運動会練習でピストルの代わりに電子ホイッスル使用

三重県志摩市の小学校では、伊勢志摩サミットの警察の警備に配慮して、運動会の練習で徒競走などのスタートの際に鳴らすピストルの代わりに、ボタンを押すと笛の音が響く電子ホイッスルを使っています。
志摩市の教育委員会は、運動会の練習で徒競走などのスタートの際に鳴らすピストルの音が本物の銃の音とまぎらわしく、サミットの警備に支障が出るとして、小中学校に対し使わないよう要請しています。
首脳会議が開かれる賢島からおよそ3キロ離れたところにある鵜方小学校では、今月29日に開く運動会の練習をピストルの代わりにボタンを押すと大きな笛の音が響く電子ホイッスルを使って行っています。25日朝は3年生と4年生の徒競走や綱引きなどの練習に電子ホイッスルが使われました。4年生の女の子は「ピストルと違って少し音が聞き取りづらい」と話していました。
鵜方小学校の竹内靖教頭は「少し寂しい気がしますが、ピストルの音を怖がる子もいるので、かえってよかったかなと思います」と話していました。