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 千葉県大多喜町は24日、ふるさと納税の返礼品として使っていた金券(ふるさと感謝券)を5月末で廃止すると発表した。「不適切な取り扱いを是正することが極めて困難なため」と説明している。高所得者の過度な節税に利用されていると批判が集まっていた。

 同町は2014年12月に返礼品の贈答を始め、房総半島の中央まで人を呼び込む手立てとして町で使える金券を導入した。金券額は寄付金の7割と還元率は全国でもトップクラスで、15年度の寄付金額は前年度の約40倍の約18億円だった。

 しかし、高級腕時計や家電など、町の特産とは関係ない高額な商品が通信販売で買えてしまったり、金券自体がインターネットのオークションで転売されたりする事例が続発。アパートの一室や何年も前につぶれたラーメン店のような場所を形式的に借りて出店するケースも現れた。