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伊集院光、オバマ大統領の広島訪問でアメリカでの「原爆投下の正当性」支持者減少に繋がることを望む

2016.05.26 (Thu)
2016年5月25日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-金 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、オバマ大統領の広島県訪問により、アメリカ国内での「原爆投下の正当性」支持者が減少することを望むと語っていた。

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伊集院光:オバマ大統領が、広島に来るという日が近づいてきていますけども。

内山研二:うん。

伊集院光:僕は、何度も言うようですけど、もちろん謝罪して欲しいという人もいると思うんですね。いると思うんだけども、あまり急ぎ過ぎると、むしろ謝罪をしないことを、アメリカ国内で確認する機会になっちゃう気がして。

内山研二:うん。

伊集院光:まず一歩として、来てもらう。それで、来たということを、行ったということをアメリカの人に知ってもらうみたいなことが、僕個人の意見としては凄い大切だなと思うことが1個と、ニュース後半にありましたけども、今、その広島の子供達が…

内山研二:はい、アンケート調査ですね。

伊集院光:「原爆を投下された国」であるということを知らない子が増えている、と。

内山研二:ちょっと、ショッキングなニュースに聞こえるのですけど。ただ、この調査、ちょっと注意しなくてはいけないのが、調査したのが2011年なんだそうですね。

伊集院光:うん。

内山研二:その前の調査、これが1996年です。1996年というのは、どういう年かと言いますと、戦後50年の翌年なんですよ。

伊集院光:うん。

内山研二:ということは、その前の年に盛んに戦争のことは報道されたり、取り上げられたり、色んなイベントがあったと思う。そういう記憶があるところでの翌年の調査ですから、高い数字が出ても不思議ではない。それで、2011年ですから、まあ戦後何年という区切りはないんですね。

伊集院光:なるほど。

内山研二:ところが、去年は戦後70年でしたから。もし、同じ時期で今、調査をしたら、こういう低い数字ではない可能性がありますね。

伊集院光:なるほど、タイミングのことは考慮してもいいかも、ということですね。

内山研二:はい。

伊集院光:僕、なんか今回の件で、やっぱりショックなのは、アメリカではかなりの人が「原爆投下は正しかった」と思っているということは、日本人としてちょっとショックではあるんですけど。

内山研二:はい。

伊集院光:ただね、アメリカが原爆を落としました、戦争に勝ちました、その直後って、ほぼ100%の人が「落として正解だ。落としたことで、平和が訪れたし、戦争が早く終わった」と思っていたのが、今、時間が経ったことで、こっちのポイントが下がってくれて僕、嬉しいんですけど。

内山研二:うん。

伊集院光:やっぱり、そう思っている人がアメリカでも減ってきてはいるという。

内山研二:そうですね。やっぱり、世代の移り変わりということもあるだろうし。色んな検証、色んな調査資料というのが出て来ているというようなこともあると、「そういうことだったんだ」ということが分かってくる、ということなんですね。

伊集院光:うん。

内山研二:でも、そうとは言っても、まだ6割近い人達が「原爆投下は正当性があったんだ」ということを考えているようですしね。65歳以上ですと、70%が正当化しているというところがあります。ただ、65歳以上でも70%。先ほど、伊集院さんがおっしゃったね、100%に近いところからすると…

伊集院光:ほぼ100%から考えたら、それは随分、減ってきたと思うんです。それがより減っていくというか。「やっぱり、原爆は良くないんだ」ということが完全に浸透するまでは、もう少し時間がかかると思うんですけど、アメリカの中で浸透するのは時間がかかると思うんですけど、そのきっかけとしては、とても良いことだと、僕は捉えたいと思っています。

内山研二:はい。


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