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【軍事ワールド】
韓国の最新戦車「黒豹」はトラブルの塊、北は時代遅れの「ポンコツ」数で勝負
そもそも、戦車の防御の主役は基礎の装甲板であり、米国のM-1や日本の10式、ドイツのレオパルト2といった現代のMBT(主力戦車)はいずれも拘束セラミックや特殊構造の多重金属装甲など独自の研究によって開発した特殊装甲を採用している。
韓国はこうした特殊装甲の技術に乏しいからこそAPSに目をつけたはずだが、その“防御の主役”を予算不足で廃したのだから、残った防御力は推して知るべしだろう。
そんなK-2戦車でも、北朝鮮の戦車相手なら充分以上の戦力になるはずだった。1対1の決闘ならば。しかし実際には、彼我の台数は10対6で韓国が劣勢だ。
質をうわまわる量
北朝鮮の保有戦車は4300両以上。中身は旧ソ連製のT-72やT-62、T-55など1~2世代前の戦車で、1991年の湾岸戦争では米軍のM-1戦車にさっぱり歯が立たなかった“ポンコツ”ばかりだが、数は圧倒的だ。韓国軍はその6割未満の2400両しか保有していない。そして韓国軍戦車は質=性能も決して誇れるものではない。