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【沖縄20歳女性遺棄】「2~3時間車で走り、乱暴する相手探した」米軍属の容疑者供述、女性宅近くで襲撃か

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【沖縄20歳女性遺棄】
「2~3時間車で走り、乱暴する相手探した」米軍属の容疑者供述、女性宅近くで襲撃か

シンザト・ケネス・フランクリン容疑者宅から押収物を運び出す捜査関係者=21日午後8時44分、沖縄県与那原町 シンザト・ケネス・フランクリン容疑者宅から押収物を運び出す捜査関係者=21日午後8時44分、沖縄県与那原町

 沖縄県うるま市の女性会社員(20)が遺体で見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された元米海兵隊員で軍属のシンザト・ケネス・フランクリン容疑者(32)が「2~3時間車で走り、乱暴する相手を探した」という趣旨の供述をしていることが21日、捜査関係者への取材で分かった。

 沖縄県警は供述や車の走行経路などを踏まえ、女性の自宅アパート近くで襲ったとみて周辺の空き地などを捜索、襲撃場所の特定を進めている。

 捜査関係者によると、シンザト容疑者は遺体を遺棄したことを認めた上で「わいせつ目的で女性を狙い、乱暴した」と供述。車で走行中に、ウオーキングしていた女性を見つけ、頭を棒で殴り、首を絞め、刃物で刺して殺害したと経緯を説明しているという。県警によると、女性との面識はなかった。

 捜査関係者によると、シンザト容疑者は「事件後、凶器は捨てた」と供述しているという。

 女性は4月28日午後8時すぎ、交際相手の男性に「ウオーキングしてくる」とスマートフォンでメッセージを送った後、行方不明になった。翌29日未明には、うるま市州崎の工場地帯で電波が途絶えた。

 女性のスマホは見つかっておらず、県警は21日、与那原町にある容疑者宅を家宅捜索した。

 遺体は女性の自宅付近から車で40分ほどかかる恩納村の雑木林で発見された。捜査関係者によると、シンザト容疑者は「スーツケースに入れ、車で運んで遺棄した」と供述しているという。容疑者宅から女性宅までは約20キロ離れている。

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