新たな学術用通信ネットワーク開通

新たな学術用通信ネットワーク開通
全国の大学や研究所などを結んで研究データなどをやり取りをする学術用の通信ネットワークが、これまでの2.5倍のデータが扱えるようリニューアルされ、開通式が行われました。
全国の大学や研究所などを結んで研究データなどをやり取りする学術用の通信ネットワークは、国立情報学研究所を中心に全国850余りの学術機関が参加して運用されていますが、ここ数年、扱うデータが飛躍的に増えているため設備を増強してリニューアルされることになりました。
25日都内で行われた開通式には、国立情報学研究所の喜連川優所長や全国の大学の学長それに通信会社の代表らが集まりカウントダウンして、「SINET5」という名前で整備された新しいネットワークの開通を祝いました。
従来のネットワークでは、速いところで毎秒40ギガビットのデータのやり取りができましたが、新たなネットワークでは、この2.5倍の毎秒100ギガビットで通信ができます。
これによって、現在のハイビジョンのおよそ16倍の情報量がある、高精細の8K=スーパーハイビジョンの映像で手術の様子を中継し、医療の研究に生かすといった活用なども期待できるということです。
また、今回、これまでのアメリカに加えて、ヨーロッパのネットワークと結ぶ回線も設けられたということです。
喜連川所長は「今後も研究で必要になる通信量は増えていくと予想される。すべての学術分野で活用される最先端のIT基盤を支えていきたい」と話していました。