フェラガモまねた靴を製造・販売、韓国メーカーに賠償命令=ソウル中央地裁

 イタリアの人気ファッションブランド「サルバトーレ・フェラガモ」が、「類似したデザインの靴を製造・販売し、商標権を侵害した」として、エス・インターナショナル社を相手取り損害賠償を求めた訴訟で、ソウル中央地裁民事12部(イ・テス裁判長)は24日、「被告は原告に対し1億ウォン(約927万円)を支払うように」と命じる判決を下した。

 フェラガモは1989年、金属製のバックルに二重のリボンを付けた独特なデザインの婦人靴の装飾物を商標登録した。エス・インターナショナルはこれとよく似た装飾物を付けた靴を発売し、これに対しフェラガモは「商標権を侵害した」として、製造・販売などの禁止と1億ウォンの損害賠償を求める訴訟を起こした。これに対しエス・インターナショナル側は「既存の慣行的な装飾の形態に合わせ、デザイン的な面だけで使用したものであり、価格にも差があるため、混同する恐れはない」と主張していた。

 地裁は判決理由について「問題の装飾物は長期間にわたり、『フェラガモ』というロゴを表示した商標で広く知られ、被告側の販売員も顧客に対し『フェラガモスタイル』と紹介していた点などから考えて、商標権を侵害したといえる」と述べた。

 また「フェラガモの製品が、被告の製品に比べ多少高いことは事実だが、問題の装飾物を取り除いて見比べると、両者を区別するのが困難な点、両者の購買層が一部重なっている点などから考えると、混同される恐れがある」と付け加えた。

シン・スジ記者
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