05月25日 19時22分
国連のPKO=平和維持活動のため、アフリカ・南スーダンに派遣されていた陸上自衛隊の部隊の一部が帰国し、家族らが出迎えました。
名古屋市に司令部がある陸上自衛隊第10師団は、南スーダンでのPKO=平和維持活動の第9次派遣部隊として去年12月から首都ジュバ近郊で幹線道路の整備などにあたってきました。
25日は派遣された350人のうち、約60人の先発隊が帰国し、名古屋市守山区にある守山駐屯地の隊員や家族らの出迎えを受けました。そして、先発隊を指揮してきた中塚浩敏さんが無事の帰国を報告すると、第10師団の山本頼人団長が「南スーダンで素晴らしい活躍をして帰国したことを嬉しく思います」と隊員たちをねぎらいました。
このあと、隊員たちは幼い子どもをだっこしたり、家族と言葉を交わしたりして久しぶりの再会を喜んでいました。
派遣されているほかの隊員も6月にかけて順次帰国することになっています。
ことし3月、安全保障関連法が施行され、自衛隊が武器を使ってほかの国の部隊などを救護する「駆け付け警護」などが可能になりましたが、今回の部隊はそういった任務は付与されていないということです。
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