では23度7分ありますね。
日ざしがじりじり感じられます。
きょうの日中、日ざしで気温が上がります。
きのうも日中30度超えたんですけども、きょうもきのうに続いて真夏日になりそうなんです。
では現在の気温から見ていきましょう。
もうこの時間から関東から西日本にかけては20度を超えている所が多いですね。
朝からきょうは薄着で大丈夫です。
そして日中の気温を見ていきましょう。
予想最高気温です。
金沢は31度の予想。
長野では30度で、ことし初めての真夏日になりそうですね。
東海から西日本に関しては、きのうよりも下がるものの、それでも25度を超えてきます。
湿度も上がるので、蒸し暑さを感じられそうです。
気温がそれほど高くなくても、湿度が高いと熱中症になりやすいので気をつけてください。
そして湿度が上がるというのも、きょうは雨の降る所があるんです。
雨の予想を見ていきましょう。
朝8時から動かしてみると、早い所、九州の一部では午前中から雨が降りだしそうです。
午後ほど雨の範囲広がってきます。
中国、四国などでも雨が降りだしそうです。
さらに夜にかけては、九州の北部では雨が強まったり、雷の鳴る所も出てきそうです。
ではきょうの予報です。
2016/05/24(火) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]

▼国連主催の「世界人道サミット」が初開催。紛争地の市民保護に協調できるのか?▼『嫌われる勇気』などの書籍で、心理学者アドラーが若者中心に大ブーム!一体なぜ?

詳細情報
番組内容
▼伊勢志摩サミット開催直前。警備の態勢は?賢島への立ち入りや周辺の航行の規制で市民生活に影響は?▼国連主催の初の「世界人道サミット」がトルコで開催、各国首脳やNGOなどが紛争地の市民保護や難民支援を議論。対立超え協調できるか▼「人生が苦しいのではなくあなたが人生を苦しいものにしているのだ」などと説いた19世紀生まれの心理学者アルフレッド・アドラーが若者中心に大ブーム。背景にある現代人の心理とは。
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】酒井千佳

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ニュース/報道 – 定時・総合
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