優しくない女たち 착하지 않은 여자들 Unkind Women
2015年2月25日~ 水・木22:00 全24話
KBS公式サイト Daum
脚本:キム・イニョン(赤道の男、男が愛する時)
演出:ユ・ヒョンギ(ドラゴン桜、いとしのソヨン)
見る! 英語字幕 字幕なし
視聴率 AGB全国 第7話(3/18) 12.1%
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▲ 続きを隠します!
OST第2弾♪
Jeon Woo Sung(전우성) (NOEL(노을)) _ Because I(내가 그댈)
今回も濃い内容で最後まで楽しく視聴しました。
毎回何らかの反転があり、それも楽しみのひとつですね。
前回、スンオクとモランが同じ指輪を貰っていて、
モランの指輪が安い偽物だったという衝撃の事実が明かされましたが、
実はそこに誰も知らない秘密があることがわかりました。
チョルヒのモランへの愛情はやはり本物で、
あの最高級ダイヤの指輪は、モランへのプレゼントだったのです。
それに気づいたスンオクが、まったく同じデザインの偽物を作らせ
すり替えていたというのですから、何とも恐ろしいスンオクの嫉妬…。
しかし、モランはその事実を知る由もなく…。
罪の意識を抱えながらも、チョルヒのことでは圧倒的優位にあったモラン。
偽のダイヤを貰ったという屈辱は、彼女のプライドを大きく傷つけたのでしょう。
この第7話から、モランの言動が大きく変わり始めたのが興味深いですね。
相手の髪の毛を掴み、「謝れ!」と迫るなど、エレガントな彼女からは想像もできないこと。
ますます激しくなるスンオクとの神経戦も展開が変わっていくかもしれません^^。
マリは二人の男性から関心を持たれている状況…。
でも、どうやら彼女の気持ちは道場師範のルオに向いてきたようです。
個人的には残念な流れと言えますが、まぁ仕方ありません('-'*)フフ♪
いつもですと、この展開だけでギブアップとなってしまうところですが、
このドラマは、それ以上に女同士の確執が面白いので、
それほど気にならないのが嬉しいこと。
さぁ、これから第8話を見ることにしますワ!
キャスト!
カン・スンオク (キム・ヘジャ) 母 安国洞料理教室のカン先生
キム・ヒョンスク (チェ・シラ) 次女 マリの母 高校中退
キム・ヒョンジョン (ト・ジウォン) 長女 TV局アンカー
チョン・マリ (イ・ハナ) 名門大博士課程を修了した優等生
キム・チョルヒ (イ・スンジェ) スンオクの夫
チャン・モラン (チャン・ミヒ) チョルヒの愛人
イ・ドゥジン (キム・ジソク) 放送局の人気イケメンアナ
イ・ルオ (ソン・ジェリム) 体育大卒剣道師範
パク・ウンシル (イ・ミド) スンオクの熱血弟子
チョン・グミン (パク・ヒョックォン) ヒョンスクの夫
ナ・ヒョネ (ソ・イスク) ヒョンスクの高校の担任教師
アン・ジョンミ (キム・ヘウン) ヒョンスクの親友
イ・ムナク (ソン・チャンミン) ナマルニョンの夫の末っ子叔父 出版社代表
ハン・ジュンギル (チェ・ジョンウ) 療養院の体練室長
クク・ヨンス (チェ・サンウ) いじめられっ子の高校生
ヒョンスク子役 (ハ・スンリ)
第7話あらすじ!
すれ違うチョルヒとスンオク…。
精米所の場所を聞こうと、チョルヒがスンオクに声を掛けた瞬間、
風で飛んできた新聞紙がスンオクの顔に…。
そして、スンオクが新聞紙を払いのけると、
今度はチョルヒは目にゴミが入り、顔を手で押さえる。
こうして、お互いに気づかないまま会話する二人。
「呼びました?」
「このあたりに精米所があったんだが…。」と目を瞑りながらチョルヒ…。
「何ですって?」
そこに ハン・ジュンギルが戻って来る。
それを見て立ち去るスンオク。

食材店に入ったスンオクは、お茶を飲みながら昔のことを思い出す。
指にはあのダイヤの指輪が!
そう、この指輪には、大きな秘密があったのだ。

<回想>
掃除をしながら、夫の引き出しに指輪を見つけたスンオクは、
自分の誕生日がもうすぐであることを思い出しにっこりと…。
そして、彼女の誕生日、スンオクはあの指輪が貰えるものと信じていたのだが、
夫がくれたのは、銀のスプーンセットと手袋だった。

ダイヤの指輪を店で鑑定してもらうスンオク。
それは間違いなく本物、それも最高級品で、
そのギフトとして銀のスプーンセットをあげたと店主。
「私どもの贈り物、気に入りませんでしたか?」
「あの指輪とまったく同じ偽物を作ってください!」
こうして、スンオクはその偽物を引き出しにしまっておいたのだ。

カフェで…。
「チャン・モランがあの指輪を私にくれるなんて…。」

安国洞のあたりを歩くチョルヒとハン・ジュンギル…。
何かこのあたりにあるのではというハン・ジュンギルに、
「わからない。ただ頭に浮かんだだけ…。テレビを見ている時に思い出したようだ。」
役所に行って、失踪者の記録を調べてみようかと言うジュンギルに、
それはもう去年諦めたじゃないか…とチョルヒ…。
ヒョンスクはモランに言う。
「私のせいでソウルに来たのに、きちんとお世話ができなくてごめんなさい。
あぁ、お世話する力もありませんけど…。」
「ここに来てよかったと思います。指輪のことも…。」
「アボジはそんなことするような人には見えなかったんだけど…。」
「お母様に本物をあげてくれてよかったわ。
まったく同じ本物と偽物を私たちにくれた理由はわからないけど…。」
「アボジが家を出て事故に遭った年は、私の人生も最悪だったんです。」
「今はどうなの?」
「実は私、高校を不当に退学になったんです。それで退学無効の嘆願書を出したんですけど、
うまくいきませんでした。でも、あの悪徳担任教師との闘争はあきらめません。」
「よくやったわ。聞いているだけで、気分がいいわ。」
ヒョンスクは、マリから貰ったVIP招待状を差し出し、モランを誘う。
「いいわ。一緒に行って、その後レストランで美味しい食事をしましょう!」とモラン。

ヒョンジョンの部屋のドアをノックし、マリを運動に誘うルオ。
顔を出したヒョンジョンは、「何なの?」と…。
道場に着いたルオは、早速マリに文句を言う。
「イモの家を出たなら、僕に話すべきだろう。運動に行こうと、
ドアを叩いてしまったんだ。もうあの家には来ないのか?」
日本の道場からは、ルオに親善試合の申し込みの手紙が…。
そして、チン・ガンホの道場からまた人が来た、
まるで我々を見張っているよだと、弟子の男。
ルオは、マリに今日は練習をしないようにと…。
しかしマリは練習に参加、その足にキズのある男と勝負をし、
倒されて動けなくなるマリ…。

