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こんにちは。ディレクターのなっちゃんです。
本日よりWebディレクター&アドマスターきょうへいの新連載「”とりあえず入れてるだけ”になってない? 解析ツールGoogle Analyticsを活用しよう」が始まります。
この連載は「Google Analytics入れたけど正直使いこなせていないなあ……」と悩んでいる人たちのGoogle Analytics Lifeがちょっぴりgoodになるような連載を目指します。流れとしては、Google Analyticsの左カラムのメニュー項目ごとにLIGブログのアクセスを見ながら数字の見方や資料への活用例、事例などをご紹介していきます。
第1回目は「ユーザー」についてです。「集客」「行動」に関しては、本連載の第2回、3回で紹介していきますのでお楽しみに。
きっと中には「データ解析」と聞いただけで構えてしまう人も多いかと思いますが、数字の見方さえ分かると説得性の高いHPの概要資料の作成ができちゃいます。データに基づいた資料は相手の納得度をぐんとあげてくれます。身に付けておいて損はありません。
それでは早速本題へ。LIGブログにはどんなユーザーの訪問が多くて、どういった傾向があるのか見ていきましょう!
ユーザーで見ることができる情報は大きく分けて2つあります。
「数字」と、「属性」です。
などなど
などなど
この2つの情報をもとにサイトを訪問しているユーザーの傾向を知ることができ、傾向を用いてWebサイトのリニューアルや改善をおこなうことができます。それでは細かく、各メニューの内容を見ていきましょう。
もう、ここさえ攻略したらあとはオマケみたいなもの! というくらい、情報がギュッと詰まっているのが、このサマリーというメニューになります。
右上に日付を入力する箇所があります。▼を押すと、カレンダーが表示されるので、見たいデータの期間を簡単に選ぶことができます。ここで選択した期間はこのあとに説明する場所のデータの抽出箇所となります。
デフォルトでは「セッション」の推移が表示されています。「セッション」以外にも「ページ/セッション」「ページビュー」「ユーザー」「新規セッション数」「直帰率」「平均セッション時間」を折れ線グラフで確認することができます。
それぞれの単語がわからなくて大丈夫です。「?」の上にマウスを置くと、それぞれ何であるのかGoogle Analyticsが教えてくれます。便利ですね。
「指標を選択する」をクリックすると折れ線グラフが2つ並べて比較できるので、スクリーンショットを撮って資料に貼り付けるだけで、一気に”っぽく”なります。
また右上の時間別をクリックすると「日」「週」「月」ごとでも見ることができるので、組み合わせを変えて見ることもできます。
今年に入ってから5ヶ月分のLIGブログのアクセスを見てみると、同じ間隔で山ができています。山の高い部分は平日で、下がっている部分は土日になっています。4月末〜5月頭のアクセスが下がっているのはゴールデンウィークの時期ですね。このことから、LIGブログは平日によく読まれていて、休日はアクセス数が下がっていることがよく分かります。
また期間を5月上旬のみに絞り「時間別」に見てみると、「10:00-17:00」のアクセスが多く、「19:00-20:00」頃に一度落ち込み、「22:00」頃に小さな山があり、日付が変わる頃からアクセスが下がってきています。毎日の流れに傾向がはっきり出ていますね。
「日付の範囲指定」での期間の合計数値が表示されます。月ごとに表示して比較することで、先月と今月で数字がどう変化しただろう? ということが分かります。日数で割ると1日あたりの平均を算出することもできます。下記の画像はLIGブログの4月アクセスの累計です。
円グラフで表示されているものが「New Visitor = 新規ユーザー」(青)と「Retuming Visitor = 既存ユーザー」(緑)の割合です。LIGブログでは、新規ユーザーの方が多いということが分かります。
2016年4月にベータ版がスタートし、仲間入りした新しい機能です。今まで、全体の数字を取ることはできていましたが、ユーザ単位でのデータ解析はありませんでした。今回リリースされたユーザーエクスプローラーではユーザー単位の行動を見ることができるのです。ただし、遡れるデータは2016年3月9日までです。それより前のデータは取れていないようです。
「クライアントID」をクリックしてみると、そのクライアントがいつ何のページを見たのかが分かります。
「ユーザーを獲得した日付」「集客チャネル」「デバイスカテゴリ」などユーザーの情報と、どんなページを見ているのかが分かります。「フィルタ条件」で閲覧したページのみに絞り込むこともできるので、Aページを見た人は、Bページを続けて閲覧している傾向などが見えてくるかもしれません。
Webサイトに訪問しているユーザーの属性が見れるメニューです。Webサイトのターゲットを知るためには必須となる情報が詰まっています。
右上で指定した期間内での「年齢」と「性別」の割合が表示されます。LIGブログからは直接、年齢や性別についてのユーザーデータを取っていないのに不思議ですね。どうやってGoogleが判定しているのかは公開されていないので、そのあたりは「あくまでも参考」とし、見ていきます。
まずLIGブログのデータを見る限り、25-34歳の方がダントツで閲覧してくれています。男女比で見ると、男性の方がやや多いですね。
ここではユーザーがどのような環境でWebサイトを閲覧しているのかが見られます。「ブラウザとOS」を見ることで、アクセス数の多いブラウザが分かるので、これからWebサイトのリニューアルを考えている人は対象環境を決める際の大きな手がかりになります。
「ブラウザ環境」だけでなく、「オペレーティングシステム」「画面の解像度」「画面の色」「Flashのバージョン」なども見ることができます。
LIGブログでは「Chrome」「Safari」「Internet Explorer」などdesktopブラウザが多く、その後に「Safari(in-app)」「Android Browser」が来ているのでPCからのアクセスが多いことが分かります。
「ユーザー」でよく見る、または使うページだけを今回は紹介してきました。その中から見えた点は以下です。
つまり、仮説として「若手社会人の男性が業務時間中によく見ている」といえそうですね。なんとなくLIGブログのユーザー属性が見えてきました!
今回は、「サイト訪問者の属性」について紹介させていただきました。
もし、想定していたターゲットに刺さっていないときは、すぐに対策を考えなければなりません。データからヒントを得て、なぜそのターゲットに刺さっていないのか、仮説をたててみましょう。仮説とそれを裏付けるデータ、ユーザー属性となるペルソナの行動などから、コンテンツの中身を見直したり、SNSの露出を変えると良いでしょう。Google Analyticsはそんなときに、あなたの強い味方となってくれるはずです。
次回は「集客」についてです。ターゲットユーザーは一体、どこから流入しているのかについて説明していきます。お楽しみに。
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