日英首脳会談 世界経済成長へ力強いメッセージを

日英首脳会談 世界経済成長へ力強いメッセージを
26日からのG7伊勢志摩サミットを前に、安倍総理大臣は25日夜、イギリスのキャメロン首相と会談し、世界経済の成長にとって、日本とEU=ヨーロッパ連合のEPA=経済連携協定などを推進する、力強いメッセージを今回のサミットで出すことが重要だという認識で一致しました。
G7サミット=主要7か国の首脳会議「伊勢志摩サミット」が26日から三重県志摩市の賢島で開催されるのを前に、安倍総理大臣は25日夜、イギリスのキャメロン首相とおよそ35分間、個別に会談しました。
この中で安倍総理大臣は、26日からのサミットについて「緊密に連携してG7伊勢志摩サミットを成功に導きたい」と述べたのに対し、キャメロン首相は「準備状況もすばらしく、サミット開催前夜に議論できることは喜ばしい」と応じました。
そして両首脳は、政治や安全保障、それに貿易や投資、原子力を含む経済などの幅広い分野で、両国の関係を強化していくことを確認するとともに、サミットの最大のテーマである世界経済や腐敗対策などを巡って意見を交わしました。
そのうえで両首脳は、世界経済の成長にとって、日本とEU=ヨーロッパ連合のEPA=経済連携協定や、TPP=環太平洋パートナーシップ協定など、幅広い経済連携協定の推進に向けて、力強く前向きなメッセージを今回のサミットで出すことが重要だという認識で一致しました。
また、両首脳は、日・EUのEPAの早期実現に向けて、交渉を一層推進していくために緊密に協力していくことを確認しました。