料理教室の中を見て回るモラン、そこにスンオクが帰って来る。
「私、教室の中を嗅ぎまわれるのが一番嫌いなの。」
「そんな…。ただ見ていただけですのに…。」
彼女に構わず、食材を片付け、「今日は海老餃子にしようかしら…。」とスンオク。
「そんな指輪をしていてどうやって料理をするんですか?外さないと…。
有名なシェフで、そんな指輪をした人、見たことがありません。」
「どうせ、これはあなたにあげようと思っていたの。受け取って!」と
スンオクは指輪をモランに差し出す。
「私、まったく同じものを持ってますから。」
「私はあなたの家にお金を置いて来たのに、ヒョンスクの口座に振り込んだでしょう。
でも、ヒョンスクはそれと同じ金額を私の口座に振り込んだ…。」
「どうしてお金を受け取らないんですか?」
「人間て、後になって後悔したりするじゃない。
とにかくこの指輪は、あなたが持ってて。」
「後悔なんてしません。それでヒョンスクさんの借金を返済してください。」
「どうして私の娘の借金をあなたが払うの?」
「罪滅ぼしだと思ってください。結婚がダメになり落ち込んでいたとき、
チョルヒオッパに頼ってしまったのは事実なんですから。あまりにも辛くて…。
オッパが会いたいと言えば会い、映画に行き、恋人のように寄り添っていたんですから…。
それは罪と言えるでしょう。」
「今わかったわ。子供のいる既婚者が、諦められずにあなたのそばにいたのか。」
「申し訳ありません。」
「錯覚させ希望を持たせたのね。」
「罪を償うと申し上げました。」
「罪を償うというなら、100億ちょうだい!」
「チョルヒオッパは、あなたに少し疲れていたんじゃありませんか?」
「韓屋に来たら、元気が戻ったようね。」
「私をそのまま死なせずに、なぜ料理を作ったりあれこれしてくださるんですか?」
「こういうことを言うためにも、生かしておかなきゃならないのよ。」
「指輪はいりません。お金のことも後悔しません。」
そう言って出て行くモラン、スンオクはまたその指輪を指に…。

手足の感覚がないというマリを病院へ運んだルオ…。
検査が済んでもまだ不安な表情で、マリの手足を確かめるルオに、
「もう大丈夫だから、心配いりません。」とマリ。
…略。

イ・ドゥジンはヒョンスクに電話を…。
二人は、家の近くのカフェで待ち合わせを…。
そこに、ジョンミが。
「これから、イ・ムンスク記者に会うのよ!」を嬉しそうに言うヒョンスク…。
しかし、カフェにやって来たドゥジンは、父がすでに他界したことを告げる。
「2年前、山でハイキングをしているときに…。
一緒に行くはずでしたが、僕が風邪を引いてしまって、父は一人で行ったんです。
もし一緒に行っていれば、あんな事故には…。1年以上、辛い日々が続きました。」
「ごめんなさいね。何も知らなかったから。」
「大丈夫です。お蔭で、父の書いた記事を見つけました。」と、
ドゥジンが差し出したのは、「誰がこの少女の花を摘んだのか…。」という記事。
「それにしても、歌手を空港で出迎えただけで退学なんてありますか?」
「あのころは、そうだったのよ。」
「で、なぜ私の父に会いたかったのか、聞いてもよろしいですか?」
「私を助けてくれるかどうか、聞きたかったんです。」
「どういうことなのか、お話ください。僕がお助けできると思います。」
ヒョンスクは、ドゥジンに当時のことを話して聞かせる。
「…、こうして私は退学になったんです。
娘が有名大学を卒業したら、私の後悔も消えると思っていたのにそうじゃなかった…。
だから、ちょっと前に学校に嘆願書を出したんです。退学無効にしてくれと…。
でも、うまくいきませんでした。だから、イ記者に助けてもらいたかったんです。」
「どうして、うまくいかなかったんですか?」
「私が、ハウスで賭博をしたことがあって…。それで反対されたんです。
でも、イ記者なら私を助けてくれたはずです。」
「はい。私が約束します。」
そのときドゥジンに電話が。次は書類を見せてくださいとドゥジン…。

道場を出ようとしたマリは、ルオに今日のお礼を…。そして、
「クラシックもいんですけど、たまには瞑想音楽はどうですか?」
そう言って、マリはスマホで瞑想音楽を彼らに聞かせる。
「僕にこの音楽ファイルを送ってください。」
そこに、ルオ宛の小包、中にはたくさんの韓国菓子が。
「こんなものを見せつけてないで、その彼女を連れてきてくださいよ。」と弟子…。
ルオはひとつマリにも勧めるが、「結構です。」とマリ…。
道場の帰り道…、なぜかルオのことが気になって仕方がないマリ…、
それを振り払うように、彼女は通りの韓屋の鐘の音を録音し始める。
そこに、仕事でとドゥジンが…。
「ところで、今何をしていたんですか?」と
「自然の音?を録音していたんです。」
「おや、あなたにそんな一面が…?」
そして、美術展に行きたいというマリの言葉に、
二人は、仕事の後に一緒に行く約束を…。

ヒョンスクは、モランと一緒に美術展にやって来る。
絵のことはわからないとコーヒーを入れるヒョンスク、そこにナ・ヒョネが!
「どうしてあなたがここに?ここは賭博場じゃないわよ。」
「VIP招待状を貰ったんです。」
「犬や牛にまで招待状をくばるなんて…。ちゃんと言っておいたのに…。」
「今、私を犬や牛だと…?」
「急いで食べてすぐ帰った方がいいわ。あなた絵の評価がわかるの?」
「わかりません。どうせすぐ帰るつもりだったんです。」
「それと、もう学校のまわりをうろつかないように…。
私があなたを訴えなかったことを感謝することね。」
「先生は、何がそんなに特別なんですか?人間を無視するその考え方は、
コンプレックスだと思います。年月を経てもまったく同じなんですね。」
「高校を退学になった人間が、どうしてコンプレックスなどと…。
たとえあなたが不当に退学になったのだとしても、頭がよければ、
大学に行って成功していたはずよ。
あなたが愚かだから、中卒のままで他人に八つ当たりするの。
ゴミ袋をあげるから、それを全部持って出ていきなさい。二度と会いたくないわ。」

