ホーチミン=佐々木学、ハノイ=奥寺淳
2016年5月24日20時58分
ベトナム訪問中のオバマ米大統領は24日、ハノイで同国民に向けて演説した。苛烈(かれつ)を極めたベトナム戦争を振り返り、「苦難の歴史に思いを寄せつつ、ともに発展する未来を志向したい」と述べた。かつて米国が支えた旧南ベトナムの首都だったホーチミン(旧サイゴン)も訪れた。25日、日本に向けて出発する。
オバマ氏は演説で、「私は(ベトナム戦争後)初めてベトナムを訪れた大統領ではないが、戦後に成人した大統領としては初めてだ。米兵が撤退した時、私は13歳だった」と切り出し、過去を振り返った。
ベトナム戦争を「冷戦構造と共産主義の脅威」から始まったとし、「戦争はどんな意図があろうとも、苦しみや悲劇をもたらすということを、我々は学んだ」と総括した。
残り:582文字/全文:905文字
トップニュース
新着ニュース
注目の動画
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞国際報道部
PR比べてお得!