G7サミット:米日関係の進展、韓国の識者はどう見るか

オバマ・安倍「北朝鮮の核抑止力強化、南シナ海航行の自由に努力」

 オバマ大統領は同日の記者会見で、「今回の訪問は中国を念頭に置いたものではない」と言ったが、米時事週刊誌タイムは「中国の台頭に対抗して、かつてアジア・太平洋地域で米国と戦った両国との新たな協力関係を強化しようというのが今回の歴訪の目的」と分析した。日本とベトナムは過去に米国と戦争をした代表的なアジアの国だが、台頭する中国と南シナ海・東シナ海において領有権争いを繰り広げている。韓国政府の外交消息筋も「オバマ大統領が日本とベトナムを一度に訪問すること自体に無言のメッセージが込められている。中国の台頭に不安を感じている日本とベトナムが、米国を中心にした一種の『スクラム』を組むという構図だ」と分析した。

 オバマ大統領は、ベトナムで枯れ葉剤の被害に言及したのに続き、27日には広島を訪問して原爆死没者慰霊碑に献花する。かつての戦争の傷を癒すためだ。ソウル大学のパク・チョルヒ教授は「(かつての敵国の犠牲者を追悼する)哲学的な平和主義ではなく、同盟強化を通じて地域の安定を追求する極めて現実的な平和主義」と言った。峨山政策研究院のポン・ヨンシク招聘(しょうへい)研究員は「今回の日米首脳会談のキーワードは『歴史和解』と『日米同盟のアップグレード』で、その目的は中国けん制だ。今後、韓国は米国との同盟事案はもちろん、南シナ海問題など中国関連事案で日本と比較されることが増えるだろう」と言った。

 オバマ大統領と安倍首相はこの日米首脳会談で、北朝鮮に対する国際社会の制裁が効果を挙げていると評価、北朝鮮がさらなる挑発行動に出た場合は、より強力な北朝鮮向け制裁措置を共に取っていくことでも合意したことが分かった。「非核化に対する北朝鮮の意志が明確なら、さまざまな形での対話も可能だ」という見解でも両国の意見は一致している。韓国国立外交院の尹徳敏(ユン・ドクミン)院長は「北朝鮮の核問題に対処するには、日米の協力を導き出すことが最も重要だ。日米関係の進展を否定的に見るのではなく、韓国の国益に役立つ方向へ向かう方法を考えるべきだ」と述べた。

ワシントン=ユン・ジョンホ特派員 , 東京・伊勢志摩=金秀恵(キム・スへ)特派員 , 伊勢志摩=崔仁準(チェ・インジュン)特派員
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