そのとき、後ろからモランがヒョネの髪の毛を掴んで、
「謝りなさい。謝ったら離してあげるわ。」と…。
「警察を呼んで!警備員はどこ?早く!」
ヒョネの叫び声に駆けつけたスタッフが、ようやくモランを引き離す。
「あなだ誰なの?」とヒョネ。
「患者です。今療養中なんです。」
「療養中なのに、ここまで何をしに来たんです?」
「あなたのあの人への言葉、謝罪してください。」
ヒョネは、「一緒に来たの?」とヒョンスクに訊ねるが、モランが代わりに、
「違います。偶然通りかかったのですが、あなたの醜態を見て我慢できなかったのです。」
「すぐ病院へ帰りなさい。私が警察を呼ぶ前に。」
「謝罪しないんですか?」
「謝罪するのはあなたのほうでしょう。」
再びヒョネに掴みかかろうとするモラン、スタッフは慌てて彼女を外へ。

レストランで乾杯するヒョンスクとモラン…。
涙を流しながら笑い転げるヒョンスクは、
「人生で初めてです。誰かが私の味方になってナ先生をやっつけるなんて…。」
「彼女の声も言葉も普通じゃないわ。若い時には本当に凄かったのでしょうね。
生徒の心を傷つける教師は、罪人と同じ悪人よ。」
「ありがとうございます。今日は本当にすっきりしました。
元気が出てきましたよ。これからは仕事を探して、余生をしっかり生きたいと思います。」
「さぁ、乾杯!」

美術展の会場では、まだ興奮冷めやらぬナ・ヒョネが…。
そこに、ドゥジンとマリがやって来る。
「どこか具合でも…。」とマリ。
「あぁ…。来るのなら、先に言ってくれれば…。いつもこうなんだから。
さっき、精神病の患者が来て、ちょっと驚かされて…。」
息苦しそうに喘ぐヒョネ…、マリは彼女の手をマッサージしてあげる。
「そんなことどこで覚えたんですか?」とドゥジン。
「私の家は3代で暮らしているので、ハルモニがいろいろなことを教えてくれるんです。」
「ずいぶん大家族なのね。」というヒョネに、
「おばさんがキム・ヒョンジョンで、ハルモニは安国洞のカン先生なんですよ。」とドゥジン。
「聞いたことがあるわ。料理を習いたくても、半年待ちだって…。有名な家なのね。
私も一度行ってみたいわ。孫娘のコネで待たずに習えるかしら?」
と、愛おしそうにマリを見つめるヒョネ…。

モランと楽しそうに帰宅するヒョンスク。
部屋では、グミンが彼女の嘆願書を見つめていた。
「心が痛むよ。嘆願書は出したのか?」
「もう終わったわよ。」
「上手く行ったのか。もうだいぶ前のことだが。」
「どうしてちょくちょく顔を出すのよ。オンマとまた家のことを話し合ったの?」
「勉強しよう。」
「もう寝るわ。」
「それを見たら本当に君に勉強させたくなった。」
「再婚する女性によくしてあげてよ。」
「そんなことを言い続けるなら、すべてをみんなに話すぞ。
これまで内緒にしてきた秘密を。」
「まさか、そんな。約束したじゃない、誰にも言わないって。」
そこにスンオクが…、慌ててグミンを抱きしめ誤魔化すヒョンスク…。
勘違いしたスンオクは、笑いながら部屋を出て行く。

<回想>
スンヒョクの家で、グミンから勉強を教わるヒョンスクとジョンミ…。
そのとき警報がなり、電気を消しろうそくを灯した部屋の中…。
いいものを見せてあげると、スンヒョクとジョンミは暗闇の中で踊り出す。
慌てて音楽を消したグミンは、「まさかそれでコンテストにでるつもりじゃ…。」
「そうよ。」と二人。
「放送局の周りには詐欺師がいっぱいいるんだぞ…。」

グミンの言う秘密とは、そのときのこと…。
「詐欺師に騙されてナイトクラブに売り飛ばされそうになった君を、僕が助けたんだ。」
「一生秘密にするって言ったじゃない。今頃になって持ち出さないで。」
いきなりヒョンスクを抱き寄せるグミン、抵抗するヒョンスク…。

昔の劇場の火災の話をする武術ハラボジに、私も覚えているとチョルヒ。
「コメディアンが歌手を助けたんだろ。」
「いいえ、ヒョンニム。それは、イリ駅の火事ですよ。」
そのまま撮影準備に入るスタッフたち…。
「覚えてるんですか?」と訊ねるハン・ジュンギルに、
「あぁ、有名な事件だから…。」とチョルヒ。
「それじゃ、そのときの他のことは覚えていませんか?
急に安国洞に関心を持ったり、記憶が少しずつ戻っているようです。」
「記憶が戻るのは、いいことなのか?」
「もちろんです。家族のことも思い出しますよ。」
「もしも、私が警察に追われる罪人だったらどうする?
それなら、記憶が戻っても戻らないふりをしなくちゃならん。」
「我々の美男先生は、とってもいい人で正直な市民だったはずです。
こんな美男の罪人なんていませんよ。」

疲れて部屋で寝ているマリに、「心配事があると疲れを感じるのよ…。」とヒョンスク。
そこに、クク・ヨンスが道場からの届け物を持ってやって来る。
「どうして私の家がわかったの?」
「道場の名簿に載ってますよ。ルオ師匠からの湿布薬です。」
と、ヨンスはルオからのメモを…。
『朝起きると痛みがあると言ったでしょう。湿布を体中に貼ってください。
温かいお茶をたくさん飲んで、部屋を暖かくしていればよくなります。』
「ヨンス、ごめんね。このところいろいろあって、あなたのことを考えることすらできないの。」
「考えないでください。」
「勉強ちゃんとしてる?」
「できるわけないでしょう。地下の借家でハルモニと暮らしている子供が、
勉強できるなんて聞いたことがありません。」
クッションでヨンスを叩くマリ…。
「地下室でハルモニと暮らしている子供だって勉強ができるってことを、
あなたが他の人に見せてあげるのよ。次は、教科書を持って来なさい。」
「嫌です。」
「それじゃ、どうして私に会いに来たの?」
「先生に会うといつも、死にたいという気持ちがなくなるんです。だから来るんです。
起きてください。師匠が少し散歩したほうがいいって…。動かないと痛みが続くって。」

屋外の演奏に耳を傾けるマリとヨンス…。
「ルオ師匠は先生のことが好きなんですね。」
「弟子の面倒をみてるだけよ。」
「恋愛相談プログラムに聞いてみたらどうですか?絶対に関心があるって言いますよ。
携帯に自分の話を録音してそのファイルをアップするだけでいいんです。超簡単!」

