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2016年05月25日 08時35分 UPDATE

システム障害50回超 マイナンバーカード発行元の機構トップ続投へ 欠陥も無責任体質も放置して…… (1/2)

マイナンバーカード発行元の地方公共団体情報システム機構は、理事長を続投させる方針を固めた。機構はシステム障害発生から4カ月経過しても責任の所在を明示しない上に処分を行っていない。

[産経新聞]
産経新聞

 マイナンバーカードを発行する地方公共団体情報システム機構は24日、欠陥サーバーのプログラムミスによる50回超のシステム障害で発行が大幅に滞った運営責任者、西尾勝理事長を続投させる方針を固めた。西尾氏の解任権を持つ機構代表者会議議長の飯泉嘉門・徳島県知事が産経新聞の取材に対し、西尾氏の責任を問わない考えを示した。機構は障害発生から4カ月経過しても責任の所在を明示しない上に処分を行っておらず、今後も無責任体質が放置される。

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画像 地方公共団体情報システム機構の西尾勝理事長

 飯泉氏は西尾氏の進退について「市区町村でカードが早期に交付できるように業務運営に尽力していただくことが肝要だ」と続投を支持した。このため、6月下旬開催予定の代表者会議では西尾氏の人事案件は議題にならず、平成29年3月までの任期が容認される見通しだ。

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