読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

元コンサルタントな歴史家―ドイツから見た日本

大学で近代日独軍事史を研究する伊藤智央のエッセイ。ドイツと日本に関する批判的な評論を中心に海外生活の実態をお伝えしています。留学や移住に関するイメージもお伝えできればと思います。

人気ブログになるための仕組みを解説―読者目線で捉えた読者行動の流れ

遊び・観光 遊び・観光-ブログ運営

人気ブログになるためには、ただブログを更新しているだけでは足りません。

「記事の量が増えればアクセスも増える」というのは間違っています。正しくは「良い記事の量が増えればアクセスも増える」ということです。

それに加えて、読者がどのようにブログにたどり着いて、読者になったり別の読者を呼び込んでくるのかを考え、それに応じて、対策を打っていくことが必要です。*

*ここではPV数の高いブログを人気ブログとしています

ブログ運営のための科学的手法

PVアップ・チェックリストの問題点

確かに個々の対策については他サイトでも紹介されていますが、読者の流れを意識した形で整理されていません

たいていは箇条書きになっており、なぜそれらの対策が必要なのか、それをすれば読者行動のどのフェーズに効いてくるのかがわかりません。

よくあるPVアップ方法紹介記事は「ブログを○○万PVまでアップするための○○個の方法」といったものではないでしょうか。

個々の対策が一体読者行動の何に効いてくるのかを考えることで、他人が箇条書きにした対策チェックリストに頼りっきりになるのではなく、自分でPVアップの方法を考えることが出来るようになります。*

*PVと収益性は別の話です。というのもPV数が低くても収益が高いサイトもあればその逆もあるからです。ですので、ここではPV数アップの方法に絞って解説します。

チェックリストの弊害

読者行動の流れを考慮したアクセスアップ対策

読者の流れとそれぞれのフェーズで重要となる対策は次の表の通りとなっています。

人気ブログになるためには読者目線でブログを設計する必要がある

詳しく見てみましょう。

認知

ここでは、潜在的な読者にブログ・ブログ記事の存在を認知してもらう必要があります。つまり、検索画面でタイトルが表示されたり、SNSで記事が紹介される状態を指します。

認知されるためには当たり前ですが、読者のディスプレイにブログが紹介されている状態でなければなりません。

既存読者は定期的な訪問やRSSやSNSでの更新通知を通して記事が更新されていることが認知されます。

そのため、ここで重要なことは、SEO対策であり、SNSでの更新通知です。

読者に認知されるフェーズではSEO対策が必要となる

SEO対策については

参照記事:SEO対策でブログ運営者がやるべき6つの項目

私のSEO対策

私のSEO対策はタイトルのワーディングぐらいです。

そのためには実際にGoogleで自分の記事と似たキーワードで調べてみたり、Goodkeywordで検索して、検索ボリュームとライバルをチェックしています。

それとパン屑リストの設置とGoogle Search Consoleへの登録もあります。こちらは一度設定してしまえば後は何もすることはないので、記事内容に集中しましょう。

私のSNS対策

SNS対策については、私はTwitterで似た興味関心を持っている人を出来るだけ取り込もうとしています。

SNSの利点は、似た関心を持った読者層に直接アクセスできることでしょう。この読者層の方にブログに来てもらえれば複数の記事を読んでもらったり読者になってもらえます。これが検索からくる読者との大きな違いではないでしょうか。

選択

次に、読者の画面に表示されている検索結果や記事紹介をクリックして実際に記事を見てもらう必要があります。

読者に選んでもらえるブログになるためには記事タイトルを練りこむ必要がある

記事タイトルの重要性

ここで重要となるのが記事タイトルです。

確かにタイトル以外のディスクリプションも小さな文字サイズで表示されていますが、閲覧するかどうかという判断の中心材料となるのはタイトルです。ですので、タイトルが他の記事よりも魅力的で、思わずクリックするようなワーディングを選びましょう。

読者のほとんどは、ネットの大量の情報からタイトルだけで、読みたいかどうかを判断しています。ですので、最も大切なところです。時間をしっかりかけましょう。

当たり前ですが、なるべく左(冒頭)に重要キーワードを入れるようにしましょう。

参照サイト:圧倒的に読まれるブログの記事タイトルを作る、9つの基本テク | 文章・記事 | ブログ部

ここで私は、Google Search Consoleを使って、各記事ごとのグーグルでのクリック率を確認しています。

クリック数÷表示回数が明らかに低い場合、タイトルに問題がある可能性があります。そのため、定期的にクリック率の低い記事のタイトルは見直しています。

アイキャッチ画像の重要性

補足ですが、アイキャッチ画像も重要です。特にSNSで紹介される場合、アイキャッチ画像とともに記事が紹介され、画像がその記事の印象を決めてしまうこともあります。

私は複数の写真サイトから写真を使っています。

参照サイト:

  1. 写真AC
  2. Free Images - Pixabay
  3. Collections | Unsplash

読了

読者が内容への不満からブログから途中で離脱してしまうのではなく、記事を最後まで読んでもらいたいものです。

記事を最後まで読んでもらうためには記事の質を担保する必要がある

そのために重要なことは、コンテンツの質です。ブログには文章スタイルによって様々なタイプがありますが、読んで面白い、次も読みたいと思ってもらえればしめたものです。

参照サイト:ブログのタイプを適当に分けてみた。適当だから気にするな - あれこれやそれこれ

どのタイプのブログであろうといい記事を残したいのであれば、記事内容の推敲、記事の後からの修正・削除は必要となります。

私の推敲スタイル

ちなみに私は記事は一気呵成に書き上げて、その場でアップロードしません。書き始めてから3日ぐらい寝かせてからアップロードします。寝かせている間は気が向いたときに記事に手を入れます。

時間をおいたほうが、書いた時には気が付かなかったことに気が付くようになり、文章の推敲が効果的になるからです。

私の修正スタイル

過去記事に関しても、適宜修正しています。特にGoogle Analyticsを見て、直帰率が高い記事は、なるべく記事内容の質を高めたり、内部リンクを訂正したりします。*

*もちろんそれ以外にも高い直帰率の原因はありますが、それは類似の記事がないという何ともしがたい理由です。ですので、今できることである記事修正に力を入れましょう。

私の削除スタイル:Little is More

また、現在から見て、「こんな記事誰が読むんだよ」と思える記事は、(涙を呑んで)削除します。ただ、html自体は別に保存しておきます。

記事の削除は、SEO対策としての効果を別としても、読者視点でみると、一つのクズ記事でそのサイトの印象が下がってしまうからです。普通読者はブログ記事すべてを読むわけでなく、数記事しか読みません。そのため、クズ記事だけでブログを判断されないようにするためです。Little is Moreです。

再選択

ここでは読者にさらなる行動を起こしてもらいます。

読者に次なるアクションを起こしてもらうためにはレイアウトが大切となる

具体的には

  1. 読者になること
  2. 記事をSNSで共有すること
  3. 別の記事を読むこと

の3つが挙げられます。

読者になってもらえるための工夫

特に1と2については、レイアウトが重要となってきます。レイアウトでCAT各ボタン*がわかりやすいように表示されるように設定し、かつ場所も重要となります。

*Call to Actionボタン。次の行動を起こしてもらうための、SNSや読者登録ボタンのこと。

私は、読者ボタンはPC:サイドバー、スマホ:フッターかつ記事下に、SNS共有ボタンは記事下に設置しています。

想定している読者行動の流れとしては以下の通りです。

  • 記事を下まで読んでみて、記事内容が面白ければすぐに共有、もしくは記事が面白すぎて更新通知が欲しいので読者になる
  • サイト内を回遊してみて、サイトに興味が出てくればどのページからも到達できるサイドバー/フッターで読者になる

訪問者を一見さんにしないために

訪問者に複数の記事を読んでもらえるようにするためには、関連記事が記事下に現れるように設定しなければなりません。

また、今読んでいる記事がどのカテゴリーなのか、そして自分でそのカテゴリーの中から興味のある記事を選べるようにすることが重要です。そのためにはナビゲーションバーとパン屑リストが必要となってくるはずです。

参照記事:コピペで『はてなブログ』に『パンくずリスト』を設置してみました - wepli.2

ブログのレイアウトについてはPC版、スマホ版ともにカスタマイズしているので、私のブログと自分のブログのレイアウトを比べてみてください。何が違うのか、どちらのほうがユーザーフレンドリーなのかを考えてみてもらえればいいでしょう。*

*私のレイアウトが一番と言っているのではありません。

ブログレイアウトのカスタマイズ

まとめ:ブログ運営は科学?

読者視点からブログをどのように運営すれば人気ブログになれるのかを解説してきました。特に読者の流れとタイプを想定すること重要になるでしょう。

そのことを意識してブログ・デザインを考えていくと、単なるチェックリストに沿ったカスタマイズではなく、独自かつユーザーフレンドリーなカスタマイズが出来るはずです。

ブログの記事内容はその人の個性が出ますが、それ以外の読者をどのように誘導するかという導線設計は科学とも言えます。せっかくいい記事を書いているのに、見られないという悲劇を避けるためにも導線設計をしっかりしていきましょう。

<Amazonアソシエイト・プログラムについて>

伊藤智央は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。


<当サイトのプライバシーポリシー>

当サイトでは、第三者配信による広告サービスを利用しています。このような広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、当サイトや他サイトへのアクセスに関する情報 (氏名、住所、メール アドレス、電話番号は含まれません) を使用することがあります。このプロセスの詳細やこのような情報が広告配信事業者に使用されないようにする方法については、ここをクリックしてください。

・Google は第三者配信事業者として、Cookie を使用してサイトに広告を配信します。

・Google 広告 Cookie を使用することにより、お客様のサイトや他のサイトへのアクセス情報に基づいて、Google や Google のパートナーのユーザーに適切な広告を表示できます。

・ユーザーは Google の広告とコンテンツ ネットワークに関するプライバシー ポリシーにアクセスし、Google 広告 Cookie を使用しないよう設定できます。


Copyright © 2015-2016 元コンサルタントな歴史家―ドイツから見た日本 All Rights Reserved.