ブックコンサートのポスター撮影をするイ・ムナク。
彼に写真選びを頼まれたドゥジンはも、彼のオフィスにやって来る。

ヒョンジョンのアパートに、料理を届けにやって来たパク総務…。
冷蔵庫に並ぶビールに、「彼女アル中ね!」と…。
そして、スンオクへの悪口を言い始める。
「自分の娘への用事を頼んでおいて、絶対にタクシー代をくれないんだから…。」
ヒョンジョンはシャワー中!
テーブルの上のヒョンジョンの財布から、お札を抜き取ったパク総務は、、
ヒョンジョンの部屋を物色し始めるが、そこにヒョンジョンがバスルームから出て来る。
「先生に料理を届けるよう言われて…。」と笑顔を見せるパク総務。
「どうせ半分はゴミ箱行きなのに…。」
「今日は一緒に冷麺を食べるって。後で家に来てください、オンニ。」
帰ろうとしたパク総務を呼び止め財布を手にするヒョンジョン…、
一瞬緊張するパク総務だが、ヒョンジョンは財布からお札を1枚取り出し、
「真っ直ぐ家に帰らず、コーヒーでも飲んでって。」と。
「ありがとうございます。こんなことしなくていいのに…。放送局には行かないんですか?」
「休暇中なの。私に出てくれというブログラムもないし…。」
「人気もあって、どの番組も出てくれって言われてたじゃないですか。」
「そんないい時はもう終わったのよ。」
「有名大学を首席で卒業したのに、今はヒョンスクオンニと同じなんですね。
あっ、放送局が冷たいって言ってるんですよ。私はオンニのファンじゃありませんか。
そう、メールが来てましたよ。」

写真を選ぶムナクとドゥジン…。
「これがいい!」と言うドゥジンに、
「キム・ヒョンジョンはこれがいいと言っていたが。」とムナク。
「おや、そんな関係なのか?」
「ポスターの写真を選んでくれと頼んだけで、1番とだけ返事がきた、それだけだ。」
「あっ、僕はヒョンジョン先輩の妹を助けたいんだ。」
ドゥジンから事情を聞いたムナクは、
「イ・記者が助けるのも当然だろう。ただ時間が経ち過ぎているから、
素手で対抗すれば勝算はない。」
「僕もそう思います。それで今やっている番組の中に、
我が国の教育問題のひとつのエピソードとして入れてみたいんです。」
「私が一度会って、話を聞いてみようか?」

部屋でぼんやり携帯を見つめながら、ムナクの言葉を思い出すヒョンジョン…。
『1年休みを取って、私と1年契約で一緒に仕事をしないか。
またテレビ局が君を欲しがるように、私がしてやる。』

そして夜、実家に戻って来たヒョンジョンは、
「今日はどうして皆を呼んだの?家の問題?」と。
「急に冷麺が食べたくなったのよ。」とスンオク。
「それなら、オンマ一人で食べればいいじゃない。」
「皆どうしてるか気になったからよ。誰も何も言わないじゃない。
マリは首になり、ヒョンジョンは番組を降りたし、
ヒョンスクだって何してるか全然わからないし…。」
「マリは、1学期休みを取っただけよ。首だなんて…。」とヒョンスク。

そこに、「ときには、無視もいいことがあります。」とモランが。
「家で冷麺を食べるだけなのに、なぜ指輪をしてるの?」とスンオク。
「これ、最近のトレンドなんです。流行おくれの指輪をして出かけると思ったから、
教えて差し上げようと…。」
「オンマは、どうして自分の指輪してないの?」とヒョンジョン。
「あれは本物のダイヤで、貴重なものだから…。」

「あなたたちのアボジは、私の作った冷麺が大好きだったの…。」と言うスンオクに、
「アボジの話をするつもりなら、帰るわ。」とヒョンジョン。
「話はこれからよ。アボジが私にくれた指輪を売って借金を返そうと思うの。」
「賛成!ジョンミの叔父さんがいい値で買ってくれるわ。」とヒョンジョン。
「それでも指輪は持っているべきよ。」とヒョンスク。
「私があげたお金を使うよう言っているのに…。」とモラン。
「私も売る方に賛成!」とマリ。
「それに、私の料理クラスの生徒さんが、ナム…代表の奥さんで、
その人の息子さんが、ヒョンジョンに会えないかって言ってきたの。」
「写真を見ましたけど、本当にいい男で…。一度結婚してるそうですけど。
6か月で離婚したんだから、一緒に暮らさなかったようなものでしょう。」とパク総務。
「オンマは、結婚で人生を破滅させ、ヒョンスクだって…。それを私にまで、どうしてよ!」
「私が何よ。あの人を紹介したのはオンニじゃないの。」とヒョンスク。
「一緒に勉強しろと言ったのよ。付き合えなんて誰が言った?」
「みんな幸せに暮らすのよ、これからは。結婚したって、オンマみたいになるとは限らないわ。」
「結婚したからって誰もが幸せになるとは限らないのよ。
アッパが出て行って、オンマは寂しい人生だったでしょ。いい男なんてそうはいないのよ。」
「どういうこと?いるじゃないの、チョン・グミンはいい男よ。」
「アッパは再婚するじゃない。」とマリ。
「チョン・グミンは再婚しないと思うわ。マリのことできちんと責任を取った人なのよ。
再婚なんかするのなら、私が行って結婚式をぶち壊すわよ。」とスンオク。

そこにグミンがやって来る。
「たくさん食べてね。あなた冷麺好きなんだから。」とスンオク。
「はい、それで駆けつけました。」とグミン。
「そんなこと言ったら先生が悲しむでしょう。
オモニのために駆けつけましたって言わなくちゃ。」とパク総務。
「もちろんですよ…。」
「再婚、いつするんですか?」と突然グミンに聞くモラン…。
スンオクは、話題を変えるように彼女の冷麺に力いっぱい鋏を入れる。
「もう一回切りましょうか?」
「私も切って差し上げます。歯が弱いんでしょう?」
「いいえ…。」
「再婚は、ヒョンスクが大学に入ったらします。」とグミン。
「それじゃ、大学に行かなければ、しないってことね!」とスンオク。
「冷麺、食べましょう。」とヒョンスク。
携帯を見つめるマリに、「あなた恋愛してるの?」とスンオク。
「いいえ、違うわ。ファイルを送るだけよ。」
「あいつか?」と言うグミンに、「誰?」とヒョンスク。
「マリが通っている道場の奴だ。」
「イモより先に結婚しちゃいけないことわかってるわね?」とスンオク。
「もちろんよ。」とマリ。
その瞬間、「あっ、どうしよう…。」とマリは慌てて席を立ち部屋を出て行く。

道場、マリが送ってくれた瞑想用のファイルを再生するルオ…。
しかし、通りの鐘の音に続いて、「マリさん!」という男の声が。
「あぁ、何か間違いがあったようです。違うものにしましょう。」
ルオは別の曲を流し始めるが、今度はマリの声が録音されていた。
『こんにちは!私は恋愛経験のない29歳のシングルなんですが、
最近、私によくしてくれる男性がいるんです。
私もその人のことが嫌いではありませんが、問題は恋人がいるらしいんです。』』
「ストップ!」と叫びながら飛び込んで来たマリは、ルオに飛びついて…。

