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 ギリシャの当局は24日早朝、隣国マケドニアとの国境沿いにある「イドメニ難民キャンプ」の撤去作業を始めた。難民ら約8500人が空き地にテントを張って国境が開くのを待っていたが、政府管理下の施設へ移動させるという。

 AP通信などによると、作業のため、機動隊員約700人がイドメニへ送られた。当局は強制的な排除はしない方針だといい、まずは自主的な退去を求め、5月末をめどに作業を完了する予定だという。移動後、難民らはギリシャで難民登録を申請するかどうか決めるように求められる。

 24日午後までに難民ら1500人以上を乗せたバス32台がイドメニを出た。ただ、難民らの抵抗も予想され、作業は難航する可能性もある。

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