被爆者78%、米へ謝罪求めず

広島、長崎の115人アンケート

2016/5/22 21:40

画像 オバマ米大統領(ゲッティ=共同) オバマ米大統領が現職として初めて被爆地の広島を27日に訪問するのを前に、共同通信が広島、長崎で被爆した115人に実施した面接方式のアンケートで、原爆投下の是非に踏み込み謝罪することを78・3%が「求めない」と回答した。「求める」とした人は15・7%にとどまった。

 大統領の訪問実現を優先する上で障害となる謝罪を回避したい意向や、太平洋戦争での日本側の加害行為を踏まえ米側だけに責任を求められないとの意見が目立った。一方で、投下を正当化する米国の世論を疑問視する声も多く、謝罪に言及しない米側の姿勢を必ずしも受け入れている訳ではないことがうかがえる。