Jeon Woo Sung(전우성) (NOEL(노을)) _ Because I(내가 그댈)
今回も濃い内容で最後まで楽しく視聴しました。
毎回何らかの反転があり、それも楽しみのひとつですね。
前回、スンオクとモランが同じ指輪を貰っていて、
モランの指輪が安い偽物だったという衝撃の事実が明かされましたが、
実はそこに誰も知らない秘密があることがわかりました。
チョルヒのモランへの愛情はやはり本物で、
あの最高級ダイヤの指輪は、モランへのプレゼントだったのです。
それに気づいたスンオクが、まったく同じデザインの偽物を作らせ
すり替えていたというのですから、何とも恐ろしいスンオクの嫉妬…。
しかし、モランはその事実を知る由もなく…。
罪の意識を抱えながらも、チョルヒのことでは圧倒的優位にあったモラン。
偽のダイヤを貰ったという屈辱は、彼女のプライドを大きく傷つけたのでしょう。
この第7話から、モランの言動が大きく変わり始めたのが興味深いですね。
相手の髪の毛を掴み、「謝れ!」と迫るなど、エレガントな彼女からは想像もできないこと。
ますます激しくなるスンオクとの神経戦も展開が変わっていくかもしれません^^。
マリは二人の男性から関心を持たれている状況…。
でも、どうやら彼女の気持ちは道場師範のルオに向いてきたようです。
個人的には残念な流れと言えますが、まぁ仕方ありません('-'*)フフ♪
いつもですと、この展開だけでギブアップとなってしまうところですが、
このドラマは、それ以上に女同士の確執が面白いので、
それほど気にならないのが嬉しいこと。
さぁ、これから第8話を見ることにしますワ!
キャスト!
カン・スンオク (キム・ヘジャ) 母 安国洞料理教室のカン先生
キム・ヒョンスク (チェ・シラ) 次女 マリの母 高校中退
キム・ヒョンジョン (ト・ジウォン) 長女 TV局アンカー
チョン・マリ (イ・ハナ) 名門大博士課程を修了した優等生
キム・チョルヒ (イ・スンジェ) スンオクの夫
チャン・モラン (チャン・ミヒ) チョルヒの愛人
イ・ドゥジン (キム・ジソク) 放送局の人気イケメンアナ
イ・ルオ (ソン・ジェリム) 体育大卒剣道師範
パク・ウンシル (イ・ミド) スンオクの熱血弟子
チョン・グミン (パク・ヒョックォン) ヒョンスクの夫
ナ・ヒョネ (ソ・イスク) ヒョンスクの高校の担任教師
アン・ジョンミ (キム・ヘウン) ヒョンスクの親友
イ・ムナク (ソン・チャンミン) ナマルニョンの夫の末っ子叔父 出版社代表
ハン・ジュンギル (チェ・ジョンウ) 療養院の体練室長
クク・ヨンス (チェ・サンウ) いじめられっ子の高校生
ヒョンスク子役 (ハ・スンリ)
第7話あらすじ!
すれ違うチョルヒとスンオク…。
精米所の場所を聞こうと、チョルヒがスンオクに声を掛けた瞬間、
風で飛んできた新聞紙がスンオクの顔に…。
そして、スンオクが新聞紙を払いのけると、
今度はチョルヒは目にゴミが入り、顔を手で押さえる。
こうして、お互いに気づかないまま会話する二人。
「呼びました?」
「このあたりに精米所があったんだが…。」と目を瞑りながらチョルヒ…。
「何ですって?」
そこに ハン・ジュンギルが戻って来る。
それを見て立ち去るスンオク。
食材店に入ったスンオクは、お茶を飲みながら昔のことを思い出す。
指にはあのダイヤの指輪が!
そう、この指輪には、大きな秘密があったのだ。
<回想>
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自分の誕生日がもうすぐであることを思い出しにっこりと…。
そして、彼女の誕生日、スンオクはあの指輪が貰えるものと信じていたのだが、
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ダイヤの指輪を店で鑑定してもらうスンオク。
それは間違いなく本物、それも最高級品で、
そのギフトとして銀のスプーンセットをあげたと店主。
「私どもの贈り物、気に入りませんでしたか?」
「あの指輪とまったく同じ偽物を作ってください!」
こうして、スンオクはその偽物を引き出しにしまっておいたのだ。
カフェで…。
「チャン・モランがあの指輪を私にくれるなんて…。」
安国洞のあたりを歩くチョルヒとハン・ジュンギル…。
何かこのあたりにあるのではというハン・ジュンギルに、
「わからない。ただ頭に浮かんだだけ…。テレビを見ている時に思い出したようだ。」
役所に行って、失踪者の記録を調べてみようかと言うジュンギルに、
それはもう去年諦めたじゃないか…とチョルヒ…。
ヒョンスクはモランに言う。
「私のせいでソウルに来たのに、きちんとお世話ができなくてごめんなさい。
あぁ、お世話する力もありませんけど…。」
「ここに来てよかったと思います。指輪のことも…。」
「アボジはそんなことするような人には見えなかったんだけど…。」
「お母様に本物をあげてくれてよかったわ。
まったく同じ本物と偽物を私たちにくれた理由はわからないけど…。」
「アボジが家を出て事故に遭った年は、私の人生も最悪だったんです。」
「今はどうなの?」
「実は私、高校を不当に退学になったんです。それで退学無効の嘆願書を出したんですけど、
うまくいきませんでした。でも、あの悪徳担任教師との闘争はあきらめません。」
「よくやったわ。聞いているだけで、気分がいいわ。」
ヒョンスクは、マリから貰ったVIP招待状を差し出し、モランを誘う。
「いいわ。一緒に行って、その後レストランで美味しい食事をしましょう!」とモラン。
ヒョンジョンの部屋のドアをノックし、マリを運動に誘うルオ。
顔を出したヒョンジョンは、「何なの?」と…。
道場に着いたルオは、早速マリに文句を言う。
「イモの家を出たなら、僕に話すべきだろう。運動に行こうと、
ドアを叩いてしまったんだ。もうあの家には来ないのか?」
日本の道場からは、ルオに親善試合の申し込みの手紙が…。
そして、チン・ガンホの道場からまた人が来た、
まるで我々を見張っているよだと、弟子の男。
ルオは、マリに今日は練習をしないようにと…。
しかしマリは練習に参加、その足にキズのある男と勝負をし、
倒されて動けなくなるマリ…。
料理教室の中を見て回るモラン、そこにスンオクが帰って来る。
