2016年5月10日、中国メディアが先日、「日本が南京大虐殺について謝罪しない理由」について報じたことについて、ネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。
記事は、「日本が謝罪しない理由」は、日本の道徳が“相対主義”であることが関係していると指摘。「儒家の影響を受けた中国人は、人格と尊厳を売る行為を最も恥とするが、日本人には心を縛るものがなく、自らの悪行が他人に知られさえしなければ、思い悩んだり懺悔(ざんげ)したりすることはない」「日本人は他人の評価を自分の基準とし、全員が同じ行動規則を守り互いに支持することで、どんなことでもやってしまう」などと分析している。
この記事に対して、中国のネットユーザーはどのような反応を示したのか。最も多く“いいね”を集めたのは「謝罪に意味があるのか?私たちに必要なのは国が豊かで強くなること。庶民の生活が少しでも良くなること」というコメント。次いで「自分たちはこれほどいろいろやってるのに、誰かが出てきて謝罪したのは見たことがない」というコメントだ。そのほか、「(記事を書いた)編集者は人間がちっちゃいな」「日本を描写したところを国内に当てはめるとしっくりくるのはなぜ?」「謝罪はしたけど報じないだけ」といった批判的なコメントが多く寄せられている。(翻訳・編集/北田)