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２５日夜、札幌市の繁華街ススキノの商業ビルの、変電設備などを備えた地下の部屋から火が出ました。火の勢いは弱まっていて、けが人の情報もないということですが、ビルからは１０００人以上の客や従業員が避難し、現場付近は騒然となっています。

２５日午後７時前、札幌市中央区南４条西４丁目にある商業ビル「ススキノ　ラフィラ」の警備員から「変電設備で警報器が鳴っている」と消防に通報がありました。
消防によりますと、ビルの地下３階にある変電設備などを備えた部屋から火が出たということで、消火作業が続けられていますが、火の勢いは弱まっているということです。
このビルは地上８階建てで、衣料品店や飲食店などが入っていて、消防によりますと１０００人以上の客や従業員が外に避難し、現場付近は騒然となっています。
警察によりますと、これまでのところ、けが人の情報は入っていないということです。
また、ビルの内部で停電が起きているほか、周辺の街灯や信号機も一時、明かりが消えたということで、北海道電力が詳しい状況を調べています。
出火当時、ビルの５階にいたという男性は「館内の電気がいきなり消え、『避難してください』と言われました。訓練ではありませんというアナウンスもあり、びっくりしました」と話していました。