こんにちは。中村です。唐突ですが、皆さんアクセス解析って好きですか?
多分この質問に「はい大好きです!」ていう人は多くないはず。
まぁ面倒ですしね。
デジマな領域においては、あらゆる施策(つまり投資)の根拠になるし、PDCAだの仮説検証だのってプロセスにどう足掻いても欠かせないものなんですが、やっぱり面倒臭いんですよ。
何が面倒って…
ま、このへんですよね。
いや大事なのは分かるんです。だってその通りだし、必要だし、それが仕事だし。。。
でも、もしその面倒な部分を『AIがサクッとやって』くれたら?
皆さん一度くらいは考えた事があるはずです。そして、その技術とツールは既に存在しています。今回はそのへんの紹介をしてみようかなと。
各種ヒートマップにABテストなど、フルコンボ機能が売りのグロースツール『SiTest』。
前々から予告はしてたんですが、先日ついにAIによる自動解析レポート機能を実装したらしいです。
そもそも広告代理行をやっていたチームが「解析めんどくさい!なんとかしたい!」と作ってしまったこのツール。
とにかく機能が実用一点張り!て感じでけっこー好きなので最初に紹介してみますね。
レポート内容は「サマリー」「スクロールヒートマップ」「クリックヒートマップ」などを各デバイス毎にエクセル出力という武骨さ。
が、それゆえガチで「そのまま使える」感じがナイスです。これこのまんま会議室で映せばすぐブレストできちゃいます。
それぞれのレポートに『○○のようです。■■してみるのも良いかもしれません』といったAIからのアドバイスが付いていて、とりあえずここから見ればいいのね?ってのが丸わかり。
まだまだ挙動の重さや多機能すぎて難解になっちゃってたりなど改善点はあるものの、現時点でかなり注目のWeb解析サービスかなと。
ちなみに無料。
もともと解析やユーザーテスト、UX設計なんかで有名なビービットのトップアナリストだった二人が立ち上げた「AI解析レポート専門」ツールです。
さすがの設計でUIがとにかく使いやすく、レポートもシンプル。
こちらも無料で利用スタートが可能で、独自タグの埋め込み不要。今使ってるGAと連携するだけで即時使えるのもありがたいですね。
レポートは日毎に更新され、設定した目的に対して人工知能からの直接的なアドバイスや、画面上での改善結果、そこから導ける仮説などがものすごくシンプルに見られるようになっています。
先日はGA本体も非常に苦手としているFacebook投稿の分析機能を追加したとのニュースも入ってますし、とりあえず触ってみるか…で、使うなら間違いなくこれが一押しですね。
さて、最後はちょっと海の向こうの先端ツールも紹介してみようかなと。
ぶっちゃけ「Web解析か?」と聞かれるとちょっと違う…というか、やり過ぎ感半端ない感じのアレなんですが、悔しいことに日本製のツールが今のところ(中村の知る限り)この2つくらいしか無いので、おまけ紹介みたいな感じです。
もともと「ある程度データをスプレッドシートでくれれば勝手にニュースコンテンツ記事を作成しまっせ!」という目的で作られた、脅威のAI文書作成ツール『Wordsmith』を作っていたチームがリリースした超絶マーケティングレポート作成ツール。
GAと連携してのアクセス解析データ出力はもちろん、これに対し(現時点で)世界最強と噂されるAI自動文章作成能力でもって「解析」 ⇒ 「仮説検証」 ⇒ 「レポート出力」の部分を強力にサポートしてくれるらしいです。
SEOアドバイスに、コンテンツ展開提案、PPCの分析にソーシャル流入&エンゲージメント分析レポートまで…。
なんていうか、もはやアクセス解析レポーティングツールどころではなく『Webコンサル根絶やしツール』みたいな感じです。
中の人曰く、相手を説得して次の施策を決定するためのレポートを自動で一瞬で作れるんだとかとかなんとか。マジか。
ちなみに(ありがたいことに?)日本語はまだ未対応とのことでした。
さて、僕自身その辺の界隈でやらせていただいている一人としてまとめながらすごくドキドキしてしまった今回のツール紹介、いかがだったでしょうか?
特に最後のやつとか。日本語完全対応が完成が待ち遠しいようなおっかないような。
とはいえ、これが普及すれば間違いなくマーケティングはその考え方そのものの形を変えるはず。なんですよね。
特殊な技術も知識も必要なく、解析から施策立案、実行後のグロース観点設計までを自動化できる人がガンガン増えていく。たとえば「データ解析できるデザイナー」とか「解析に基づいたグロース施策設計ごとやれるIA」とかとか。
うん。それは、なんとなく面白そうですね。
ワクワクしながら、置いていかれないように頑張りたいと思います。
ではまたー。