蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】エルドレッド2発4安打 首位・広島、直接対決でG粉砕2016年5月25日 紙面から ◇広島6−0巨人
広島のジョンソンが2試合連続完封で6勝目。制球良く攻め、4安打に抑えて三塁を踏ませなかった。打線は2回に小窪の右前打で先制。エルドレッドが4回にソロ、4−0の8回には14号2ランを放った。巨人は3連敗。 ◇ 誰もがその瞬間に確信した。乾いた打球音が球場全体にこだますると同時に、広島のエルドレッドは両手を高々と突き上げた。マツダスタジアムの夜空に力強いアーチを描く。チームに勝利をもたらす特大の2発だ。 1−0の4回は左翼席上段の看板にぶち当てる14試合ぶりの13号ソロ。4−0の8回無死一塁では、左翼場外へ、推定140メートルの14号2ラン。三塁打ならサイクル安打だったが「三塁打よりうれしい。きょうは全打席でいいスイングができた」。表情は自然と緩んだ。 慢性的な両足裏痛のため、スタメンを外れることがあった5月上旬。痛みを和らげたのは特注のインソールだった。土踏まずの部分が盛り上がったもので「10種類くらい試したかな。今はこれが欠かせないね」。122キロの体重から生まれる衝撃を足の裏全体で吸収することで、徐々に全力疾走が可能になってきた。 2本塁打を含め4安打3打点。先週、来日した両親の前で最高の結果を残した。打率はリーグトップの3割7分8厘。持ち前のパワーに加え、確実性が増したスイングは他球団にとって脅威だ。 「自分の数字は気にしていない。勝利が大事だから」。その言葉が何より頼もしい。強力助っ人が、首位を走るチームに推進力をもたらしている。 (市尻達拡) PR情報
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