「私、教室の中を嗅ぎまわれるのが一番嫌いなの。」
「そんな…。ただ見ていただけですのに…。」
彼女に構わず、食材を片付け、「今日は海老餃子にしようかしら…。」とスンオク。
「そんな指輪をしていてどうやって料理をするんですか?外さないと…。
有名なシェフで、そんな指輪をした人、見たことがありません。」
「どうせ、これはあなたにあげようと思っていたの。受け取って!」と
スンオクは指輪をモランに差し出す。
「私、まったく同じものを持ってますから。」
「私はあなたの家にお金を置いて来たのに、ヒョンスクの口座に振り込んだでしょう。
でも、ヒョンスクはそれと同じ金額を私の口座に振り込んだ…。」
「どうしてお金を受け取らないんですか?」
「人間て、後になって後悔したりするじゃない。
とにかくこの指輪は、あなたが持ってて。」
「後悔なんてしません。それでヒョンスクさんの借金を返済してください。」
「どうして私の娘の借金をあなたが払うの?」
「罪滅ぼしだと思ってください。結婚がダメになり落ち込んでいたとき、
チョルヒオッパに頼ってしまったのは事実なんですから。あまりにも辛くて…。
オッパが会いたいと言えば会い、映画に行き、恋人のように寄り添っていたんですから…。
それは罪と言えるでしょう。」
「今わかったわ。子供のいる既婚者が、諦められずにあなたのそばにいたのか。」
「申し訳ありません。」
「錯覚させ希望を持たせたのね。」
「罪を償うと申し上げました。」
「罪を償うというなら、100億ちょうだい!」
「チョルヒオッパは、あなたに少し疲れていたんじゃありませんか?」
「韓屋に来たら、元気が戻ったようね。」
「私をそのまま死なせずに、なぜ料理を作ったりあれこれしてくださるんですか?」
「こういうことを言うためにも、生かしておかなきゃならないのよ。」
「指輪はいりません。お金のことも後悔しません。」
そう言って出て行くモラン、スンオクはまたその指輪を指に…。
手足の感覚がないというマリを病院へ運んだルオ…。
検査が済んでもまだ不安な表情で、マリの手足を確かめるルオに、
「もう大丈夫だから、心配いりません。」とマリ。
…略。
イ・ドゥジンはヒョンスクに電話を…。
二人は、家の近くのカフェで待ち合わせを…。
そこに、ジョンミが。
「これから、イ・ムンスク記者に会うのよ!」を嬉しそうに言うヒョンスク…。
しかし、カフェにやって来たドゥジンは、父がすでに他界したことを告げる。
「2年前、山でハイキングをしているときに…。
一緒に行くはずでしたが、僕が風邪を引いてしまって、父は一人で行ったんです。
もし一緒に行っていれば、あんな事故には…。1年以上、辛い日々が続きました。」
「ごめんなさいね。何も知らなかったから。」
「大丈夫です。お蔭で、父の書いた記事を見つけました。」と、
ドゥジンが差し出したのは、「誰がこの少女の花を摘んだのか…。」という記事。
「それにしても、歌手を空港で出迎えただけで退学なんてありますか?」
「あのころは、そうだったのよ。」
「で、なぜ私の父に会いたかったのか、聞いてもよろしいですか?」
「私を助けてくれるかどうか、聞きたかったんです。」
「どういうことなのか、お話ください。僕がお助けできると思います。」
ヒョンスクは、ドゥジンに当時のことを話して聞かせる。
「…、こうして私は退学になったんです。
娘が有名大学を卒業したら、私の後悔も消えると思っていたのにそうじゃなかった…。
だから、ちょっと前に学校に嘆願書を出したんです。退学無効にしてくれと…。
でも、うまくいきませんでした。だから、イ記者に助けてもらいたかったんです。」
「どうして、うまくいかなかったんですか?」
「私が、ハウスで賭博をしたことがあって…。それで反対されたんです。
でも、イ記者なら私を助けてくれたはずです。」
「はい。私が約束します。」
そのときドゥジンに電話が。次は書類を見せてくださいとドゥジン…。
道場を出ようとしたマリは、ルオに今日のお礼を…。そして、
「クラシックもいんですけど、たまには瞑想音楽はどうですか?」
そう言って、マリはスマホで瞑想音楽を彼らに聞かせる。
「僕にこの音楽ファイルを送ってください。」
そこに、ルオ宛の小包、中にはたくさんの韓国菓子が。
「こんなものを見せつけてないで、その彼女を連れてきてくださいよ。」と弟子…。
ルオはひとつマリにも勧めるが、「結構です。」とマリ…。
道場の帰り道…、なぜかルオのことが気になって仕方がないマリ…、
それを振り払うように、彼女は通りの韓屋の鐘の音を録音し始める。
そこに、仕事でとドゥジンが…。
「ところで、今何をしていたんですか?」と
「自然の音?を録音していたんです。」
「おや、あなたにそんな一面が…?」
そして、美術展に行きたいというマリの言葉に、
二人は、仕事の後に一緒に行く約束を…。
ヒョンスクは、モランと一緒に美術展にやって来る。
絵のことはわからないとコーヒーを入れるヒョンスク、そこにナ・ヒョネが!
「どうしてあなたがここに?ここは賭博場じゃないわよ。」
「VIP招待状を貰ったんです。」
「犬や牛にまで招待状をくばるなんて…。ちゃんと言っておいたのに…。」
「今、私を犬や牛だと…?」
「急いで食べてすぐ帰った方がいいわ。あなた絵の評価がわかるの?」
「わかりません。どうせすぐ帰るつもりだったんです。」
「それと、もう学校のまわりをうろつかないように…。
私があなたを訴えなかったことを感謝することね。」
「先生は、何がそんなに特別なんですか?人間を無視するその考え方は、
コンプレックスだと思います。年月を経てもまったく同じなんですね。」
「高校を退学になった人間が、どうしてコンプレックスなどと…。
たとえあなたが不当に退学になったのだとしても、頭がよければ、
大学に行って成功していたはずよ。
あなたが愚かだから、中卒のままで他人に八つ当たりするの。
ゴミ袋をあげるから、それを全部持って出ていきなさい。二度と会いたくないわ。」
そのとき、後ろからモランがヒョネの髪の毛を掴んで、
「謝りなさい。謝ったら離してあげるわ。」と…。
「警察を呼んで!警備員はどこ?早く!」
ヒョネの叫び声に駆けつけたスタッフが、ようやくモランを引き離す。
「あなだ誰なの?」とヒョネ。
「患者です。今療養中なんです。」
「療養中なのに、ここまで何をしに来たんです?」
