ロマンの木曜日
2016年5月26日
これがアドビ川です
アドビ川という川がアメリカにある。
PhotoshopやIllustratorなどのソフトで有名な会社「アドビシステムズ」の社名はこの川が由来らしい。Wikipediaで見た。ぼくもアドビのソフトには普段からお世話になっているので、アドビ川はぜひ一度見てみたいと思っていた。 そんな中サンフランシスコに行く機会があったので、アドビ川が流れる街ロス・アルトスまで足を伸ばしてみることにした。 アドビファン必見!でもない、川を見に行くだけの地味な記事である。 > 個人サイト Twitter →詳細プロフィールページへ アドビの雰囲気を感じるアドビ川英語だとAdobe Creekつまり小川である。全長は22.9km。
アドビシステムズ創始者の一人ジョン・ワーノックの自宅がそのほとりにあったことが社名の由来だそうだ。 とはいえ彼の自宅がどこだったかはわからないので、アドビ川上流から下流までの3箇所をとりあえず見て、その雰囲気を感じたい。 アドビ川のうち7kmしかグーグルマップに表示されてない。水源はさらに南西にあるのにその途中がない。
まずはアドビ川の上流に向かう。
全長22.9kmといいながらグーグルマップ上には水源と7km弱の川しか表示されないのが既に不安なのだが、便宜的にこの7kmの始まりを上流とよぶ。 既に企画が骨折している気がしつつも、限られた時間の中でがんばりたい 移動はUBERで移動はアメリカで流行っているというUBERをまず使ってみることにした。現在地と行き先をスマホ上で指定すると、登録された運転手が乗用車でやってきて送迎してくれるサービスだ。
登録して数分するとトヨタの車がやってきた。さあ、出発だ。 便利な世の中になったな〜。
UBERは目的地を住所で指定するのだが、まちがって目的地を”通りの名前”にしてしまった。
するとなんと、それだけの情報で走り始めてしまった。「これ、着くのかな……」と思いながら黙って窓を眺める。 そしてなんだか行きたい方向と違う方に車は走る。
「通りのどこに行きたいの?」と聞いてくれればいいんだけど、そういうことはなかった。なんでだ。結局違う目的地に着いてしまった。
でも、改めて説明すると、間違った場所から本来の目的地までは無料で送ってくれた。諦めなければなんとかなるのがアメリカだ。 そんな感じで冷や汗をかきながら、とりあえずアドビ川の上流付近についた。 これがアドビ川の近辺のようすだアメリカらしいでかい家が建ち並ぶ。道も広い。
一家に車が何台もあるのがデフォルト。たぶん裕福な人が住む町なのだろう。
いい雰囲気の道が続く
……で町はいいけど、川はどこなんだという話だ。このあたりのアドビ川は家々に取り囲まれていて、部外者は見ることができないようだった。アドビクリエイティブクラウドに毎月お金を払っていてもここでは部外者である。
ただ、もしアドビシステムズの創始者ジョン・ワーノックがこのあたりに住んでいたとすれば、きっとこういう景色を観ていたのだろう。それが今のアドビにつながっているはずだ。 歩いて見てみよう。 変形ツールの原型か
なんというフォントだろう。パス選択ツールっぽい矢印もある
新聞がおちている。レイヤーを示唆するものだろうか。
歩道との境界がブロックではなく、地面を寄せて作られている。なにツールだろうか。コピースタンプ?
いや、ジョン・ワーノックはPhotoshopを作ったわけではないが、ついそういう目線で見てしまう。
墓地があったもうすこし歩いてみよう。すると墓地が見えてきた。
おや、墓地が見えてきた。
白い門の奥には広大な墓地が広がっていた。
「アルタメサ記念公園」という特定宗教に属さない墓地のようだ。アドビ川(グーグルマップ上の)上流には墓地があるわけだ。
とうぜん中を少し見てみたい。 さすがアメリカのお墓。見たことない形の墓標が、見たことのない配置で並んでいる。 特定宗教に属さない(non-denominational )だけあっていろいろな墓石が並ぶ。
左下のように地面にプレートが埋まってるだけのタイプもあった。
供物として花ももちろんあったが、アメリカ国旗が立ててあるのがアメリカらしいなと思った。
一見して墓石はファミコンのカセットみたいな形がスタンダードのようである。
それとは別に独特で目立つ墓石もあった。見ていて興味深い。 ラブラブなお墓
彫刻がきれいなお墓。
石像が付いたお墓
いろいろ合体したお墓
スティーブジョブズの墓があるらしいところでこの墓地に有名な人は眠っているのかな、とスマホを取り出して調べてみると、なんとスティーブジョブズの墓があるらしい。
展開が急すぎてやや困惑するが、一応訪れてみようとネット情報を頼りに立ち寄ってみることにした。 このあたりにあるらしいが……。
未だアドビ川は登場しないまま、次のページへ続く。
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