リュウグウノツカイ 泳ぐ姿をダイバーが撮影

リュウグウノツカイ 泳ぐ姿をダイバーが撮影
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24日朝、島根県大田市の海で深海魚の「リュウグウノツカイ」を地元のダイバーが撮影しました。詳しい生態は分かっておらず、泳いでいる姿が撮影されるのは珍しいということです。
24日午前5時半ごろ、大田市の沖合およそ1キロの日本海で、リュウグウノツカイが定置網にかかっているのを漁業者が見つけました。
リュウグウノツカイは、港まで運ばれたあと海に放され、連絡を受けて駆けつけた地元のダイバーが泳ぐ姿を撮影しました。体長は1メートル50センチほどで銀色の体に長く赤い背びれと腹びれがあり、水面近くをゆっくりと泳いだあと海底の方向に潜っていったということです。
リュウグウノツカイは、幻想的な姿から竜宮城からの使者という意味の名が付けられていますが、深海に生息しているため、詳しい生態は分かっていません。
リュウグウノツカイを見つけた土江利之さん(59)は「漁師を30年やっていますが見つけたのは初めてです。竜宮から魚を連れてきてくれればありがたいです」と話していました。また、島根県浜田市にある水族館の藤田剛志さんは「深海から海流に乗って沿岸まで来たのではないか。泳いでいる姿が撮影されるのは珍しい」と話していました。