「あなたのあの人への言葉、謝罪してください。」
ヒョネは、「一緒に来たの?」とヒョンスクに訊ねるが、モランが代わりに、
「違います。偶然通りかかったのですが、あなたの醜態を見て我慢できなかったのです。」
「すぐ病院へ帰りなさい。私が警察を呼ぶ前に。」
「謝罪しないんですか?」
「謝罪するのはあなたのほうでしょう。」
再びヒョネに掴みかかろうとするモラン、スタッフは慌てて彼女を外へ。
レストランで乾杯するヒョンスクとモラン…。
涙を流しながら笑い転げるヒョンスクは、
「人生で初めてです。誰かが私の味方になってナ先生をやっつけるなんて…。」
「彼女の声も言葉も普通じゃないわ。若い時には本当に凄かったのでしょうね。
生徒の心を傷つける教師は、罪人と同じ悪人よ。」
「ありがとうございます。今日は本当にすっきりしました。
元気が出てきましたよ。これからは仕事を探して、余生をしっかり生きたいと思います。」
「さぁ、乾杯!」
美術展の会場では、まだ興奮冷めやらぬナ・ヒョネが…。
そこに、ドゥジンとマリがやって来る。
「どこか具合でも…。」とマリ。
「あぁ…。来るのなら、先に言ってくれれば…。いつもこうなんだから。
さっき、精神病の患者が来て、ちょっと驚かされて…。」
息苦しそうに喘ぐヒョネ…、マリは彼女の手をマッサージしてあげる。
「そんなことどこで覚えたんですか?」とドゥジン。
「私の家は3代で暮らしているので、ハルモニがいろいろなことを教えてくれるんです。」
「ずいぶん大家族なのね。」というヒョネに、
「おばさんがキム・ヒョンジョンで、ハルモニは安国洞のカン先生なんですよ。」とドゥジン。
「聞いたことがあるわ。料理を習いたくても、半年待ちだって…。有名な家なのね。
私も一度行ってみたいわ。孫娘のコネで待たずに習えるかしら?」
と、愛おしそうにマリを見つめるヒョネ…。
モランと楽しそうに帰宅するヒョンスク。
部屋では、グミンが彼女の嘆願書を見つめていた。
「心が痛むよ。嘆願書は出したのか?」
「もう終わったわよ。」
「上手く行ったのか。もうだいぶ前のことだが。」
「どうしてちょくちょく顔を出すのよ。オンマとまた家のことを話し合ったの?」
「勉強しよう。」
「もう寝るわ。」
「それを見たら本当に君に勉強させたくなった。」
「再婚する女性によくしてあげてよ。」
「そんなことを言い続けるなら、すべてをみんなに話すぞ。
これまで内緒にしてきた秘密を。」
「まさか、そんな。約束したじゃない、誰にも言わないって。」
そこにスンオクが…、慌ててグミンを抱きしめ誤魔化すヒョンスク…。
勘違いしたスンオクは、笑いながら部屋を出て行く。
<回想>
スンヒョクの家で、グミンから勉強を教わるヒョンスクとジョンミ…。
そのとき警報がなり、電気を消しろうそくを灯した部屋の中…。
いいものを見せてあげると、スンヒョクとジョンミは暗闇の中で踊り出す。
慌てて音楽を消したグミンは、「まさかそれでコンテストにでるつもりじゃ…。」
「そうよ。」と二人。
「放送局の周りには詐欺師がいっぱいいるんだぞ…。」
グミンの言う秘密とは、そのときのこと…。
「詐欺師に騙されてナイトクラブに売り飛ばされそうになった君を、僕が助けたんだ。」
「一生秘密にするって言ったじゃない。今頃になって持ち出さないで。」
いきなりヒョンスクを抱き寄せるグミン、抵抗するヒョンスク…。
昔の劇場の火災の話をする武術ハラボジに、私も覚えているとチョルヒ。
「コメディアンが歌手を助けたんだろ。」
「いいえ、ヒョンニム。それは、イリ駅の火事ですよ。」
そのまま撮影準備に入るスタッフたち…。
「覚えてるんですか?」と訊ねるハン・ジュンギルに、
「あぁ、有名な事件だから…。」とチョルヒ。
「それじゃ、そのときの他のことは覚えていませんか?
急に安国洞に関心を持ったり、記憶が少しずつ戻っているようです。」
「記憶が戻るのは、いいことなのか?」
「もちろんです。家族のことも思い出しますよ。」
「もしも、私が警察に追われる罪人だったらどうする?
それなら、記憶が戻っても戻らないふりをしなくちゃならん。」
「我々の美男先生は、とってもいい人で正直な市民だったはずです。
こんな美男の罪人なんていませんよ。」
疲れて部屋で寝ているマリに、「心配事があると疲れを感じるのよ…。」とヒョンスク。
そこに、クク・ヨンスが道場からの届け物を持ってやって来る。
「どうして私の家がわかったの?」
「道場の名簿に載ってますよ。ルオ師匠からの湿布薬です。」
と、ヨンスはルオからのメモを…。
『朝起きると痛みがあると言ったでしょう。湿布を体中に貼ってください。
温かいお茶をたくさん飲んで、部屋を暖かくしていればよくなります。』
「ヨンス、ごめんね。このところいろいろあって、あなたのことを考えることすらできないの。」
「考えないでください。」
「勉強ちゃんとしてる?」
「できるわけないでしょう。地下の借家でハルモニと暮らしている子供が、
勉強できるなんて聞いたことがありません。」
クッションでヨンスを叩くマリ…。
「地下室でハルモニと暮らしている子供だって勉強ができるってことを、
あなたが他の人に見せてあげるのよ。次は、教科書を持って来なさい。」
「嫌です。」
「それじゃ、どうして私に会いに来たの?」
「先生に会うといつも、死にたいという気持ちがなくなるんです。だから来るんです。
起きてください。師匠が少し散歩したほうがいいって…。動かないと痛みが続くって。」
屋外の演奏に耳を傾けるマリとヨンス…。
「ルオ師匠は先生のことが好きなんですね。」
「弟子の面倒をみてるだけよ。」
「恋愛相談プログラムに聞いてみたらどうですか?絶対に関心があるって言いますよ。
携帯に自分の話を録音してそのファイルをアップするだけでいいんです。超簡単!」
ブックコンサートのポスター撮影をするイ・ムナク。
彼に写真選びを頼まれたドゥジンはも、彼のオフィスにやって来る。
ヒョンジョンのアパートに、料理を届けにやって来たパク総務…。
冷蔵庫に並ぶビールに、「彼女アル中ね!」と…。
そして、スンオクへの悪口を言い始める。
「自分の娘への用事を頼んでおいて、絶対にタクシー代をくれないんだから…。」
ヒョンジョンはシャワー中!
テーブルの上のヒョンジョンの財布から、お札を抜き取ったパク総務は、、
ヒョンジョンの部屋を物色し始めるが、そこにヒョンジョンがバスルームから出て来る。
「先生に料理を届けるよう言われて…。」と笑顔を見せるパク総務。
「どうせ半分はゴミ箱行きなのに…。」
「今日は一緒に冷麺を食べるって。後で家に来てください、オンニ。」
帰ろうとしたパク総務を呼び止め財布を手にするヒョンジョン…、
一瞬緊張するパク総務だが、ヒョンジョンは財布からお札を1枚取り出し、
「真っ直ぐ家に帰らず、コーヒーでも飲んでって。」と。
「ありがとうございます。こんなことしなくていいのに…。放送局には行かないんですか?」
「休暇中なの。私に出てくれというブログラムもないし…。」
「人気もあって、どの番組も出てくれって言われてたじゃないですか。」
「そんないい時はもう終わったのよ。」
「有名大学を首席で卒業したのに、今はヒョンスクオンニと同じなんですね。
あっ、放送局が冷たいって言ってるんですよ。私はオンニのファンじゃありませんか。
そう、メールが来てましたよ。」
写真を選ぶムナクとドゥジン…。
「これがいい!」と言うドゥジンに、
「キム・ヒョンジョンはこれがいいと言っていたが。」とムナク。
「おや、そんな関係なのか?」
「ポスターの写真を選んでくれと頼んだけで、1番とだけ返事がきた、それだけだ。」
「あっ、僕はヒョンジョン先輩の妹を助けたいんだ。」
ドゥジンから事情を聞いたムナクは、
「イ・記者が助けるのも当然だろう。ただ時間が経ち過ぎているから、
素手で対抗すれば勝算はない。」
「僕もそう思います。それで今やっている番組の中に、
我が国の教育問題のひとつのエピソードとして入れてみたいんです。」
「私が一度会って、話を聞いてみようか?」
部屋でぼんやり携帯を見つめながら、ムナクの言葉を思い出すヒョンジョン…。
『1年休みを取って、私と1年契約で一緒に仕事をしないか。
またテレビ局が君を欲しがるように、私がしてやる。』
そして夜、実家に戻って来たヒョンジョンは、
「今日はどうして皆を呼んだの?家の問題?」と。
「急に冷麺が食べたくなったのよ。」とスンオク。
「それなら、オンマ一人で食べればいいじゃない。」
「皆どうしてるか気になったからよ。誰も何も言わないじゃない。
マリは首になり、ヒョンジョンは番組を降りたし、
ヒョンスクだって何してるか全然わからないし…。」
「マリは、1学期休みを取っただけよ。首だなんて…。」とヒョンスク。
そこに、「ときには、無視もいいことがあります。」とモランが。
「家で冷麺を食べるだけなのに、なぜ指輪をしてるの?」とスンオク。
「これ、最近のトレンドなんです。流行おくれの指輪をして出かけると思ったから、
教えて差し上げようと…。」
「オンマは、どうして自分の指輪してないの?」とヒョンジョン。
「あれは本物のダイヤで、貴重なものだから…。」
「あなたたちのアボジは、私の作った冷麺が大好きだったの…。」と言うスンオクに、
「アボジの話をするつもりなら、帰るわ。」とヒョンジョン。
「話はこれからよ。アボジが私にくれた指輪を売って借金を返そうと思うの。」
「賛成!ジョンミの叔父さんがいい値で買ってくれるわ。」とヒョンジョン。
「それでも指輪は持っているべきよ。」とヒョンスク。
「私があげたお金を使うよう言っているのに…。」とモラン。
「私も売る方に賛成!」とマリ。
「それに、私の料理クラスの生徒さんが、ナム…代表の奥さんで、
その人の息子さんが、ヒョンジョンに会えないかって言ってきたの。」
「写真を見ましたけど、本当にいい男で…。一度結婚してるそうですけど。
6か月で離婚したんだから、一緒に暮らさなかったようなものでしょう。」とパク総務。
「オンマは、結婚で人生を破滅させ、ヒョンスクだって…。それを私にまで、どうしてよ!」
「私が何よ。あの人を紹介したのはオンニじゃないの。」とヒョンスク。
「一緒に勉強しろと言ったのよ。付き合えなんて誰が言った?」
「みんな幸せに暮らすのよ、これからは。結婚したって、オンマみたいになるとは限らないわ。」
「結婚したからって誰もが幸せになるとは限らないのよ。
アッパが出て行って、オンマは寂しい人生だったでしょ。いい男なんてそうはいないのよ。」
「どういうこと?いるじゃないの、チョン・グミンはいい男よ。」
「アッパは再婚するじゃない。」とマリ。
「チョン・グミンは再婚しないと思うわ。マリのことできちんと責任を取った人なのよ。
再婚なんかするのなら、私が行って結婚式をぶち壊すわよ。」とスンオク。
そこにグミンがやって来る。
「たくさん食べてね。あなた冷麺好きなんだから。」とスンオク。
「はい、それで駆けつけました。」とグミン。
「そんなこと言ったら先生が悲しむでしょう。
オモニのために駆けつけましたって言わなくちゃ。」とパク総務。
「もちろんですよ…。」
「再婚、いつするんですか?」と突然グミンに聞くモラン…。
スンオクは、話題を変えるように彼女の冷麺に力いっぱい鋏を入れる。
「もう一回切りましょうか?」
「私も切って差し上げます。歯が弱いんでしょう?」
「いいえ…。」
「再婚は、ヒョンスクが大学に入ったらします。」とグミン。
「それじゃ、大学に行かなければ、しないってことね!」とスンオク。
「冷麺、食べましょう。」とヒョンスク。
携帯を見つめるマリに、「あなた恋愛してるの?」とスンオク。
「いいえ、違うわ。ファイルを送るだけよ。」
「あいつか?」と言うグミンに、「誰?」とヒョンスク。
「マリが通っている道場の奴だ。」
「イモより先に結婚しちゃいけないことわかってるわね?」とスンオク。
「もちろんよ。」とマリ。
その瞬間、「あっ、どうしよう…。」とマリは慌てて席を立ち部屋を出て行く。
道場、マリが送ってくれた瞑想用のファイルを再生するルオ…。
しかし、通りの鐘の音に続いて、「マリさん!」という男の声が。
「あぁ、何か間違いがあったようです。違うものにしましょう。」
ルオは別の曲を流し始めるが、今度はマリの声が録音されていた。
『こんにちは!私は恋愛経験のない29歳のシングルなんですが、
最近、私によくしてくれる男性がいるんです。
私もその人のことが嫌いではありませんが、問題は恋人がいるらしいんです。』』
「ストップ!」と叫びながら飛び込んで来たマリは、ルオに飛びついて…。
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